2014年7月25日金曜日

エトピリカをきちんと撮るには3日間以上の滞在と、計3回の出航が必要! The days of 3 days are necessary to photograph a tufted puffin properly.

 今回道東撮影行は、普段本州以南を通り過ぎていく夏鳥が、北海道でどのように繁殖しているかなど画像で収録する事が目的だったが、やはりメインは日本における絶滅危惧種のエトピリカをこの目で見て撮影する事だった。この先日本国内では絶滅が強く危惧されている野鳥なので、繁殖もここ数年が最後かもしれない。

 漁港から漁船に乗って沖合まで行くのだが、7月22日、23日は台風のうねりが入り、おまけに23日は結構強い雨で散々だった。しかし3日間ともエトピリカは撮影できた。特に今日は晴れで風波があったもののウインドサーフィンをする者にとっては「風ないねー!」といった程度のレベルの風なので、全く問題なく撮影できた。前2日間は練習の様なもので、エトピリカ他道東の海鳥の特徴を知る事と、船に乗って揺れる船上で如何に撮影するかの練習日の様なものだった。

 いきなり行って漁船に乗って天気が良くても思うとおりの画像は撮れないだろう。波しぶき対策、雨対策など経験してみないと判らないことだらけだった。詳細は帰京後再度アップしてご報告したい。
ポイントに近づいた途端、ネイチャーガイド国際プロの新谷さんが早速沖合から戻ってくるエトピリカ成鳥を発見!オオセグロカモメと併走。

連日海霧で見通しが悪い道東南部海域、なかなかこういうシーンをモノにする機会は少ない。

他の海鳥より高い位置で飛翔するとの事。

10分も経たないうちに3羽のエトピリカ成鳥を発見!

1羽のエトピリカはイワシを一杯頬張っていたようだ。

これは着水直前の姿勢。繁殖期以外は殆ど海の上で生活するという海鳥。