2015年2月27日金曜日

球磨川で野鳥各種・飛翔編! I took several kind of photos of wild birds flying at Kuma river.

 ミコアイサの観察・撮影を行ったと同時にその付近での野鳥たちの佇まいを撮影しておいた。土手を運転していると色々な野鳥が目に入るが、基本的には探しながらの運転はお勧めしない。非常に危ないのだ。野鳥を探しながらは携帯電話をかけながらの運転以上に危険なのでやめよう。事故が起こってでは取り返しがつかない。筆者も必ず居そうな場所でいったん車を停めて車内から探すことにしている。

 ちなみに、「アッ!居たっ」と思っても必ずエンジンを切ってからファインダーを覗くことをお勧めする。エンジンがかかっている場合は、どんなに静かなエンジン音の高級車でも1/2500でシャッターを切ってもブレてしまう。画面が溶けるような感じに甘くなってしまう。

 寒い今の時期の球磨川沿いは猛禽類が非常に多いようだ・・・というより目に付くのだろう。

いつも一緒に居るヒドリガモと場所移動の飛翔ミコアイサ

時には前を飛ぶ事がある。

1日前よりしっかりと撮影できた。

初めて視てファンになってしまった。

チョウゲンボウのメスか?コチョウゲンボウか?

尾羽を見るとチョウゲンボウのメスのようだが・・・。

ミサゴのダイブ~飛び去りの一部始終を撮影できるのも球磨川ならでは。

相変わらずハイタカだかオオタカが上空を旋回する。特別有名な探鳥地でもなくありふれた球磨川の流域だが、これだけ色々な猛禽類などに出遭えるのはさすが。


2015年2月26日木曜日

初めて出遭えたツリスガラ! Today I encountered European Penduline Tit for the first time at Ariake coast-line.

 今回の熊本探鳥撮影行の最大の目的は、関東エリアではまず出遭えないツリスガラという冬鳥の観察と撮影だった。北海道の根室で出遭ったオオワシ、オジロワシとは全然違う小さな野鳥。メジロくらいの大きさで過眼線(=目のライン)がまるで怪傑ゾロやローンレンジャーの様な顔だ。

 江津湖で出遭えると思ったが、居たのはオオジュリンばかりで、筆者とは相性が悪かったようだ。そこで熊本にお住いの野鳥情報に関しては、大変信頼している先輩に最近確認された場所をお聞きして、大体の場所を頭に入れながら、今日昼過ぎに雨が上がるのを待って勘を頼りに行ってみた。

 場所に自信は無かったが、意外にも正解だったようで、道路端に1列薄く残っている葦の枯れた15m程の部分に白っぽい野鳥の小群れが目に付いた。チーチーとメジロに似た鳴き声で飛び回っていた。
 オオジュリンと同じく葦の茎に居るカイガラムシを食しているのだと思うが、その為だろうか顔とくちばしの接合部分がちょっと他の野鳥と違うように見える。接近画像がたくさん撮れたので少し研究してみようと思った。

野鳥図鑑で見るような画像だがチョコマカしていてなかなか撮るのは大変。

密生した葦原では撮りにくいだろうと思う。

今日の薄い幅の葦原?というか枯れた葦の列は幸運にも撮りやすかった。虫を咥えている。

こちらはメスだろうか?こちらもカイガラムシらしき餌を咥えている。

非常に個性的な過眼線をしているので間違える事は無い野鳥だろう。

20羽ほどの群れで行動していた。1羽が動くと全部が移動する。

今日の密度はこの通りだった。

車が通ると何度も上空に飛び出し、あっという間の元の場所に戻ってくる。

お蔭様で飛翔シーンも撮らせて頂いた。飛んでいる時は普通の野鳥の様に見える。

2015年2月25日水曜日

ミコアイサ、球磨川でさらなる観察報告。 This is more report of smew at Kuma river.

 昨日に引き続き、球磨川本流のミコアイサを観に行った。昨日は時折雨も落ちてきて暗かったが、今日はほんの一瞬だが陽も出たりしてじっくり観察できた。場所は少し移動していたが、基本的には同じエリアだった。

 今日は昨日より遠くなるが、土手の上から見下ろす感じで観察し、レンズも長玉にチェンジ。照準器を付けて飛んだ場合のより精度の高い画像も狙ってみた。
 どうしてもやってみたかったのが、ミコアイサがしばらく潜っていて水面に出てくる瞬間を撮りたかったのだ。昨日は出来なかった。今日は有るヒントを発見したので4回目の潜水で浮上するポイントを当てる事が出来た。結果、浮いてくるミコアイサが水面に出た瞬間を撮れた!

 其れと飛んだ後、着水が乱暴で他のカモ類とは違う事を昨日述べたが、今日は普通の着水をしていた。と、なると昨日のは何だったのだろう?昨日のドボン!と着水した時の画像も観にくいがアップする事にした。

今日のミコアイサは眼がちゃんと写る様に工夫した。

太陽の光はこういう場合は必須かもしれない。

此処からが一旦潜水したミコアイサが浮上する場面。

球磨川は川辺川程ではないにしろ綺麗な水が流れている。だから水深1m位は見えるが深場に入ると土手の上からでも全然見えなくなってしまう。浮いてきて姿が見え始めた瞬間!どうやってその場所を特定するかは公表しない、よーく観察してみると良く判るはず!

水面下50cm位だろうか?ほぼ全身が見えてきた。

頭と首だけ水面上に出た瞬間。

ほぼ全身が浮上したがまだ100%ではない。ハナちょうちんを下げている・・・のではない。

昨日の8m程の高さから乱暴に着水した際の水しぶきとミコアイサ。周りのヒドリガモが全然驚かない所を見ると、慣れたのか?最初から知っているのか?訊いてみたい。



2015年2月24日火曜日

ミコアイサに球磨川本流で初めて遭遇!パンダガモと言われる意味が良く判った。 I met smew for the first time in the Kuma River.

  地元の事情通の方からミコアイサという珍しい野鳥が、海岸線近くではない内陸部の球磨川流域に来ているらしいとの情報を頂いたので観察しに行ってみた。もう一発で他のカモ類とは佇まいが違って発見は簡単だった。何度も潜って採餌していたが、計ってみると20秒以上は潜っている潜水の名人のようだ。カイツブリより長いかもしれない。

 ヨシガモなどと一緒に居たが、突然ミコアイサだけが飛び立ち、500m程の流域を3回往復してくれた。川幅以上にははみ出ることなく常に川の上を飛ぶのが面白かった。しかし、着水は驚きだ、いきなり急降下してドボーン!という感じでカモの群れのど真ん中に乱暴に着水した。他のカモ類が軟着陸というか横滑りのように着水するのに比べてあまりに強烈な着水なので驚いてしまった。

 急降下というか、突然羽ばたくのを止めて弾丸のように落ちた!という表現の方が正しいかもしれない。何か意味があるのだろうが・・・。しかしこの顔は何のためにこんなデザインになっているのだろう?

目の周りのデザインで目そのものが見えない!

毛が濡れると頭がペッタンコになる。

正面を見ると宇宙人のようにも見える。ウルトラマンカモ?

潜る際はカイツブリと同じ感じだ。

ツルンと言う感じで潜って行く。

気が付いたら水面から飛んでしまっていた。

何度も上空を往復してくれた。他のカモは飛んでいない。

なかなか良いデザインだと思う。、気に入った。

こういう角度はまるで新進気鋭の航空機って感じ?

最近の旅客機などはこのミコアイサのデザインを真似ちゃいないだろうか?


2015年2月23日月曜日

熊本二日目は3か所で大成果! I took many photos of wild bird at three places in Kumamoto Pref.

 昨日の大雨から一夜明けて阿蘇山の外輪山を皮切りに3か所で野鳥の撮影を行った。帰京後ゆっくり各野鳥の詳細をブログにアップしたいが、とりあえずはダイジェスト版でお届けしたい。
阿蘇でハイイロチュウヒのオスとメス、ハイタカもしくはオオタカ、カケス、江津湖でオオジュリン、モズ、それに飛び入りでクロツラヘラサギ。八代に移動して球磨川土手でベニマシコのつがい。

 北海道道東もいろんな野鳥が居たが、熊本県はそれに輪を掛けて多くの野鳥を視る事が出来る。これらを撮影できる自分はまことに幸運だと思う。しかし、クロツラヘラサギが散歩やジョギングの人々が集う江津湖畔に現れるのはまことに嬉しい話だが、とにかく驚いた。塒(ねぐら)は集団で決まっているので、明日も江津湖に来るかどうかは判らない。しかも何処に来るかは更にわからない。
朝8時前にハイイロチュウヒのメス

朝10時過ぎにハイイロチュウヒのオス

眼の前を横切るハイタカ、もしくはオオタカ?

カイガラムシはこうして葦を剥いで・・と説明中のオオジュリン

葦の間を抜け飛ぶモズ

こんな感じでのんびりするクロツラヘラサギ、お客さんも間近に見てびっくり!

球磨川土手でベニマシコのオス

連れ添うようにベニマシコのメス




2015年2月22日日曜日

大雪の日のオオワシ撮影。 I took several photos of Steller's sea eagle in a heavy snowing day at Shunkunitai of Nemuro.

 今回の道東撮影行は7日間の内吹雪に近い防風雪日が3日間もあった。そのためホテルの中に缶詰め状態の時間帯も有ったりして、やみくもに野鳥を追い求める事もなく抑え気味の体調管理で逆に集中力が増す結果となり、かえって好都合だった様な気もする。

 戻ってみて連日画像をチェックしてみると撮影していた時には気が付かない色々な良い結果も見えてきて、下手な鉄砲なんとやら・・も、なまじ外れちゃいないような気もした。
 今日から熊本県入りするが天候の関係でフライトが危ぶまれている。何とか予定通り着きたいものだ。今日の画像はそのような雪の中での撮影に少し工夫実験をしてみた結果のレポート。
まずは普通の撮り方で雪の中のオオワシ

背景を入れてもこんな感じだ。

少しスローシャッターで動きを入れると吹雪のように見える。

更にスローで切れば雪は真横になってくる。

シャッタースピードを1/150で700mm望遠で撮るとこうなる。スピード感は増してくる。

勿論羽ばたく主翼はブレまくるが、頭の位置は動かない。横への動きに練習は必須。

背景を入れるとスピード感はさらに増してくる。横位置だけ追い写しでブレて上下動はブレないとこういう画像になる。この場合に限っては超望遠エリアでは三脚が必須。この様な流し撮りをオオワシやヤマセミで練習できる自分の環境に感謝している。ますます精進に心掛けたい。



2015年2月21日土曜日

雪の根室でハギマシコ初見! Appearance encountered Asian rosy finch in snowy Nemuro.

 今までベニマシコ、オオマシコには出遭い、撮影できたが、ハギマシコには出遭ったことが無かった。今回根室で初めて地元の方の情報でハギマシコに出遭えて驚いた。スズメより大きいとは思わなかった。なかなかカラフルな綺麗な野鳥だと思った。崖の上のハイドから覗いて観察するのだが、周期的に現れる30羽ほどの小群れだった。地元の方の話だとこのハイドの周りに居付いているそうだ。

 そのハイドから沖を観るとアザラシが3頭頭を覗かせていた。多分ゴマフアザラシだろうと思う。その後から目の前を4羽のカモ系が飛んでいった。撮影時は判らなかったが、ウミアイサのつがいとクロガモのつがいのようだ。
 暫くしたらハギマシコの群れ30羽ほどが揃ってハイド前の崖から登ってきた。あまりの近さに100mmのレンズでも3~4羽しか入らない。綺麗な野鳥だ。アジアのバラ色フィンチとは英名も洒落たネーミングを付けるものだ。

 この根室で熱心に自然観察の環境を整えている新谷さんはじめ関係者のおかげで素晴らしい野鳥観察が出来る事を感謝したい。10年前に一度行った事がある・・という方も現在の根室エリアの野鳥観察に関する環境整備の素晴らしさを今一度味わって頂きたい。
恩根元小学校の少し先を海側に入った坂ノ下に車2台分の駐車場が在る。

直ぐ目の前を3頭のアザラシがのんびりと横切っていった。

4羽の海鳥が飛んでいったが、ウミアイサとクロガモのつがい同士の様だった。

初めて観られたハギマシコ、オオマシコと同じくらいの大きさと思う。

個体差で色が少しづつ違うような気がする、雪の上と草の上で色が違って見えた。

主翼自体に大きな特徴は無いようだ。

やはり野鳥は飛んでいる時が美しいと思う。



晴れた日に撮ると、更に綺麗なのだろうか?