2021年6月13日日曜日

団塊世代が憂えるコロナ過と2020TOKYO開催の行方。 The Baby-boomer worry about COVID-19 pandemic and 2020TOKYO OLYMPIC GAMES.

  英国西端のコーンウォールで開催中のG7に初めて出席しているガースーこと菅首相は通訳を通じて「COVID-19に打ち勝つ証としての2020TOKYO OLYMPICを成功させます。」と、今頃意思表示をしている頃だろう。多くの国民の反対を無視し、押し切っての行動だ。

0612読売オンラインより

 支持率も下がり切っているので、もう破れかぶれなのかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1af12341296e291437144c7115015a234d65888

 「人類がCOVID-19に打ち勝った証としての2020TOKYO OLYMPIC」などという抽象的で何の医学的・物理的エビデンス(=証拠)も無い標語を掲げて強引に開催しようとしている。  これって天然痘が猛威を振るっていた奈良時代、聖武天皇が奈良東大寺の大仏を建立し、人々に祈るよう勧めて人心を沈めたのとは訳が違う。まるで逆効果だ。


天然痘撲滅懇願の為建立された東大寺大仏、2020TOKYOをこれに替えようってか?

 金メダルが出れば、国民の空気はガラッと変わるなどと言っているそうだが、国民をなめ切っているのは、安倍晋三の官房長官当時と何も変わっていない。

 1964年の東京オリンピックの自分の感動を、国会討論会で頼みもしないのに時間稼ぎで滔々と述べたというが、オリンピックに対する認識、価値観が1964年で止まっていることを暴露しただけだ、恥ずかしい。

 ガースーは1964年と2021年ではスポーツを取り巻く環境も、スポーツイベントの在り方も全然違うという事を判っていないようだ。

 ラグビーワールドカップ、サッカーのワールドカップ、各種世界選手権、ウインタースポーツでもスキージャンプ、スノーボード、日本人が世界で活躍する様は今や日々TV、ネット媒体で報道されているのを知らない訳が無かろう?

 今や日本でも丸1日どの時間を切っても、どこかのメディアが中継なり過去映像で何らかの世界レベルのスポーツ競技を報じている。
 スポーツイベントは今や人類の日常の水や空気のような存在なのだ。だからオリンピックが特別神格化されていた時代とは、まるで世の中の空気、価値観が違うのだ。

 この人は今まで安倍首相の下で意思表示を抑えに抑えて来たのに加え、ハーバードや東大レベルの高学歴で無い事、専門分野を持っていない事、語学力が無い事、ディベート経験が無い事などコンプレックスの塊りの様な人なので、「権力」を持って上から目線で強引に人を黙らせたりポジションから外すことをしょっちゅう行う。

 NHKクローズアップ現代の国谷裕子さんを外した件に始まり、専門家の尾身座長を黙らせろと言ってみたり、TV東京の女性記者に冷たい態度を取ったりする事で、国民すべてが彼の性格と行動の裏側を知っている。

 彼の任命した大臣級が似たような事をするのも、スーガー手法で良いんだという暗黙の解釈でそうしているのだろうことは容易に想像がつく。ブラック企業電通上がりのデジタル相の平井大臣のNEC脅し恫喝事件、丸川大臣の木を鼻でくくったような答弁、すべてが「ガースーがやっているんだからオイラだって許されよう?」方式に違いない。

 このあたりの現状を筆者がこのブログで最近述べてきたことをメディアで発信してくれた方がいる。現状を大変上手く言い当てているが如何?

 一方で、海外メディアは「こんな状態で開催するなどもってのほか」的な論調が目立つ様だ。WHOやIOC、開催国日本への問題提起がここへ来てまた高まって来た。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6395873

 しかし、日本のメディアの論調は開催中止~再延期論から、いつの間にか開催推進・既成事実路線へ論調が変わってしまっている。日本のメディアお得意の二枚舌ジャーナリズム変異が始まった。

 もちろんこれはオリンピックスポンサーがマスコミ各社にとっても通常時の媒体スポンサーだからだろう?しかしこのあたり下手をすると、メディアマスコミ、大手スポンサー共に国民から総スカンを喰らう恐れが在る事に気が付いていないのではないだろうか?一部スポンサーは都内各所のPV実施中止、聖火リレーの中止・・・これに気が付いて焦ってきている様だが、時既に遅しだろう。

 日本国民の大半はモノを言わぬサイレント・マジョリティ…と言われているが、決してそうではない。

 コロナワクチンの予約急減、接種辞退、自粛を止め盛り場への外出の増加は一体何を示しているのかお判りだろうか?

 団塊世代は思う「一般国民の無言の抵抗が始まったのではないだろうか?」

 国民に出るな自粛せよと言いながら、一方で海外から来るオリンピック関係者・メディアへの規制・検査のいい加減さ、特別扱い(=入国時の制限ザルシステム、選手村への酒持ち込み、ザル監視のGPS追跡)のいい加減さ暴露などで、もう「誰が国や政府のいう事など聞くものか・・・。」が始まったような気がする。

 それと意図的に隠されたコロナワクチンの副反応情報や、その効果持続期間(未だに不明)、同時にワクチン投与後異常があっても死亡しても、国から何の保証もない事が徐々に明るみに出始めて不安が一気に増大したのだろう。

 一番接種率の高いイスラエルや米国・英国ですら国民の半数辺りで接種が止まっている事実。英国に至っては半数がワクチンを打ったのに再び感染者拡大で非常事態宣言が出ている始末。

 一番大きいのは、我が国の場合まだ国内でワクチンの効果が出るには程遠い段階で一旦感染者数が減っている(操作しているという話も聞くが、もしそうならワクチン否定につながり逆効果だろ?)事実。「ワクチン接種効果とコロナ禍の関係が疑われ始めている」何よりの証拠だろう。

 筆者は思う。この先7月に入る頃、京都大学の8割オジサンの言う通りオリンピック開催直前に第5次ピークになり大混乱が発生するのではないだろうか?IOCも菅政府も空中分解しそうな気配を感ずる。