2021年12月19日日曜日

団塊世代はクロネコ延長保証システムの凄さを実感した! The baby boomer generation has a Kuroneko extended warranty service with actually experienced and learned how amazing it is.

  筆者はこのブログで投稿する画像の半分以上をコンパクトデジカメで撮影している。基本的にヤマセミやカワセミを中心とする野鳥の生態や動きのある画像は違うのだが、いわゆる物撮りや街中の風情、植物、気象上の空や雲や太陽など殆どのものはコンデジ(=コンパクトデジタルカメラ)で撮影している。今日は何処へ行くにも常時携帯しているこのコンデジの話。

例えば昨日16時ころの14番目の月。コンデジLUMIX DC-TZ90

都心から上がる14番目のほぼ満月。コンデジLUMIX DC-TZ90シャッター優先。

不忍池で80m先のカワセミ Canon SX740HS 

 その機能や機動力はフィルム時代の重たい一眼レフカメラを凌いでいると思う。解像度・センサーの大きさ、その他基本的数値においては遥かに及ばないものの、「撮りたいときに撮りたいものをあるレベルでスムーズに収録できる」点においては遥かに優れていると言って良い。

 しかし、スマホのカメラ機能の発達で、機械音痴、面倒くさい事は避けて生きて行きたい最近の若者たち(~に限らないが)の行動・生態から、その存在が「絶滅危惧種」入りしそうなコンパクトデジカメだ。

左上、LUMIX DMC-TZ3きみまろズーム、時計回りにCanon SX600HS,SX740HS(使用中),Panasonic LUMIX DC TZ-90(使用中)いずれもブログネタ用の愛用機。

 筆者が一番尊敬し、その方向を目指している著名な写真家さんがいる。彼の作品の後ろに在る優れた感性と作品に至るまでのプロセス・行動・努力を真似し、盗み、手本としているつもりだが、如何せんそのレベルは月とスッポンほどもある。

 生きている間にはこの差は到底縮む気がしないのだが、努力だけはしてみようと、毎日最低100回はシャッターを押そうと決めて3年になる。365✕100✕3=109,500回になる。

 つまり、これだけシャッターを押す機会がある訳で、その間落としたり、ぶつけたり、汚れたり、強風の日でゴミが入ったりしよう。SDカードの出し入れも1日5回は数える。これで行けば365✕5✕3=5,475回。普通の人より遥かに出し入れの頻度が高いのはデスクトップPCへの画像データ移動で致し方ない。勿論最近はWifiやUSBコードで繋いで取り込んでもいるが・・・。

 現在使用中のCanon SX740HSの前の機種720HSでこのSDカードの出し入れの底のピンが折れたことがあって、品川のキャノンサービスセンターへ持って行った。

 症状の説明を聴いた数秒後には、16,000円で新品と交換です!といとも軽く言われてしまった。SDカードの差し込み場所のバネの耐久テストなどはしていないと事もなげに言う。同時に、この反応はこの手の故障やクレームが多い事を表していると言って良い。

 要は、デジタル部分やレンズの性能は他社に比べての圧倒的な自信があるのだろうが、アナログ部分の耐久性や消費者の使用頻度、自社製品の品質の悪さで壊れた際の「修理」は面倒くさいから、消費者に金を出させて新品と交換してしまえ!と言う乱暴な企業姿勢なのだ。これがキャノンやソニーに通ずる消費者を下に視て、上から目線で文句を言わせない大手人気企業の体質に繋がっている。

 知り合いの写真撮影ファンに訊くと、ニコンやLUMIXパナソニックなどの消費者センターの客対応は非常に丁寧で、わかりやすい様だ。自分で今回青山通りのLUMIXのサービスセンターへ行った際も全く同様の印象を持った。

 LUMIX DC-TZ90は電子ファインダーが付いているのが最高!遠くの被写体を反射する液晶画面で確認しながら撮影しなくていい・・・、この一点だけでLUMIXはこのクラスではCanonを完全に追い越した。お勧めの一台だ。Canonも現在の人気に胡坐をかいている状態はすぐ先に崩壊の危機を控えている事、判っていないようだ。

 筆者は1960年代からCanonを使っている。フィルム時代の Canon Ftb, AE1,F1の頃からだ。親父の時代のカメラから言えばキャノネットも現存している。8年ほど前からはEF500㎜F4レンズをはじめ、EOS1Dx,EOS5DMarkⅢ、EOS7DMarkⅡ、などなど野鳥撮影時用に高価な機材も増えている。これらの機種をメンテに出したりセンサー掃除でサービスセンターへ行けばニコニコ顔で対応してくれる(こともある)。

 それが、コンデジの場合は「こんなものいちいち持ってくるなよ、直すより新しいの買った方が安いんだよ!」の態度がありあり見える。今回のこのブログで言いたいのはこういったキャノンの体質は今後も変わらないだろうという事。

 1年間メーカー保証と言ったって「落としたんじゃないですか?雨の日に水滴が入ったんじゃないですか?」と根掘り葉掘り訊いて、「メーカーが悪いんじゃありません、お客様の使い方が原因でこうなったんですから保証は出来ません!」と保証逃れの口実を探そうと対応する窓口の係員の顔にハッキリ描いてある。

 で、クロネコヤマトの「延長保証サービス」に入って、キャノンの意地の悪いサービスセンターへ行かないで無償で修理・交換をしてしまう様にお勧めする次第なのだ。

 キャノンは広告宣伝にはメチャクチャお金を掛けるのに、消費者サービスには非常に後ろ向きなのだからこうするのが一番良いだろうと思う次第。キャノンの企業姿勢は日本のカメラ産業の中でも最悪の部類に属すると思う。これはSNS含めてメディアで個人個人で問題提起し、実例を挙げてキャノンと言う企業を叩くしかないだろうと思う。

 今回のこのブログではそちらの方向に軸足を置くのではなく、クロネコヤマトの「クロネコ延長保証サービス」の素晴らしさを解説する回と心得ている。

 ここに、最初にコンデジSX740nHSのセンサーゴミ掃除以来の際の伝票(考え直して預けた翌日引き取った際のモノ)がある。有無を言わさずレンズユニット交換で2万4200円掛かると言う証拠だ。断わっておくがこの時対応してくれた窓口係員の女性は非常に懇切丁寧で、翌日引き取りに行った際も同じ方で同様だった。キャノンと言う企業には問題が多いが窓口の方は(この時は偶然?)非常に良い方だった。


この日は修理をキャンセルして持ち帰ったのでお金は発生していない。が、見積金額の24,200円に注目してほしい。このまま修理したら間違いなくこれだけ掛かるという事だ。

 2万4200円も掛かるのはどうも納得がいかないと思い預けた日に自宅に帰ったら、クロネコヤマトの「クロネコ延長サービス」に加入している伝票が出てきた!

 で、説明を読んでクロネコに電話したらすぐに繋がって翌日引き取りに来てくれるという。梱包だけしっかりとして、メール添付で送られてくる用紙に必要事項を記入して添付しクロネコの係員に渡せばそれだけで良いのだという。

 使用者側の理由で壊れた場合の保証まで含む「プレミアム・コース」に加盟していたのが大正解で、結局無償=自己負担ゼロで修理が終了し戻って来た。修理内容はキャノンの窓口で言われたのと全く同じレンズユニットそのもの全部の交換だった。



 見事に修理完了して戻って来たSX740HS。ファインダーに一切ゴミは無かった。当たり前だ、レンズユニットが新品に成ったのだもの。現行商品で買えば価格ドットコムで見ても4万5千円はする。

上記2枚が修理に出す前のセンサー汚れ・品川のCanonサービスセンターで確認済み。


クロネコ延長保証で修理されて戻って来た画像、汚れが取れている、当たり前か?

 添付された修理伝票を視たら、クロネコに対するキャノンの修理費用は2万円以下だった。個人相手の場合、同じ修理をして2万4200円取るのに、クロネコ相手だと2万円以下って一体どういうことなのだろう?この辺りにも消費者軽視のキャノンの企業体質が表れていると思う。


 自己負担ゼロ、但しクロネコが保険でキャノンがに支払った1万9,360円は、筆者(=消費者)が直接キャノンの窓口で言われた2万4,200円とどうして違うのだ? 

 悪い事は言わない。キャノンの場合メーカー保証など信じちゃダメ。まず消費者のいう事など聞きゃしない。それよりクロネコの延長保証サービスにお入りください!

 キャノンもクロネコ延長保証サービスのお陰で自社のサービスセンターへ修理品を持ち込む消費者が減り「助かる」と思っているのだろうが、企業イメージの悪化とはボディーブローのようにじわじわ効いてくるものだ。この先の展開を注視したい。