2019年8月29日木曜日

厳冬期の道東港で野鳥の生態を終日観察! Full-day observation of wild bird ecology at Eastern Hokkaido fisherman's harbor in the most cold winter season !

 今年はサンマ漁が相当不漁らしい。例年の20%も獲れていない上、身も痩せていて良い値が付かないという。しかし今年初めて大型船の秋刀魚の水揚げがニュースで流れたのが根室の花咲港だった。

 もちろん冬期花咲ガニで非常に有名な花咲港は根室半島の台地(根室半島は全体が台地で平均して海抜30m以上ある)から太平洋側に下った所に存在する。ここで食べた蟹チャーハンの凄さは筆舌に尽くし難い。 チャーハンのお米より蟹肉粒の方が多く入っているのではないだろうかと思う程の凄さ。満足感300%以上だった。

 そんな花咲港は実は海鳥の天国。風向きにも寄り、何もいない日もあるが真冬であれば南風の日は少なく、殆どが真北から吹くため根室半島がブランケとなり北風を遮断してくれる。そうなると海鳥は花咲港を始めとした太平洋側の漁港に集結する。

 その港の中では上野動物園の様に数多くの種が仲良く風よけをしている訳ではなく、弱肉強食の世界が繰り広げられている。今日はそういったレポート。

根室半島は後方の崖の様に台地となって細長く連なっている。

北風除けの漁港内は静かなものだ。右下署名の上にはウミアイサのつがいが見えている。
時折、オジロワシが急降下してカモメの幼鳥を脅かしていた。

ウミアイサが豊富な構内の魚をゲットしてこれ見よがしに咥え直し!

ハッと振り返ったその方向から・・・、

カモメの幼鳥が襲い掛かってきた!獲物の横取りを狙って。

もう一羽いたメスは潜って逃げる。

餌を咥えて潜れないのか、メスのウミアイサは逃げる逃げる・・。

幼鳥とはいえ食欲旺盛・獰猛なカモメ・・・。

さあこの後はどうなっただろう・・・。