2020年7月2日木曜日

霧ヶ峰の八島湿原へ行ったら,ノビタキを忘れてはいけない。 If you going to Kirigamine Yashima Marshland, Don't forget the Siberian Stonechat.

 昨日の八島湿原へもたくさんのアクセスを頂いたが、正直筆者は今日の晴れを見越して未明から行こうと思っていた。しかしヤナギランの見頃の時期に行きたかったので、もう少し我慢しようと思ったのだ。ニッコウキスゲを含めてやはり青空背景で高山植物を楽しみたいと思う。

 最近のメディアは非常事態宣言が解除されても旅行客が戻ってこない観光地の嘆きを盛んに報じているが、1~2年は無理だろうと思う。国民の多くは為政者たちが新型コロナウイルス禍に関する「非常事態宣言」を国民の不安の中ギリギリ遅く出し、まだ安心できない状態で解除してしまったという不信感を持っていると言って良いだろう。一般国民はその恐ろしさをメディアを通じて擦り込まれているので、そう簡単に「安心」はしないし行動を始めない。

 それに、一度でもお気に入りの心のふるさとから「来ないでほしい・・。」と言われた観光客・旅行者には「心のわだかまり、恨み、信頼喪失」が生まれるものだ。観光地なり行政・お役人はそれが判らないのだろう。
 いくら割引券や特典を用意しても「安いから行く、おまけがあるから行く」と、本当に思っているのだろうか?観光客をあまりにバカにしていやしないだろうか?観光客。特にリピーターが同じ場所を繰り返して目指していくのは「お金、安さ、特典」じゃないんだという事を知ってほしいものだ。

 この信頼が元に戻るには時間がかかるものだ。仲の良い、あるいは好きな人から「傍に来ないで!」と言われた人間は、それが不可抗力によるものであると判っていても暫く離れるだろう?普通は。信頼を失うのは一瞬で足るが、再びその信頼を得るにはを3年掛かるという事だ。

 補償金目当ての商売屋の不満をそらす意味で「経済活動の再開」を新型コロナウイルス禍の再感染増が判っていながら始めてしまった政府・都庁。
 此処毎日の感染者数増はその判断の間違いを裏付けているのではないだろうか?短絡思考、ノリだけで刹那行動してしまう若者の比率、夜の「三密」が売りの水商売のおかげで連日の数値がどんどん上がっている。一般の人からしてみれば非常に腹立たしい限りだ。

 第2波が来るとか言う前に、そもそも第1波が終息していないのだ!と思う専門家はきっと多い事だろう。テレ朝の羽鳥慎一モーニングショーからあの岡田晴恵博士の姿が消えて、「あー、もう安心なのだな?」と勘違いしてしまう人は決して少なくないと思う。再度出演してイージーな人々に「安心はまだ相当早い!・・。」とトドメを打っていただきたい。

 その後の調査・試用で効果がいささか不安になってきた「アビガン」をすべての医療従事者に!と声高に唱えていた彼女ではあるが、未知の新型コロナウイルスを国や政府に替わって連日解り易く国民に伝え続けた効果は、テレビ朝日含めて称賛されて良いのでは?

 
 ・・・という事で今朝の野鳥ブログは昨日に引き続き八島湿原のノビタキ!


真ん中の草の島は浮島で風で移動するため、毎回場所が変わっている。


早朝は湿原の木道から双眼鏡を使わなくとも沢山のノビタキを観る事が出来る。



殆どここで生まれ渡って戻ってきたノビタキ。またこれから繁殖を始める。