2019年9月29日日曜日

団塊世代は最近の「環境活動」のアピール方法を訝しむ。The baby-boom generation is not agree with way  of appeal the recent “environmental activities”.

 最近スウェーデンの女子高校生が、国連の壇上で「世界の国々の大人たちの環境活動への行動が遅すぎる!」と、怒りをぶちまけるニュースがTVその他ネット動画などでアッという間に広がり、様々な反響を呼んだ。

 筆者は大きな関心を持ってこのニュースを精査した。
 まず最初に流れたニュースがこれだ、高校生の環境活動家(高校生なのに授業に出ないでストライキを起こして有名になる)が国連の壇上から鬼の形相で吐き捨てるようなアピールを行った事が取り上げられた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190924-00000001-jij_afp-int

 要は、「世界の首脳らが温室効果ガス排出問題に取り組まず、自分たちの世代を裏切ったと非難し、『よくもそんなことを』と怒りをぶつけた。」という事だった。

 しかし、その高校生の彼女が何故この国連の壇上に上がれたのか?背後にはどのような国や団体が後押ししているのか?スウェーデンでは学校をさぼってストをやったり、国連に出かけて行くのは校則違反でも何でもないのだろうか?両親はどう思っているのか?
 これを褒めたり、賞賛したら世界中の高校生が授業を放ったらかして「彼女が良いなら、俺だって・・!」と秩序の無い環境活動がまん延し始めるのではないだろうか?と思った。

 同時に、あの鬼の形相で吐き捨てる様に『よくもそんなことを』と、いう尋常ではない表情の裏には何かあるのでは?と思ったら、彼女は一種の発達障害「アスペルガー」だとカミングアウトしている様だったが、日本のメディアは当初も今も其れを一切紹介しない。

 しかし、裏で相当いろいろな事が計算しつくされプランされた演出である事が見え隠れし始めている様だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00010005-huffpost-int

 この動画がネットやTVニュース、ワイドショウで出始めると、海外の政治家や、コメンテータや有名人が非難の声を上げた。さらには非難したニュースキャスターやコメンテーターが世論を慮ったプロデューサーに下ろされたりして、また二次ニュースが流れたりもした。

 しかし、もしこういった本来学校での授業を通じて学問に勤しむはずの高校生が、学校をさぼり、国連の大舞台に登壇し、鬼の形相でアピールする手法が賞賛され、もちあげられると世の中はどうなるか。

 更に数年前のマララさんの様にメディアが賞賛し報道し、ノーベル平和賞にノミネートされ受賞でもしたら、一体どういう事に成るだろうと先読みした。

 さるネット記事では「この熱狂が落とす影も無視できない。それは、トゥンベリさんというスターが現れたことで、むしろ環境問題が置き去りにされてしまう危険性だ。本来なら途方もなく細かな事務手続きを踏んで妥協点を見出し、合意形成を目指していくべき事柄なのに、スローガン一辺倒に陥っているのではないか。早い話、トゥンベリさんは都合よく利用されているのではないだろうか?」とのコメントが在った。
 ある面で筆者の考え方に近い論調だ。

 裏である種のメディア効果を狙ったプロジェクトチームが動いているのではないかと推察した。

 そもそも、このノーベル平和賞自体、筆者は他の物理学賞や化学賞、文学賞などとは異なって「良い事言うだけで貰えるムード的な賞」だと思っている。
 あの作為的なホッケースティック型・温暖化グラフのウソで平和賞を受賞した団塊世代のアル・ゴア(元米国副大横領)とIPCC、「原爆を削減する・・つもり」と演説で大見えを切っただけで貰ったオバマ前米国大統領などなど、現在はその価値も評価も下がり続けていると報道され始めている。
ベストセラーにもなり、読んでみると同時に映画も見たが・・。

 映画ではわざわざこの右端の急激に上がるグラフをリフトに乗って示すなどの過剰演出をしてアピールした。(後にウソである事がバレた)

 地球環境が良い方向へ行っていないのはもう数十年前からメディアを通じて誰もが知っている事だ。しかし此処まで急激に、それもすべての原因が人類が排出する二酸化炭素に有るという事に対する専門家や研究者の反論も非常に多い。
 これらに関しては、企業も個人も国家も行政もそれぞれの立場でそれぞれが出来得る方法で何らかの努力をしている。

 特にNPO、NGOでなかなかメディアにも取り上げられず、日の当たらない日々、地道に活動してきた方々はどう思っているだろう?正直な所を知りたい。この辺りは筆者も非常に腹立たしさすら覚える今回の報道だ。

 筆者ですら、愛・地球博でコスモ石油の環境室(鴇田室長)と早稲田大学理工学部・三輪研究室のお手伝いをし「植物による二酸化炭素吸収リアルタイム実験装置」を発明し、185日間会期中・実験展示を繰り返した。
あのケニヤの故・環境副大臣ワンガリ・マータイさん(モッタイナイで有名)がぜひ欲しいと言ってくださった植物実験装置。 

愛知万博後、お台場の科学未来館に長い事展示されていた。

エコプロダクツ展にはその後小型化されたモデルや中に人間が入れる実験室なども造り、実働・展示して話題を集めた。一連の地球環境活動をプロデューサーとして、同時に現場スタッフとしても永年行って来た。

 その関連で英国のエデンプロジェクトも視察、情報交換して活動を深めてもいる。
英国。セント・オーステルのエデンプロジェクト。環境教育棟がある。

筆者などはこれでもまだまだ地道な活動だ。世の中にはもっと専従的な立場で心身共に活動している方が山ほど居る。

 そういう事を考えると、どういう背景で、どういうグループに、どういった目論見でこのスウェーデンの女子高校生の壇上の演説が行われたのか、もっと精査してみたい。

 しかし、これに関する情報・報道が9月27日以降全く聞かれなくなったのは何故だろう?何かあるに違いない、注視し続けたいと思う。