2022年4月5日火曜日

桜と野鳥のコラボレーション画像、花鳥画の写真版 その4. Collaboration image of cherry blossoms and wild birds, photo version of bird-and-flower painting Part 4.

  昨夜から今朝に至る海外メディア報道を見て、ウクライナのブチャでの民間人大量虐殺の事実が映像で流されるに至り、筆者の野鳥のブログを進めるにしても、まず一言述べないと居られなかった。

 今回のロシアによるウクライナ侵攻が、まるでNHKのドキュメンタリー「映像の世紀」で振り返る第二次世界大戦の頃の戦争行為を見ているような気がしてきた。

 事実、ロシア軍の軍備・兵器・火器が1940年代のそれから対してあまり進歩していないようだし、軍事専門家たちの分析・説明によると攻め方・戦術がまるで80年前と変わっていない稚拙なものだというではないか。

 圧倒的に兵力で劣るウクライナ側がこれだけ抵抗し、ロシア軍を叩き、国を守っている姿を見ると、量では圧倒的に負けているものの質とその正確性で逆に優位に立っているような気がしている。

 しかし、兵器や資金面、側面からの経済制裁でウクライナを応援している世界中の国々、国連などの国際機関もブチャの虐殺をもってしてもロシアの動きを止められないのが歯がゆくて仕方がない。これは誰もが同じ思いだろう。

 「暴力は絶対に良くない、紛争・トラブルは交渉・会話で解決すべし、暴力反対!」と声高に唱え、親が子を躾けるどのように軽いレベルの体罰(デコピン、尻叩きなど)ですら「虐待だ!」と騒ぐ人々、団体、メディア、このロシアのウクライナ侵攻に伴う悲劇をどう見ているのだ?

 言葉や交渉で解決するなら自ら止めてみなさい!その時だけ「良い子」に成って、激しく言うだけで、自分では身を持って何もしない(出来ない)連中やメディアが多すぎる。

 具体的に今回のロシアのウクライナ侵攻報道を見て「酷いねぇ、凄惨だねぇ、ロシアは酷いね、早く収まると良いねぇ」というだけの人に強く言いたい、「だた見てんじゃねーよ!遠い日本に居ても募金参加とか何かできるだろう?」 

 戦うには金が掛かる、国を守るには金が掛かる。日露戦争で日本が英国から莫大な軍資金を借りた例を挙げるまでもなく、事実なのだ。全く今朝は心が痛む。

 ウクライナで理不尽な犠牲になった一般の方々へ弔意を表し、ルーティンの生活に戻りたい。

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気を取り直して今日の野鳥ブログは桜と野鳥のコラボ第4弾。

 花鳥画の典型と言われると桜と野鳥、今回はその一番伝統的なヒヨドリと花鳥画が発達した頃にはまだ日本に居なかったワカケホンセイインコ。

 いずれも世田谷区の奥沢付近での撮影。

 筆者が卒業した世田谷区立奥沢中学校から見上げる高台=大岡山に東京工業大学が在る。かってはこのキャンパスが外来種のワカケホンセイインコのコロニー・塒だった。

 しかし、キャンパスが大規模な工事を開始し、ワカケホンセイインコの大群は三つの群れに分散。東京各地に散っている様だ。毎朝三鷹の筆者の愛犬散歩コースの真上を飛んで行く姿が最近半減したのもこのせいだろう。 




嘴の先が黄色いのは蜜を吸うためサクラの花の奥まで突っ込んだ証拠。

蒲田の方まで流れる呑川沿いの桜並木に居た。


基本的に警戒心はそう強い方ではないが、こうして撮らせてくれたのはラッキーだった。