2020年7月4日土曜日

人吉市附近のヤマセミ観測地が豪雨で大変、緊急事態の様だ。 It seems that there was an emergency due to heavy rain at the Crested kingfisher observatory near Hitoyoshi City.

 今朝5時起きて、小雨になったのでいつもの通り犬を連れて散歩に出て戻り、テレビでNHK総合を見たら熊本県の球磨川流域、芦北界隈、八代市内、鹿児島県の薩摩川内、いずれも毎年数度訪問して車で回るところが大雨で大変な状況だというではないか!

 4年間連続で水質日本一の河川の一つ球磨川がカフェオレ色の泥水であふれている姿は、各県・国交省の河川定点監視カメラを見てもえらい状態。既に人吉市内は相当な水が出て中心部も1階の半分以上まで水没している様だ。

 その監視カメラもTVのニュースなどが大量に使用していてアクセスが集中し、一般家庭のパソコンではなかなか繋がらないようだ。

 さらにこの状態に追い打ちをかけるように最上流部の市房ダムが午前8時30分から緊急放流を開始するとの事で現場はパニックだろう。お察しする。今テレビで放流が1時間伸びて9時30分になったとの事だが、相当な被害が発生しているようだ、最小で収まってほしい所だ。

 市房ダムがあっても既に人吉市内が氾濫している。もし川辺川ダムがあっても状況は変わらないだろう。むしろ今回の様に市房ダムが緊急放流する様な状態で、川辺川ダムがあったとしたら当然こちらも同じく緊急放流となっただろう。そうなったら人吉市、八代市の氾濫水害は避けられまい。30年前とは雨の降り方が違うと東大教授も説明していた。

 こうなると何をやっても人間の力ではどうしようもない「不可抗力」の域に成るのだろうか?防御ではなくAIやスーパーコンピューター「富岳」などの解析により、事前察知で早期退避が今後の課題になるのではないだろうか?

 今日は野鳥ブログは中止して、しばらくTVを注視しようと思う。

昨日の熊日新聞クリッピングで川辺川の14年連続水質日本一を報じたばかりだった。 

最近よく聞く線状降水帯がまさに芦北から人吉~宮崎に至るすべてに掛かっている。

人吉市内の球磨川支流山田川付近と思われる。球磨川本流が目一杯の水位に成ると、そこへ注ぎ込むはずの支流が注ぎ込めなくなり合流付近で氾濫が起きる。球磨川本流には数十か所の樋門が設けてあり、球磨川本流が増水しても支流部へ逆流してこない様になっているが、共に大雨の場合はその合流樋門付近で洪水人あってしまう。今回はこれが多発しているようだ。

何度この道を車で通過している事だろう。市房ダム湖の放流は一旦保留になった。 

此処は野鳥観察で毎日観察する西瀬橋エリア、信じられないような水位だ。

この橋は車が1台やっと通れる幅で、今まで100回は通過している良く知った場所。