2020年4月6日月曜日

やっと国が「緊急事態宣言」を発するようだが、東京都はなぜもっと早くに出さない? It seems that the governmentis will finally issue an "Emergency Declaration", but why does Tokyo not issue it sooner?

 今朝の情報をいろいろ見ていると、腰の重い政府がやっと明日にでも「緊急事態宣言」を出すようだが、東京都の小池知事はなぜ今まで「瀬戸際です、もう遅いかも?」と言いながら東京都としての「非常事態宣言」を出さなかったのだろう?北海道の若い知事も、大阪の若い知事も随分前に「非常事態宣言」を出し話題になったが、北海道などは見事に爆発的感染を抑え込み海外から拍手喝采されている。

 東京都の小池知事は毎日の記者発表(選挙の事前運動とみる向きもあるらしい)で都民の危機感だけは煽り、自粛要請を盛んに繰り返すが「非常事態宣言」などの強い宣言を出して、あとで責任を問われるような事は一切しようとしない。
 国へ責任転嫁してすべて「国のせいよ」と丸投げしているように見えるが、何か2020TOKYOオリンピック開催や延期の件で国に意地悪でもされたのだろうか?

 うがった見方は個人のブログだからとご容赦願いたい。一方では英国ロンドンのジョンソン首相が病院に搬送されたというではないか?志村けんさんではないが、これだけ目立つ著名人にもしもの事があれば、世界中がパニックになるだろう。何とかあのやんちゃ坊主がそのまま首相になってしまったような魅力的な御仁、早急に全快してほしいものだ。

 ここで自衛隊病院が超初期的症状を経験値からまとめた記事があったのでご紹介。
ただ発熱~咳~倦怠感などだけではなく、重要な初期症状を紹介している。

今朝は最初に今のメディアの報道を見ていて何かおかしいと思う点を述べておきたい。
 それはメディアにおける新型コロナウイルスに関する説明用グラフ表示の方法だ。「現在の東京はニューヨークの2週間前にそっくり・・。」というようなニューヨーク在住の日本人のスマホ・レポートなどをあちこちの報道で見かけるが、相手のレポーターは全くずぶの素人だろう?

 その素人情報に、感染者数の右上がりグラフを重ねると確かに東京はニューヨークの右上がりグラフに似ているので、視聴者たちは「もうすぐ同じ爆発的感染が来てしまう!」と恐れおののくのだろう。

 グラフといえば視覚的に人間を錯覚におとしめ、意図的に考えや印象を誘導することで知られている。2006年にアメリカの元副大統領アル・ゴアがIPCCと共に地球温暖化の危機を煽った際、二酸化炭素量の未来的急増を表すグラフ(=通称ホッケースティック)で意図的に人心を惑わせた例などが有名だ。
ベストセラーになり、アル・ゴアとIPCCはノーベル平和賞を受賞した。

「不都合な真実」で使用された二酸化炭素量急増グラフ。大論争を起こし、後に否定された。意図的に印象を誘導した実例。Wikipedeia(ホッケースティック論争)より。

 今回の新型コロナウイルスの爆発的感染グラフ、各国での感染者急増グラフを見る限り、東京都の感染者急増を世界各国と同じようなイメージで都民・日本国民に植え付けているような気がしてならない。
 
 しかし、これはグラフの縦軸の単位を操作して急激に上がるグラフのイメージを植え付けているだけで、ニューヨークと東京では実は全然異なった感染者数推移なのだ。断わっておくが、ここではあくまで今までのことについて述べている。この先明後日以降どうなるかは全く判らない。専門家たちですら予測できないものは素人の筆者が予測などできようがない。

この手のグラフを見る場合左の縦軸の数値を注視することが大事だ。


このような累積数のグラフは右上がりになるのが当たり前で下がることは絶対にないことを知っておかねばならない。死者の数など減るわけがないことを考えれば良く判ろう。

世界との比較を行っているグラフを観れば、日本との差異が良く判る。

 今日一番言いたいのがこのグラフだ。2週間前辺りからニューヨーク在住のレポーターが「東京も2週間後にニューヨークと同じになるだろう」と必死に訴えている様子がオンエアされているが、グラフを見ればそうなっていないことが一目瞭然。ニューヨークと東京の感染者数を同じ数値の縦軸で表せば、東京の数値はノイズ程度しかないのだ。

 しかし、アメリカではこの日本の感染者数があまりに少ない事、死者が少ない事を疑問視し日本のデータは作為的に操作され嘘をついている・・、とばかりに在日米国人を帰国させる段取りを始めたようだ。こうなると何が正しいのか判らなくなってくる。

今後もメディアのグラフに惑わされることなく、SNS,ネット情報、TVニュースなどいろいろなソース(情報源)を総合的に判断しなければいけないと思う。