2016年12月21日水曜日

ヤマセミが人吉市の鳥に加わる事が本決まりに! A Crested kingfisher was formal decision to be added to a bird in Hitoyoshi-shi !

  今から6年前、2010年頃から徐々に始まった「ヤマセミを人吉市の鳥に!」の願いがどうやら本決まりになったようだ。もう永い事、野鳥観察をしてされている地元人吉市の方々が中心になり、地道に進めてこられた事だ。

 他の場所では観られない深山の希少野鳥ヤマセミが、3万人を超える人口を有する盆地都市人吉市の街のど真ん中を飛び交う稀有な事実をベースに、その貴重なヤマセミの繁殖保護と、球磨川及びその支流川辺川を始め数十本の支流が日本一の清流であるからこその自然を今後も守っていく意味で今回の人吉市の決定は非常に大きなものと言えよう。

 この場を借りて、中心的に動かれてきた人吉市の古江之人さん、同じく辻医院の辻正彦さんにお祝いを述べたい。同時に野鳥研究家の立場から常にヤマセミの生息環境の劣化に気を使われてきた、球磨川下流域の八代野鳥愛好会の高野会長にもお祝いを述べさせて頂きたい。

 ヤマセミの魅力に取りつかれ、東京から通いでヤマセミの生態研究をしている筆者にとっても、こんなに早くヤマセミが人吉の市の鳥に加えられるとは思ってもいなかった。人吉市役所の方々にも感謝申し上げたい。

 いずれ、正式に制定されセレモニーも行われる事と思うが、人吉市のヤマセミと八代市の市の鳥カワセミが、球磨川という水質日本一の清流グループに入った事と相まって、今後何らかの形で相乗効果を生んで行く事にも期待したい。

 こうした、官民一体になった野鳥に関する繁殖・生息保護につながる活動は、全国でもあまり例がないと思う。人吉の野鳥愛好家の皆さん、市役所の皆さんのコミュニケーションの良さあってこその快挙ではないだろうか?

 筆者としても、何らかの応援をしたく、現在人吉市内で飛び交うヤマセミやカワセミの画像を集めて、新たな写真集を編纂しようと思う。例によって自費出版し無償で配布する予定だ。※画像はまだサンプル版
現在210mm×210mm A4変形で5~60頁構成で編纂中。人吉市中心に無償配布予定を考えている。

そういう訳で、今日のブログは、強い西陽の当たる林の中を飛ぶ、木漏れ日の中のヤマセミ。生態観察的にはどうしようもない画像だが、木漏れ日の中で見え隠れするヤマセミの姿というのも、実は非常に珍しいのでご紹介してみたい。






もうカメラのレンズではこれが限界!肉眼よりもコントラスト、明暗の差がくっきり出てしまう為、こういう環境下での撮影では非常に辛い。たまたま、光が当たっている部分を飛んで通過してくれたので撮れたもの。雰囲気だけはお判り頂けると思うが・・・。

 

2016年12月20日火曜日

突然ヤマセミのチェイスに遭遇した記録! Suddenly I saw hard chase of two Crested kingfishers.

  画像整理していて、ヤマセミ2羽の結構激しい追跡劇の場面画像が出てきた。ここ7年間ヤマセミの生態を観察しているが、縄張り争いバトルの画像が沢山ある中には入っていなかったので、今まで見落としていたのだろう。

 逆光だし、暗かったのでご披露するには質が酷すぎると思ったのか?しかしPCで明るくも出来るようになったため、此処に改めてご紹介したいと思う。

 これは二羽の雄の追っかけっこだ。多分、どちらかが親でどちらかが息子なのか?真夏の球磨川ではよく見られる子供の親離れの儀式のようなものだと思って頂ければよい。

 球磨川流域は国内でも最もヤマセミの生息密度の高いエリアだ。これは餌が豊富な事と、巣穴にする砂岩やシラスの壁が多いことに尽きる。大昔に爆発した桜島の灰が人吉エリアでは高い所で8~10mの崖を形成している。鹿児島では15m以上のシラスの崖も多いが、人吉エリアではそこまで高くは無い。

 追々、何故人吉エリアがヤマセミなどの生息に適しているのか、その理由を説明していこうとも思っている。とりあえずはチェイスの連続写真でその気性の激しさをご覧頂ければ嬉しい。

 逆光なので視難いがお許しいただきたい。





この前の部分のチェイスが実はあるのだが、それはまた次の機会に。


2016年12月19日月曜日

晩秋の球磨川野鳥レポート その1. Kuma-gawa wild bird report of the late fall. Vol.1

 約1か月前、晩秋の人吉界隈に出張した際、仕事打ち合わせが多い合間を縫って撮影した画像の整理を、やっと行える余裕が出来た。

 シャッターを押して、手ごたえがあった場面は必ず覚えているものだが、ダメだろうなと思ってシャッターを押した結果が思いのほか良かったりする場合もある。今回はそういう画像が多くて驚いている。

 生態観察には向かない強い西陽の中で、非常にコントラストの強い画像が幾つか撮れていて、それはそれで野鳥写真としては面白いかもしれない。

 今日からシリーズで数種をアップしたい。まずはタゲリ。このきわめて日本画的な色彩を持つ優雅な野鳥は、必ず数羽以上の小群で移動する。
 綺麗な色彩に似合わず、刈り取りの終わった畑の土に顔を突っ込んで土の中の虫などを食べる為、常に撮影するくちばしには泥がついている。

 このタゲリの面白い動きは、畑の中で移動する際に良く観られる。じーっと立って顔をこちらに向け、なかなか動かないが2~3歩動いて、またじーっとする。そうしてまた1分ほどすると思い出したように数歩動く。昔子供のころやった、「ダルマさんが転んだ」のようだ。

ダルマさんが転んだ・・・で、鬼になった気分?だんだん近寄って来る。



ピ~ッ!と見張りが鳴くと、一呼吸おいて一斉に飛び立った。

反対側を視たら、トラクターが迫って来ていた。

平気でその前を横切るタゲリ。

多分、農夫もタゲリもお互い慣れているのだろう。


2016年12月18日日曜日

年の瀬の武蔵野、野川流域の野鳥たち。 Wild birds in Musashino Nogawa basin in the end of the year .

 武蔵野の野川は、河岸段丘・国分寺ハケ線に沿ったほんの川幅5m程の小川だ。東京郊外の住宅地をぬって流れており、四季折々の風景を楽しめる東京都民郊外生活者のオアシスだ。近隣には各種大学が点在しており緑地帯が点在している。

 南には調布飛行場、神代植物園、東京天文台など広い緑地帯があるので、色々な野鳥たちが生息しているし渡り鳥系も飛来する。しかし水場となると野川流域になるので、採餌のみならず吸水、水浴びに飛来する。

 勿論水鳥系は野川に集中するし、もともと魚を餌とするカワセミ、鵜などは此処にしかいない。2006年頃にはタシギなども飛来していたが、最近はカモ系が多いようだ。


コゲラの飛翔はなかなか撮影出来ないが、飛んでくれた。

珍しくバンのつがい?が居た。

足が此処まで黄緑色だとは思わなかったが若鳥だろうか?


シロハラが赤い実をついばんでいた。

ヒヨドリも採餌していた。

エナガも蜘蛛の巣を咥えているようだ。

いつものカワセミ君メスは採餌に失敗して自然観察園内に飛んで行った。

 

2016年12月17日土曜日

都心でメジロの群れに遭遇! I met small group of Japanese white-eye at downtown of Tokyo.

 ここ数日朝の気温が1℃、2℃で霜柱が5cmにもなっている。こうなると野鳥たちは採餌する餌が限られてくるので、我が家のベランダに干した干し柿にもメジロやヒヨドリが様子を見に来るが、全体を鳥除けネットで覆っているため、悪戯は出来ないようになっている。

 昨年はこの網が不十分だったので、隙間から入られ3羽も捕獲した。きつく言い聞かせて釈放したが、どうやら三羽とも同じ個体だったようだ。
 干し柿の損害は4個に及んだ。今年は鳥インフルが早く出ている様なので、ちょっとでも野鳥が突いた干し柿は危険だとばかりに厳重にネットかけをした。

 ご存じのとおり、メジロはジャパニーズ・ホワイトアイと呼ばれ、ほぼ世界中に分布している。ハワイでもオーストラリアでも撮影したが細かい部分でも国内の個体と比べて変化はなかったように感ずる。

 今日撮影したのは、外堀通り沿いのプラタナス(別名スズカケの樹)で世界4大街路樹の一つだ。残った細い枝の冬芽を食べているようだった。

 最初は一羽だったのが、いつの間にか8羽にもなってチューイ、チューイと鳴き声がうるさい程の飛び回りようだった。
メジロがこうやって小群で動くのは珍しいのではないだろうか。

今まで一画面に3羽のメジロが限界だったのに5羽も入っている。

寒い冬場は一緒に群れるのだろうか?


この他飛翔シーンも撮れたので近々アップ予定。


2016年12月16日金曜日

新宿御苑でオシドリがディスプレイ中!  A mandarin duck is displaying at Shinjuku Gyoen National Garden!

 久しぶりに新宿御苑へ行ってみた。今朝の武蔵野は実測0℃。物凄い霜柱を久しぶりに視た気がする。寒風が鋭く頬に刺さる朝。

 総武線の電車や駅やビルの間では感じない北風が広い新宿御苑の中を吹き抜けていた。昨年撮影した真ん中の池にトモエガモはまだ来ていなかった。カワセミだけがチ~ッっと鳴きながら樹木の間から飛び出して池の真ん中を一文字に横切って行った。

 西早稲田経由で筆者が御苑に到着したのは昼だったので、人もまばらで大きなレンズを抱えたバーダーもほとんど不在。そんな中日本庭園の奥の池のさらに奥の木陰にオシドリが十数羽いるのが確認できた。

 最近非常に多い外国の観光客の一団が去った後、池の周辺が静まった頃聴きなれたオシドリのクワックワッという声がし始めた。オシドリはなかなか鳴かないという。
人気が無くなってやっとこれだけ姿を見せたが普段は奥に隠れている。

数えると結構雄が沢山いる様だ。

70-300ズームしかなかったのでトリミングしてもこれが限界!

ディスプレイは首を上下させるのだが、これが普段の首の位置

伸びあがると、これよりもっと上に伸びる。決して画像修正したのではない。

水しぶきが上がり始めて、オスがメスを追い始めているのが判る。

抜け駆けは許さんと、多くの雄が雌を追い回す。

しばし、クワックワッという声が園内に流れた。

遠いのと光の加減で視難いが動画に収録してみた。普段の見慣れたオシドリの動きから想像できないほどのスピードだ。
  2016年12月16日の動画: https://youtu.be/0FXKgB96itQ


 2014年1月に今回と全く同じオシドリのディスプレイを観察撮影している。ほぼ3年ぶりに首都圏の池で遭遇できるとは思わなかった。
 このブログでご紹介したものと、動画でYoutubeにアップしたもののURLを最後に掲載しておく。

①2014年1月の人吉のオシドリ求愛行動ディスプレイ(静止画)
 http://yamasemiweb.blogspot.jp/2014/01/i-observe-courtship-action-display-of.html
 

②2014年1月の人吉のオシドリ求愛行動ディスプレイ(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=yeRhhQYHZos

2016年12月15日木曜日

最近の球磨川本流ヤマセミ事情。 This is the latest information about Crested kingfisher at Kuma-River.

 自分の眼で観察した状況でも、毎日球磨川ヤマセミ便りをレポートしてくださる人吉在住の方々の情報からも、現在つがいと、其のつがいから生まれたのであろう今年の若鳥(まだ独身)が縄張り争い、独立の闘いが毎朝繰り広げられているようだ。

 一方で、別のポイントでは鮎の刺し網漁が終わった後の、網干竿を我が物顔で独占し、パフォーマンスの限りを繰り広げているとの画像メールが此処毎朝届いており、直ぐにでも飛んで行きたい衝動に駆られている。

 今年の秋は、人吉盆地の内部ではなく、周囲の山岳部で同じ場所でヤマセミが2羽死亡しているのが確認され、すわ鳥インフルかと緊張したが、時期が1か月も離れており、二羽はつがいと思われることから、近くのフクロウを含む猛禽類にやられたのだろうと推察している。

 久しぶりに、暫く球磨川流域でのヤマセミの近況をレポートしてみたいと思う。
独り者の若鳥は多分親と思われるつがいと毎朝遭遇、パフォーマンス展開。

早朝8時前までの話だが、200m離れた両岸間を精力的に飛び回っている。

ヤマセミは慣れた球磨川の堤防土手は何処にでも留まる。

つがいと若鳥の3羽が鳴きあいながら飛び回っているようだ。

興奮すると、こうして高さのある水銀灯に留まったりする。

200m離れた対岸からの撮影なので遠い画像に成ってしまった。