2021年12月24日金曜日

ヤマセミ生態シリーズ #2.  獲物をゲットした後の行水行為。 The Crested Kingfisher Ecology Series #2 clean-up dive after getting prey.

  「ヤマセミ生態シリーズ」は、最終版のヤマセミ集大成(ヤマセミの生態を一冊にまとめる)を編纂するために自分の頭の中を整理するために始めるもので、今までも幾度かチャレンジしてとん挫している内容。

 したがって2年前、あるいはもっと前にこのブログで投稿した内容の焼き直しに成るかもしれないがご容赦願いたい。

 Canonの自費出版サイト「PHOTOPRESSO」が12月15日で閲覧すら終了してしまったので、今年出した「ヤマセミカワセミ」の各ページをこの「ヤマセミ生態シリーズ」の回の冒頭に一見開き2ページずつ掲載していこうと思う。


 今日の本題はヤマセミが獲物をゲットして岩なりからダイブしてお清めする様子をご紹介。ヤマセミを観察していると、1日に何度もこういったシーンに遭遇する。好きない時でも4~5回はダイブする。一番多い時の記録は筆者の場合13回。人吉にお住いの古江さんのケースではさらに多くの回数を目撃されている。

 アユやウグイ、ハヤの場合はさほど多くないが、背びれに毒針を持つギギのような底魚の場合ヌメリが強く、何度も水浴びする様だ。

 なお、この水浴びは採餌直後ばかりとは限らず、交尾の直後にメスのみが人間のビデの使用と同じ理由と思われる長い時間の水浴びを記録撮影している。

 しかし獲物をゲットし、それを巣に持ち帰ったり、求愛給餌で相方にプレゼントする場合は口に咥えた獲物を相手に渡した後にこのような水浴びを行う。今回の水浴びダイブがまさにそれ。

メスに給餌した直後のオス。


暫く水中にとどまっていた。







光の具合が良く、今回は上手く記録できた。

少し引くと、獲物をプレゼントした相方のメスが見える。

給餌した後なのだろう、オスは幾度もダイブを繰り返した。

満足したメスが去り、オスが後に続いた。