同時に確実な事ではないが、今まで3年間連続で巣立ち後の幼鳥教育が行われた人吉城址・木山の淵付近での幼鳥教育が今段階でなされていない。今までは5月末に5羽以上の親子が飛び回っていたのがパタリと今年は無い。前々から懸念していた、長崎国体カヌー競技に向けての事情を良く知らない県外選手たちの練習による影響であって欲しくはないが、確率は非常に高いかもしれない。もしそうであれば、事前に警鐘を鳴らしたにも関わらず、ヤマセミと人間の共生が成されなかっと云う事に成るだろう。
今回のカヌー練習地域拡張を既成事実化して、来年も同様の事が繰り返されるようでは、事実をメディアに公表して善処を訴えていくしかないだろう。
今日の画像は、その問題の木山の淵付近で昨年子供の教育を行う母親と雌の幼鳥の観察画像。
木山の淵の少し上流の大木がヤマセミ親子の集合場所。
時には5羽が集う事もある。すぐ上の段の枝にミサゴがじーっと留まっている事が多い。
母娘の教育飛行。
羽根休めには蔦の蔓(つる)が一番のお気に入り。
その付近での教育レッスン
母親は雌の幼鳥、父親が雄の幼鳥を教えている様はここ3年の観察で判明。
やはり、動物の子育てには女性は女性にしか教えられない何かが有り、雄にはオスにしか教えられない何かが在るような気がしている。人間は時として母親が平手で男の子の頬を叩き、プライドをズタズタにしてしまうなど、男の子の持つ心まで撃ってしまう事が良く有るようだ。人間の若い母親も父親も、少し自然界のヤマセミの子育てを学んだらどうだろう?