2022年4月15日金曜日

東京の奥座敷、乙津花の里でツバメの空中戦に遭遇! Encounter a swallow aerial battle at Otsu Hana no Sato, the west side of Tokyo!

  著名写真家さんの参加する花の名所(簡単な表現だが過去視た事が無い凄さ)でのポタリング(散歩)撮影会へ仲間と参加を目論んでいたが、声掛けた友人全てが先約ありで未遂に。しかも台風1号の影響や筆者家族の一人に新型コロナ濃厚接触者の疑い(2日後陰性確認)が出て参加受付のチャンスを逃し、催事当日には参加できなくなってしまった。

 しかし、昨年から気になっていた場所だったし、片道1時間半で行けそうなので昨日朝5時に三鷹の家を出て始発電車で行ってみた。

 筆者は基本的に野鳥など自然の動植物の生態観察撮影がメインなので、景色・風景、気象・天体、モデル・人物・静物撮影は殆ど経験もない。

 空飛ぶ野鳥・航空機、鉄道・船舶、スポーツを主に撮影してきた。そう、動く物に惹かれるのだ。これは決して大昔の祖先恐竜時代のDNAがなせる業ではない・・と思いたい。

 話が飛んだが、JR終点・武蔵五日市の駅から京王電鉄系の西東京バスに乗って荷田子という停留所で降りて360度見回した瞬間「これはヤバい!」と思ったのだ。

 どの方向にもシャッターを押したくなる風景が在って、まずロケハンを1日かけて実施しなければ不安に成りそうなエリアだ。

 まるで、ずいぶん昔に観た黒澤明監督の映画「夢」に出て来たような場所もはるか遠くに見えたりして、しばらくは何処へ向かってどう動いたらいいのか思案に暮れてしまった。

確かこんな場面が在ったような気がするが・・1㎞程先をコンデジで撮ったのでボケ!

 小雨の早朝7時にバスから降りた客に筆者以外カメラ機材を持った人は誰一人いない。あとから三脚を胸に抱えた女性カメラマンが一人だけ現れたが、やたら鳥の声だけが響く谷間の里だった。

 野鳥撮影をメインにしている筆者の脳の中では白い悪魔と黒い悪魔が戦っていた。「オマエ、野鳥撮るの、花を撮るの?」それほど悩んでしまうほどの「被写体の天国」だった。

 花の様子などはオイオイ投稿するとして、その方面の感性・表現アイディアに関してまったく才能がない事を痛い程知って、尻尾を巻いて逃げ帰った小ぬか雨(傘をさすほどではない)の2時間だった。


 で、今日は帰りがけのバスを待っているほんの5分間に停留所から撮影したツバメのバトル!繁殖期なので餌を空中で親同士が渡し合っているのか?それとも横取りしようとしたバトルなのか、はたまた去年の恨みを晴らす戦いだったのか判らないが、ツバメ同士がもつれ合って落下しそうになる場面など、そうそう出遭えるものではない。

 ツバメとイワツバメが乱舞する様をファインダーに入れ込みたくて狙っていた最中のハプニングだった。被写体によってこれだけ生き生きする自分に笑ってしまった。

手前の樹の梢にピンを合わせ待っていて現れた二羽のツバメ。

いきなりもつれ合う様にクルクル回り始めた。

秒間コマ数6コマのフルサイズなので、本来この手の撮影には適していないのだが・・。


ほんの2秒ほどのもつれ合いで離れて行った・・。