以前ご紹介したが、水中から棒きれを拾って来て、川の手前側の岩の上まで持ってきて、くるくる回してパクッと咥え直すパフォーマンスを二度続けて見せてくれたあの個体だ。
10年も通っていると、人吉界隈では数羽のヤマセミ個体と顔馴染みになった。通常今までヤマセミの寿命は全国的に7~8年だと言われてきたが、14年も生きている個体(現存)知っているので、人吉市界隈の環境の良さと食料事情を考慮すると通常10年は生きているだろうと思う。
この日は単独だったが、距離40m程で目の前のいつもの大きな樹に陣取り、数回100m程移動しては採餌ダイブを行い、また戻って羽繕いしたり、ジーッとお供え餅の様に休んだりしていた。ヤマセミと対峙しながら過ごした幸せな1時間だった。
レンタカーを道路端に停めて暫くして、馴染みの個体が飛んで来た。
10分程で川下へ
採餌して飲み込んで、戻って来た。
最初の枝の一段下の太枝で羽根休み。
結構念入りに羽繕い。
再び採餌へチャレンジ。
最初の枝に戻って「まだお前居るの?」という眼でこちらを。
興奮したのか、しゃっくりの様な上下動を繰り返しまた下流へ。