私の師匠、人吉橋の傍にお住いの古江之人さんの話だと結構珍しい事だしじっくり観察させてくれないので撮影出来れば幸運だという事だった。東京の新宿御苑の池にもオシドリは飛来するが、開園中はまず人目の在る所まではなかなか出てこない。数的には50羽以上来ているが撮影となると非常に難しいのが定説だ。
その意味からすると今回の川辺川のオシドリたちには感謝したい。しかし翌日もっと撮影しようとしたら全く一羽も居なくなっていた。あっけにとられたが、渡り鳥というものはそう言うものなのだろう。それに比べると去年天狗橋近辺に長逗留していたアカツクシガモはきっと異例だったのだ。
最初は浅瀬で頭を持ち上げ合戦が始まっただけだった。
そのうち、一羽のメスを取り囲んで、それぞれが胸を張ってそっくり返り始め、間合いが詰まってきた。云わば押し合いへし合いの押しくら饅頭状態?だからオシドリかと思う程。
だんだん頭の持ち上げ合戦が激しくなっていく。
同時に2~3羽がディスプレイを繰り返すようになった。
そのうち立ち上がって羽ばたき合戦が始まった途端だった!
いきなり、2~3羽がメスに向かって近づこうと体当たりをし始め・・・。
そのあまりの凄さにオスたちを尻目にメスが左に逃げた瞬間。この後全員がメスを追いかけ別のエリアで同じ事を繰り返していた。いわばお祭りみたいなものだろうか?
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