この中標津町郊外の広大な緑地帯はヒグマの通り道に成っている事もあり、数年に一度程度の頻度だがど真ん中をヒグマが通る事が有るという。軽自動車で見廻っている管理の方に御聞きしたので確かだろう。とにかく人が居ない、人気が無い北海道の森は多少不気味だ。
同時に野鳥の声も少ない。街中の草地の方が遥かに野鳥が濃い。これはいつも思う事だが、完全に自然の森林地帯は野鳥の生息分布が密ではないのだろう。ウグイスだけが甲高い声で囀っていた。今日の画像はこのエゾコゲラが桑の実を採餌しているシーン。
太い幹にへばりつくスタイルではなく、普通の野鳥の様に細枝に留まる事が多い。
まだ熟れていない赤い桑の実には見向きもせず左上隅の熟れた黒い実に視線が・・・。
ご存じの通り桑の実は熟れると黒ずむ。真ん中でハエが留まっているのも熟れた黒い実。
きちんと熟れた実だけをつついている。
人間も野鳥も好んで採って食べるのは甘みが出ている実だけのようだ。