2019年8月10日土曜日

500mmレンズで遠くの真夏のカワセミダイブ、シークエンス。 The common kingfisher's diving sequence in a mid summer long distance shot by 500mm Lens.

 真夏の昼間炎天下、流れる川を強い日光を遮るものの無い場所で、長時間野鳥を観察撮影していると、何処かに異常をきたす事がある。東京から熊本の人吉市へヤマセミ観察で通っている際も、幾度かそういう危機的な状況に陥った事がある。

 強い日差しの中午後3時頃、150m離れた球磨川対岸の森林地帯の木々一本一本が、皆人の顔に見えてきたのだ。目玉は無いが眼の窪みと口、下手をすると鼻の穴が見えたりした。

 1972年から20年間放送された子供の番組「ひらけポンキッキ」に出て来る緑色のキャラクター「ガチャピン」が群れを成してこちらを見下ろしているように感じたのだ。
ガチャピン!北海道の札幌―旭川間高速のPAにこのPOPが在った。

森の木々がこういうように人間が沢山居るように感じたのだ。

 明らかに朦朧とした感じがしたので、慌てて宿舎へ戻って2時間爆睡してしまった。あのまま河原に迷彩服のまま倒れていたら、まず発見されなかったかもしれない。野鳥観察を一人で行う事は危険が伴うので十分注意しなければいけない。
 一人での単独登山や、一人でヨットやウインドサーフィンで海へ出るべきではないというのに等しい。特に自信過剰気味の団塊世代は命を落としかねない。

・・・、という事で夏の連休初日は久しぶりにカワセミのホバリングダイブと枝戻り。100m以上離れた対岸のアクション撮影なのでブレやボケはご容赦願いたい。








武蔵野の野川などのカワセミと異なって、完全な野生で人の傍には絶対に来ない。チーッ!という声だけが頼りで見つける事に成る。