2021年3月8日月曜日

エナガが早くも巣造りに入った模様。It seems that the long-tailed tit has already entered the nest building.

  野鳥の繁殖期はその種、生息エリア、生息環境により異なると思われるが、今観察中のエナガにおいては武蔵野の野川流域も都心の明治神宮も同じような段階であることが判った。

3日前武蔵野野川流域で撮影したエナガの蜘蛛の巣集め。

 昨日は軽い気持ちで1時間ほど明治神宮へ入ったが、余りの寒さに頭痛が始まり、いわゆる軽い低体温症の様になってしまった。前日が暖かかったため、北関東の研究所に一泊して同じ気温18~9度に対応した服装(長袖アンダー+ラグビージャージ+薄めの迷彩ヤッケ)では9度の気温にはちょっと足りなかった様だ。

 その代わり、エナガの蜘蛛の巣集め(巣作り材料収集)の詳しい状況を撮影出来たので充分な成果があった。相変わらずオオタカは二度ほど高い樹の梢少し下の高度を悠々と筆者の後ろから前方へ抜けていった。

 いくつかの蜘蛛の巣集めの画像があるが、よく見たら二羽でせっせと集めていることが判った。要はつがいで行動しているという事だろう。

 明治神宮の外周路の奥の方で撮影した木の太枝の蜘蛛の巣を啄む姿、それに御苑内部の入り口付近で巣の材料を集める姿を捉えている。こちらも常に二羽で行動しているようなので、巣作り=繁殖行動に入っているのだと思われる。

御苑入り口にたむろしていたエナガ。

 野鳥は巣作りの材料を実際の巣を作る場所のソバでは決して集めないので、蜘蛛の巣を集めているソバに巣があるだろうと思うのは大間違い。カラスを見るが良い、上空を木の枝を咥えて飛ぶ姿があちこちで観られている。

木の枝を咥えて幾度も上空を飛ぶカラス。

昨日3月7日、画面中央と、左下隅にもう一羽!蜘蛛の巣集めつがいだろう。


この引っ張りの姿がとても面白い。



ンーンと!力一杯の蜘蛛の巣採り。しばらくあちこちで観られるだろう。