2018年7月30日月曜日

ヤマセミ親鳥が幼鳥の頭を足で小突くスパルタ式教育の凄さ! I saw young birds education by parent of crested kingfisher with spartan style on the Kama river.

 ややこしい団塊世代の断捨離の話から、台風一過の月曜日は再びヤマセミのハードな幼鳥教育の続編をご紹介したい。

 過去2回のレポートは、球磨川本流の岩に陣取ったヤマセミの親が、広い川幅を精一杯飛んで来た幼鳥に「こんな遠くまで来るんじゃない!」とばかりに叱りつけるシーンだった。

 今日は親鳥が叫んでも言う事を聞かない幼鳥に、ついに後ろから体当たりで頭を蹴りつけるという、8年間の観察中においても滅多に観られないシーンのご紹介。
 
 数年前自費出版した写真集「清流川辺川・球磨川流域の山翡翠」の106ページに掲載した巣穴掘り中のつがいの頭小突きシーンにも似ており、ヤマセミの気性の激しさを垣間見た思いだ。
http://www.yamasemi.org/report_chapter_5/ch4k.html

 このようなヤマセミの生態は過去において何処にも文献記録がないし、画像データもない。2010年から進めているヤマセミの生態観察の画像データの中でも貴重なものの一つになると思う。
戻るべき左岸を見つめる幼鳥の後ろから親が近づき・・。

気配を感じた幼鳥が飛び立とうとした瞬間!

後ろから後頭部にのしかかるようにして、その小さな足で幼鳥の頭を押さえつけ体重をかけたのだ!

思わず前につんのめりそうになりヨロめく幼鳥。これは撮影中もはっきりと判ったので、そのマンガのような展開にファインダー越しに笑ってしまった。

「だから言う事を聞けってんだろ!」と言ったかどうか?ヤマセミの会話が判る様な場面展開だった。もしこれ以外の解釈が出来ると思われる方はぜひお教え願いたい。