2014年8月5日火曜日

ノゴマが居る草原の特徴。The characteristic of the grassy plain where is Siberian Ruby living.

 シシウド、エゾニュウ、エゾノヨロイグサ、これらは実はみな山菜の一種で食べられるという。大きなモノは髙さ3mにもなるが、北海道道東の草原ではそのあまりの広さに髙さが良く判らない。実際近寄った所、風が強い海岸近くだったからだろうか、せいぜい人間の背の丈ほどだった。ご存じの通り北海道の植物は大きい。蕗の一種「ラワンブキ」に至っては驚異を感じる、これまたなんと食せるとの事。

 シシウドやエゾニュウ、エゾヨロイグサが生える草原は画像の通りノゴマ、ノビタキ、シマセンニュウ、オオジュリンなどの格好の生活の場となっている。上が少し平らなこれら植物の上で囀ってもらうと非常に撮影しやすいのだが、ほとんどはこれらの頂上部分のすぐ下、枝分かれした茎の部分に留まる事が殆んどなのでなかなか見つけ出し難い。

 8月1日のこのブログで、電線などに良く留まり、囀る時には何故か片足で立っている場合が多いというレポートをアップしたが、草原の草の上ではそう云う事は無い模様。風で揺れ動く不安定な場所ではさすが片足と云う事は無いようだ。同時に草原の場合は猛禽類やすばしっこい四足の小動物に狙われやすいのだろうか?非常に低く、草と草の間を縫うように飛ぶことが多い。
根室から車で20分、落石漁港の丘の上の集落の草地でノゴマ。

エゾニュウだかシシウドだかの花の傘の下でこちらを視ているノゴマ。

大きな「ラワンブキ」の葉に乗って様子見のノゴマ。

草地で飛び回る時は決して高く飛ばない。

移動した事を悟られたくないのだろう。余程良く見ないと判らない。

こちらは霧多布岬への道、民宿エトピリカ村の横の草地で珍しくノゴマの雌。

直ぐに雄が寄って来た。道端の側溝の様な窪みから飛び出した2羽だった。