2020年7月22日水曜日

シリーズ、在りし日の球磨川流域の想い出、自然の宝庫 その3。 The Memoriam of Kuma River basin, a treasure trove of nature on a day of the past Part 3.

 今年は梅雨もまだ明けていないのに、いよいよ明日から四連休が始まる。政府の観光関係業界と密接な関係のある二階幹事長と菅官房長官がGo To Travelキャンペーンをごり押しして前倒ししたという記事が今日発売の週刊文春に出ている。あまりにタイミングが良すぎて、文春も政府もツルンでいるのではないだろうかと疑いたくなるような内容だ。


 もしこれが報道通りだとすると日本の政府高官はコロナウイルス禍で火事場泥棒第1号の汚名を着せられる事になるかもしれない。これは昨日のこのブログで掲載した「事に当たる前の事前の準備戦略その他がまるで出来ていない情けない体たらくだ・・。」とは質の違う法律に触れる犯罪に近い内容となる。

 筆者は週刊文集にも文芸春秋社にも知り合いは多いが、ビジネス上の付き合いも金銭的な関係もないので宣伝するつもりは一切ない。しかしこれだけ堂々と報道するからには裏取りはきちんとされているのだろう。政府高官が利権と絡んで悪さするのは昔からいろいろな読み物に出てくる中国に限らず、日本も同じなのだな。ましてや政府にあって中国の国益出先機関と言われている二階氏だもの、さもありなんとも思える。

 いずれにせよ、再びこれだけコロナウイルスが全国に蔓延し始めているというのに、多少金額が安くなるからと、人に菌を移す可能性と移される可能性という不安を抱えたまま旅に出ようとする旅行者の気が知れない。またそれを期待する観光業界関係者の気も知れない。筆者に言わせれば「皆あほ」である。旅行になど行かない東京在住者にとってみれば、こんな時期に予約して、都民がキャンペーン対象ワク外に成りキャンセル料が返って来る来ないなどどうでもいい問題だ。キャンペーンに釣られて予約した者たちの自業自得だろう?「安いから、得だから行く」のは本当の「旅好き」ではないと思うが如何?

 という事で、この連休の様子を注視してみよう。

 昨日の続きで「在りし日の球磨川流域の想い出」第3弾は流れてしまった矢黒の淵下流に在る白い道路鉄橋西瀬橋。

 此の西瀬橋は人吉市の住宅街に存在する古いトラス鉄橋。実はヤマセミが居ついていた重要な橋だった。NHKの「ニッポンの里山」の人吉ヤマセミ特集でも幾度も取材収録した場所だ。筆者も静止画も動画をたくさん収録している。

 全部が流れたのではなく、1~2スパンだけ流出したようなので、再生復旧は早いだろうと思う。重要な生活道路なので仮設橋は早いと思うが、完全に復旧するのは1~2年かかるかもしれない。そう遠回りはせずに人吉市中心部へ行けるが、昼間でもライトを点けるような山間部の狭い道路を迂回するので、交通事故が多発するかもしれない。居住者は大変だ。

冬季の早朝は殆どこのような川霧が発生する。海の気嵐(けあらし)のような状況に成る事もある。

球磨川左岸下流部から撮影した西瀬橋。

上流部右岸から撮影した西瀬橋と矢黒の淵。

西瀬橋の橋脚はヤマセミの羽休めの場所。長い時は最長75分も対峙した。

寝ているんじゃないかと思うほど落ち着いてリラックスしていた。此の西瀬橋をダンプカーがガンガン渡っているのに全然気にしない。

今はコースが非常に短くなってしまった球磨川下りだが、西瀬橋上流部の矢黒の淵は瀬と淵の変化にとんだ唯一の見所となっていた。

矢黒の淵では野鳥などを身近に観る事が出来る。野鳥の方も慣れっこに成っている。

川下りの船の上の木の枝にヤマセミが留まっていたりする。対岸川原から撮影。

西瀬橋を越えると広い浅い流れになる。