2020年4月26日日曜日

こんな日曜日は2か月前、早春のヤマセミに癒される。On Sundays like this, I am healed by the Crested kingfisher of early spring two months ago.

 いよいよ昨日から真っ暗な今年のゴールデンウイークに突入したようだが、あまりに例年と違うので面食らっている。週末の休日だけ実験装置を使わせていただけるという事で北関東の研究所に泊まりがけで出向いているが、スタッフや後輩たちも「何でこんな時期に夜どうしの研究などするのだと家族や友人に言われるらしい。

 どのようなジャンル、どんな内容にしろ「研究」という事に没頭したことが無い者にはまず理解できないだろう。先を読んで想像して、仮説を立てて、事実がそうなった時の喜び、達成感は絶対経験した者にしかわからない。

 例えて言えば事前調査して、苦労してセッティングして、思った通りの素晴らしい写真が撮れた時と同じだろう。

 最近の様に、ただスマホやパソコンから既存の情報を得て、それを選ぶ選択脳しか発達していない現代人には、こういったモノを造り出す、今までにない事を発見する行為や研究についてくる喜びを理解できる人が少なくなったのではないだろうか?

 「事実」と「真実」が何なのかを追求する研究は「どうにでも理解できる考え方」や「観る人によって違う様に理解できてしまう行動」を一つに無理やりまとめようとする行為には反発するものだ。
 新型コロナウイルスに関しての「自粛要請」にともなう「外出控え」と「空気の循環しない密空間での人との集合・接近」を混同して諫める風調は、いつしか破綻しそうな気がする。

 新型コロナウイルスは花粉と違って空気中に平均して漂っている物ではなかろう?密室や接近空間での「エアロゾル状態」の飛沫感染は理解できるが、海岸や野山で風が吹いている際の空気を吸いに出ることまで「非難し諫める風潮」はそのうち大きな反動を生むような気がする。他人とつるまず、他人との接近を避け、オープンエアで適度な紫外線を浴びることは、精神的にも免疫力強化的にも大きな効果を上げるのではないだろうかと個人的に思っている。

 ポンコツ政府の施策があまりにも的外れ過ぎて、ニュースを観ていても腹が立つのを通り越して呆れかえってしまう今日この頃だ。今そこに在る危機である医療サポートより、コロナ禍が終息した後の観光・イベント関連の回復費用の方が数倍の規模の予算立てをしている様だが呆れてしまった。

 新型コロナウイルス禍が終息するのはまだ何時だか見えていないのだ。1年掛かるか、2年掛かるか判らない。終息しても皆が解放感に溢れ無防備のまま一斉に動き出せば、第2波・第3波が来て元の木阿弥だろう?スペイン風邪を学べば誰でも判ることだ。

 そんな中、収束した際の経済対策費が、今目の前の医療体制強化やワクチン開発につぎ込む費用の数倍規模ってどういうことだ?
 これって、死の病床で苦しんでいる患者に「今すぐ治る薬はないけれど、治ったらハワイ旅行しようね?」と言っているようなものだろう?

 一方で、嫁の自粛空気を読まない旅行を叩かれ、小さすぎる上、ゴミや異物だらけのアベノマスクを叩かれ、すっかり影をひそめ誰も注目しない安倍晋三君。お得意の「かって無い大胆な・・」だの「史上最大規模の・・。」だのを「思い切った・・。」ような形容詞を付けて演説していたが、やっていること自体は「かって無い、史上最大規模の線香花火」みたいな施策じゃねーか?と思うのだが如何だろう。

 ストレスの溜まる連休は、過去に撮影した選りすぐり(あくまで筆者的に)の野鳥画像をご紹介してみよう。






人吉ならではのヤマセミだ。