2021年3月26日金曜日

カワセミは時々思いもよらぬドジをするらしい。 The kingfisher shows us funny and stupid things sometimes .

  いよいよ、延期状態の2020TOKYO OLYMPICの聖火リレーが始まった・・・が、初日から途中でトーチの火が消えたりして、決してこのオリンピックが歓迎されていないという感じがして仕方がない。

 何度でも言う。前回1964年の時は、今ほどメディアも発達していないし、TVも地上波だけでBS放送も、CS放送も無い時代。スポーツの大型イベントもサッカーのワールドカップですら日本ではごく一部のファンや関係者の間だけで知られるのみでまだ遠い存在だった。その様子はサッカー専門誌で見る程度の事だった。

 一般的に大きなスポーツ催事と言えば、まだ圧倒的に『国体』つまり国民体育大会とプロ野球、大相撲、プロボクシング等の時代だ。サッカーが蹴球と言われ、ボクシングが拳闘と言われた時代だった。

 そんな時代背景に日本で初めて開催された世界的な’64東京オリンピックへの期待感・話題性はあくまでも高く、何をおいても成功させねばという意気込みと共に官民一体、老若男女、日本全体が一丸になって進んだものだ。神聖なアマチュアスポーツの世界の頂点!誰もが『凄いイベント!』という認識でオリンピックを崇めていた。

 しかし現在の日本(世界を含めて)では、サッカーワールドカップをはじめ、各種スポーツごとのワールドカップ、世界選手権大会が毎月のようにどこかで開催され、あらゆるメディアでリアルタイムに報じられている。そんな中での今回のトラブル続きのオリンピック、前回’64東京オリンピックと比べてみれば期待など全然されていないのが良く判る。

 もちろん、オリンピック貴族と言われるIOC、JOCの構成員、電通など大手広告代理店などの一部の人間達の金儲けの興行と化した現代のオリンピックは’64のオリンピックとは全然違うものなのだが、政府・メディア共に前回同様の『尊いスポーツの祭典』扱いをしようとしている点が「大きな勘違い・大きな嘘」の原点なのだ。

 筆者のような団塊爺、’64TOKYO OLYMPICリアル経験者達は、あの時の感動・感激以上のものはある訳がない‥と思っているし、今の若者達にとっては、数多い大型スポーツイベントの中のOne of Themでしかないのだろう。盛り上がる訳が無い事くらい誰でも判るだろうに。

 更には新型コロナウイルスの世界的パンデミックの最中(さなか)無理に開催するのは如何なものか?開催する事で感染者をガンガン増やしてしまうし、数万人の海外からの渡航者が日本で感染したり、病に倒れてもコロナ禍で満杯の日本の医療がそれに対応できる訳がない・・、という感染症専門家の意見が圧倒的なのに、政府なりオリンピック関係者はこの先どうするつもりなのだろう。

 本来こういうジャンルは週末のネタなのだが、聖火リレーが無理やり始まったのでちょっと触れておいた。


 野鳥の話に戻そう、今日は久しぶりにカワセミ。

 東京近郊の名刹の境内にある池で活動中のカワセミ君(オスしかいないようだ)、真冬の小さなメダカのような魚ばかりの採餌に比べ、春になって気温が上がり活性化した普通の魚をゲットできるようになって面白いシーンを見せてくれたのでレポート。

おーい!とか言っているんじゃなくて、ペリットを出そうとしているのだ。※(ペリット=食べた魚のウロコや骨など消化できにくいものを白い卵状の固形物にして吐き出す)

で、ダイブ!



見事大物をゲットして浮上!

しかし、久しぶりに大きな獲物、真冬の時期はメダカサイズの獲物しか獲れなかったので、こんなデカい獲物獲って興奮したのか?

思わず重みで腰砕け?まさかの水中に横倒しに・・こんな情けない姿初めて見た。

仕切り直しで飛び出すカワセミ。