2021年3月1日月曜日

明治神宮オオタカレポート その1. The Northern goshawk observation report at Meiji Jingu Vol.1

 風が強い日のオオタカ観察を1日前アップしたところ、意外にも多くのアクセスを頂いた。調子に乗って昨日も研究所の帰りに明治神宮へ入ってみた。寒かったが日曜日であることと春めいていて原宿界隈同様人出が非常に多いので、御苑には入らず人気の少ない樹林帯の周回路のみ徘徊した。

 有料の御苑以上に望遠レンズを付けたカメラを提げたバーダーさんと見られる方々が一杯(~と言っても10名程度)来られていた。此処明治神宮のバーダーさん達は基本的に何処に何が居ましたよ・・。と教え合う温厚な方が多く、非常にバードウォッチングには良い環境のような気がした。目つきが険しくギラついたバーダーが多い全国の野鳥の名所で出遭うような自己中心・排他型のバーダーには来てほしくない。いわばバードウォッチングの聖地のような場所だと思った。
バーダーさん同士のコミュニケーションも頻繁で楽しい場所になっている。

 昨日は本来一昨日聴こえたような気がしたサンショウクイの確認に入ったのだが、まったくそれは聴こえず空耳だったのかと意気消沈、しかし遠くでキツツキ系のドラミングの音を今季初めて聴いたので、確実に春が近づいていると思った。明治神宮内の休息所ではソメイヨシノでも河津桜でもない桜が既に五分咲きに成っていた。

この休憩所は3時間休みなく歩き続けた団塊世代には最高のオアシスだ。

 林道を行くとカラスの集団の鳴き声と共に上空を白い猛禽類が幾度も横切るのが見えて、幾度かオオタカと思われる姿が木々の間に垣間見えた。

よーく観察を続けると林間をオオタカが飛ぶ姿を垣間見る事が出来る。

 30分ほど回遊すると数か所でオオタカの枝留まりに遭遇。筆者は双眼鏡は使わないので視力1.5の肉眼で色々生態観察を続けた。そのうち突然オオタカが筆者目がけて飛んできて、頭上2mを通過、後ろの落ち葉の溜まったろ時に着地、何か獲物らしきものを落ち葉と共に鷲づかみして飛び去った。この間あっという間の数秒間!
 しかし、反射的に十数カットシャッターを切っていた。この模様は明日のこのブログで詳細をレポート予定。

 とりあえず今日は色々な場所で出遭えたオオタカの様子をご紹介。この森には数羽のオオタカが居る(最低2羽は画像に同時収録)ので、遭遇するチャンスは意外に多いかもしれない。しかし一般の方々はまるで判らないし気にしないので、オオタカもカラスの方がはるかにウザったいのではないだろうか?
ジーッと獲物を探す目つきだ。

時々向きを変える。人間の椅子の座り直しに似ているのだろうか?


たまに見つめられたりもするが、全然動じない。


なんとこの2枚は周回路の真上の枝だった。数名の方にその存在を教えてあげたが、残念ながら枝被りでしか狙えず、申し訳なかった。