2018年7月22日日曜日

カラスをビビらせたオオタカの若鳥。 A young Northern goshawk that drived away the crow.

 鳥類の頂点に立つ猛禽類はちょっとやそっとのモビング(疑似攻撃ともいうちょっかいを出す行為、繁殖中のカラスが良くやる行為)ではたじろがない。

 カラスは繁殖期には盛んにこのモビング行為を繰り返す。過去においてはヤマセミ、トビ、カモメ、タシギ、ハイタカ、ミサゴなどへちょっかいを出しているのを観察撮影したが、八ヶ岳ではトビに反撃を食い叩き落されている場面に遭遇した。

 今回はオオタカの若鳥と思われる猛禽類にモビングを仕掛け、アワやという所まで切れたオオタカの逆襲を食らう場面に気が付き、レンズを向け撮影したが、暫く並んで曳航されるように飛んで行った。

 今回のカラス、命を落とさなかっただけまだ良かったが、猛禽類は威風堂々としていて寡黙でなかなかちょっとやそっとではタジロガナイ。しかし度が過ぎて切れたら怖い。程度をわきまえなければ一瞬にして命を取られてしまう。ちょっかいを出すカラスも相手を見てモビングしないとヤバいという事だろう。

 今日はそういうカラスがやりすぎたものの、相手が若鳥だったため命を落とさずに済んだ記録。
最初のカットがこれだったから、この前にカラスのちょっかいがオオタカを完全に怒らせてしまったのだろう。

もう完全にカラスはオオタカの射程距離に入って絶体絶命だが、これ以上は追わないオオタカ。

着かづ離れず、後を取ってカラスをビビらせるオオタカ若鳥。

ほぼ20秒以上、結構長く併走して飛び続けた。


二つの点に成るまで見送った。

雪の日にカモメをモビングするカラス


ヤマセミも時に追われるが、これ以上には成ったためしがない。