2018年7月20日金曜日

ヤマセミ幼鳥の採餌ダイブ自主トレ・シークエンス。  This is a sequence of feeding dive practice of young crested kingfisher.

 久しぶりにヤマセミの生態観察レポートをアップしたい。時期的には既に1ケ月前のヤマセミ幼鳥状態の投稿だ。

 異様に早く明けた今年の関東地方の梅雨だが、九州は先日の7月10日頃明けた事になっている。それ以降の猛暑はニュースで観る通りだ。

 団塊世代は小中学校時代どんなに暑くても教室に冷房が入っているなどという事は無かった。では、当時は今ほど暑くなかったのかというとそんな事は無い。1960年、団塊世代が小学校5~6年生の頃、東京の夏の平均最高気温は30~32℃(7月)で今とあまり変わらない。最高気温も34~5度で今年とほとんど一緒だ。

 要は、冷暖房が発達し、人間そのものが自然の環境に適応できず「弱く」なっただけだと思う。筆者は小中学校時代主に北九州~南九州で育ったため暑さに対する適応性は都会人より高いと思う。クルマに乗っても余程暑くなければクーラーは使用しないし窓全開で風を入れて走る方だ。自宅でも扇風機を回す方が多い。

 文明の利器が発達すればするほど人間は体が弱く、頭がバカになる様な気がしてしょうがない。これは決してクーラーとスマホの事だけを言っているのではない。

 話をヤマセミに戻そう!

 ヤマセミは先天的本能で、採餌方法と天敵から水に潜って身を守る術を自主会得する。未だ自分で餌を獲れず親の傍から離れられない幼鳥時代にこれらの練習を盛んに行う。今日のヤマセミ生態レポートは幼鳥がダイブして水中の木の葉(笹の葉)を咥えて戻って来るまでのシークエンス。
これだけ見るといっぱしの成鳥と何ら変わらない。



やはり採餌の際入水する瞬間、ヤマセミはクチバシを開くという証拠画像でもある1枚。単なる水浴びの場合は開かない。


これが実際の魚だったら結構大物だ。




これは決して見よがしに自慢しているのではない。此れから咥え直す練習に入るのだ。