漁船がすぐ脇を通過しても全然微動だにしない。薄目くらいは開けているのだろうが堂々としたものだが、単に慣れただけなのか?潮がだんだん引いて行く時間帯になったので徐々に1~2羽ずつ沖に向かって飛び始めた。この機を逃してなるものか、昨年12月の時は飛翔シーンで良い画像が撮れなかったのが悔しくて、今回再チャレンジするのだからきちんと撮りたかった。
浜や中洲から飛び立つのと違って、水面まで3mほどの場所から飛び立つので少し他の場所とは雰囲気が異なっている。航空母艦からゼロ戦が飛び立つときの映像にちょっと似ているかもしれない。風が入るとふわっと浮き立つのが見事だった。あれだけ大きな野鳥がふわっと浮く瞬間は骨が空洞になっている分、相当軽いのだなという事がこの時に良く判るような気がする。
一見連続で撮影したように見えるがこれからの画像は3羽の個体が入り混じっている。最初の羽ばたき一発は豪快だ。
飛び出しから沖に向かうまでの飛翔のフォルムが非常に綺麗なのでご覧いただきたい。
主翼を折り曲げても優雅さは保っている。
Spoonbillという英語の意味が非常に良く判る正面顔。
主翼全長に比べなんと顔の小さな事よ。何となくB-52の離陸の時に似ていないか?
白と黒だからこそのシンプルなデザイン、印象的だ。