2013年11月6日水曜日

The story of the Crested kingfisher consecutively for four days. Part-1 4日間連続であるヤマセミの生態観察報告をご紹介。

Last October 24th was rainy day all day long by influence of Typhoon. I found young male Crested Kingfisher at big bridge of Hitoyoshi city. I think this kingfisher recognized me well maybe. Because this Crested kingfisher fly and came close to me many times. I think that the female person of the pair of this Crested kingfisher recognizes me well more. I would like to explain this facts with my photographs.

 今日から4日連続で人吉のヤマセミの面白い生態を雨の日の画像でご紹介したい。写真集「川辺川・球磨川流域の山翡翠」をご覧の方々は後ろの方の141ページで2年前のヤマセミ個体(雌)と旧交を温める・・と言う記載をご覧になったと思うが、此れからご紹介するヤマセミはその個体とつがいの雄のほうだ。

 実は写真集では雌の方が堤防の上をチョコチョコと近く(と言っても12~3m)まで寄ってきてこちらの顔をしげしげと見て、くるっと後ろを向いて「ピッ」と脱糞したのだったが、その翌日同じ場所で今度はオスの方が傍の小舟の錨に留まってこちらを見てやはり「ピッ」とやらかしたのだ。夫婦で毎日迷彩服を着て同じ時間に同じレンタカーに乗って同じ場所でカメラを構えているのに慣れたのか、ウザったいと思ったのか面白い態度で歓迎してくれたのだった。いずれにせよヤマセミと人間の距離としては破格に近い距離だと思う。いずれも最初は架線に留まっていたのがワザワザ舞い降りて来たのだから最初はこちらの方が「嘘だろお前?」と思ったのは間違いない。

  その2羽の脱糞シーンは後回しにして、今回このつがいの雄が雨の中、橋桁からダイブして見事に餌をゲットしたシーンから順番に4日間掛かってそのいきさつをご紹介したい。この項は来年発行予定の「続・川辺川・球磨川流域の山翡翠」への掲載を予定している。

最初は雨降る10月24日平日の朝10時頃、人吉市内の川幅200mに掛かる橋の橋桁からダイブするヤマセミ雄の様子からご覧頂きたい。当日は2日前からの台風の影響による球磨川増水濁流のさなかの採餌行動となる。

ハッキリと雨の滴が見えるほどの雨量だが、車の窓から50-500mmのレンズを迷彩ヤッケの腕の部分に通して出して撮影を強行した。堤防上の道路には他に車は一台もなく、勿論雨なので堤防下をウォーキングや犬の散歩で歩く人も誰一人いない状況だった。ヤマセミの方から観ても堤防上の生き物はこちらしか認識できない状況だと思われた。
 
腕が痺れるほど待って、約20分が経過した頃幾度かそぶりを見せた後飛び降り始めた。羽根の裏が見事に真っ白で雄である事を示している。
 
雨だから視難いのか、普段はもっと一気に落ちるのが既にこの段階でブレーキを掛け始めている。
 
全制動を掛けて調整し・・・・・・・。
 
ホバリング状態に入りホワッと降りながら再度見定めて・・・・。
 
其処から改めて急降下!
 
周りの石を視ても判るとおり、オイオイそんな所飛び込んで頭打ちゃしないかい?状態でも平気で飛び込んでいく。
 
しかし、いつもはドボンと云う音と共に姿が見えなくなるのだが、やはり浅いのだろう尾羽が見えたままそれ以上入って行かない。この後ゲットした餌を咥えて近くの食事岩への移動シーンは明日掲載予定。

2013年11月5日火曜日

Super fright of female Daurian Redstart at Kumagawa river. ジョウビタキ雌の飛翔

 Male and Female Daurian Redstart is so different color. Sometimes beginner bird watcher thinks that is not same wild bird. It is so difficult to take their photographs of flight scene at field.

 武蔵野でもそろそろ冬鳥のジョウビタキがあちこちで見かけられるようになって来た。この鳥程オスとメスの雰囲気が異なる種もあまり無いと思う。キビタキやオオルリはもちろんの事、キジやオシドリも確かにオスとメスのカラーリング、雰囲気が違うのだが、このジョウビタキだけはオスとメスの体型や大きさまで異なって見えてしまうので驚かされる。何故かオスの銀色の頭は全体を細長く見せている、実際長いのか?メスは何だかずんぐりむっくりして見えてしまうのは私だけだろうか?

 武蔵野のミッション系大学構内には冬季沢山のジョウビタキが飛来する。特にメスの方は地上に降りて盛んに木の実等を食している。ヤマガラに似て人の傍まで寄って来ることが多い。オスの頭の部分は白と表記する文献もあるがどう見ても銀色に見える。日本で観られる野鳥の中では数少ないメタリックカラーの野鳥だと思うのだが如何だろう?

 ジョウビタキの画像は割に数多く撮影しているが飛翔中の画像は今日ご紹介のモノだけで今後狙いを定めて撮影したいと考えている。今日の画像は今年2013年2月28日人吉市内の球磨川左岸、人吉橋下流でのモノ。

 
 
弾丸ロケットの様だが水面から1mも無い高さを飛んでいた。
 
ちょうど真横からの撮影になってしまったため、羽根の広がりを表現できなかった。
 
飛翔の雰囲気はセキレイ系と似ているような気がした。
 
ブレーキを掛けて葦原にゆっくりと消えて行った。

2013年11月4日月曜日

Cafe Kura is one of the most scenery place at Kumagawa area. カフェ倉は人吉でも最も景色の良い場所。

Cafe Kura is one of the most scenery place at Kumagawa area. And also we can see many kind of wild birds at this Cafe Kura. This time I would like to show you Varied Tit living in a nest box.

 人吉の球磨川を見下ろす高台にカフェ倉は在った。八代で長年製材所を経営してきた大家族で、八代二中時代の同級生多武利明君ご夫妻の案内で最初にこのカフェ倉を訪れたのが2010年だった。人吉市内の球磨川に掛かる橋はいくつもあるが、水の手橋、大橋、人吉橋、繊月橋を縦に
見下ろせるのはこのカフェ倉からしか可能ではない。

 このブログはよほどの事が無い限り、宣伝やPRは行わないことにしている。このカフェ倉は関東でもなかなかお目に掛かれない程の建築理念とデザイン、立地条件における自然への配慮がなされている非常に珍しい施設だと思ったので是非紹介したかった。料理やメニューに関しては紹介しない、ご自分で行ってみればその良さはすぐに判ると思うし、いくら写真や文章で紹介しても人の好みや味覚は千差万別だし、読み手の好みは判らないので意味がない。

 しかし、いかに自然に配慮しているかはその芝生で埋まった台地のガーデンを歩いてみればわかる。少なくとも朝方や夕方のこのカフェには数多くの野鳥が集う。今回は昼の食事時だったがヤマガラが巣箱に出たり入ったりで営巣準備の最中だった。今回はそのヤマガラの画像をお届けする。よく見ると色々な巣箱があちこちに掛けてあるが、どなたかがアドバイスされたのだろう。

 これだけ客が来て、ガーデンテラスでランチなどを摂ったりお茶をしたりするのに、平気でヤマガラが巣に営巣の材料を運んでいるというのは今まで見た事が無い。野鳥観察に最高なカフェという事で今回取り上げさせて頂いた。

 現在此処のオーナーが峠に建築中の別プロジェクトはヤマセミが飛び交う山奥渓流に在る。素晴らしい建築だし、客層もおのずから知識階級になると思われるので自然環境を一番身近に感じられる稀有な施設になる予感がする。完成の暁には是非オーナーの許可を得て紹介したい。

早春のヤマガラ、花の前でちょっとポーズ。
 
必ず一羽は巣箱の前のこの枝で用心棒。
 
口一杯に営巣素材を咥えて巣箱に入るタイミングを探っている。
 
出る時もしばらくはこのまま周りの状況を注意深く見まわす。
 
さっと出てさっと入る、昔の蚊帳に出入りする時を思いだしてしまった。
 
 
向こうに見えるのがメインの建物。2012年11月23日古江之人氏撮影。
上のヤマガラの撮影とは異なって日本野鳥の会熊本県支部人吉地区の探鳥会後、
有志でランチに集った時のもの。

2013年11月3日日曜日

Sunday special " The Insects of Kumagawa area" Part-2. 日曜スペシャル版「球磨川流域の昆虫たち」 その2.

 Today's photos are the Part 2 of Hitoyoshi's Insects. There are butterflies and dragonflies living in Hitoyoshi Kumagawa river area. Sometimes These insects are baits of wild birds. This time I took some pictures of butterflies and dragonflies. Some of them are never seen before at Kanto area.

 日曜日スペシャルの昆虫版第2弾。今回の人吉撮影行で生まれて初めて視た紅トンボ。絶対に人工物か意図的に作ったトンボだろうと思ったが、南九州には沢山居るという。今まで4年間来ていて何故気が付かなかったのだろう。たぶんヤマセミにばかり集中していて他に目が行かなかったのだろう。

 
 蝶でもなかなか他では見られない種が身近に観られて楽しい。今後は更に余裕を持って昆虫類、植物類を撮影しようと思った。

この赤いトンボはその名も「ベニトンボ」♂外来の土着型。
 
球磨川の河原に沢山発生していて一か所に集中するようだ。
 
タイワンツバメシジミ♂の公算が高い。裏面を観なければ普通のツバメシジミと区別がつきにくい。
この種も最近数が減ってきているそうだ。
 
小さいながら極めて日本的で人気の蝶だ。
 
これは「ウラギンシジミ」の秋型♂メスは赤い部分が灰青色なので区別しやすい。しかしなかなか開いて留まってくれないので表の赤っぽい綺麗な面が見えないのが残念。
 
球磨川支流の土手に広がるマウント系の葛の葉に良く留まる。
 
キタテハの秋型♀の様だが、夏型と違ってカクカクしている。
 
球磨川本流土手で撮影したメスグロヒョウモンの♀この蝶は炎天下を嫌い真夏は活動を停止して冬眠ならぬ夏眠をするらしい。幼虫の毛虫は野生のスミレを食べて育つとの事。この個体もそうだがなんとなく薄汚れていて割れる直前のシャボン玉のような儚い色合いで侘しさが漂う。

Young Japanese wagtail waiting parents. セグロセキレイの幼鳥画像。

 April of this year 2013, I saw grey wagtail at Kumagawa river. I have never once seen that before. But parents came back soon with baits of insects.
 This spring two young grey wagtails suddenly came in to my car. Their parents waiting around my car, so I released them out of my car windows.

 今年の4月人吉市内の球磨川河原で数多くの濃い灰色のセキレイを撮影した。今までハクセキレイの幼鳥は東京の三鷹でも幾度か撮影していたが、セグロセキレイの幼鳥と思われるこれだけグレーの色の濃い幼鳥は初めて視た。最初は幼鳥とは気が付かないほどの堂々とした佇まいだったので、すわ新種か?迷鳥か?と思った程。すぐ傍に口一杯に虫を頬張った親が来たことでやっとセグロセキレイの幼鳥であることが判明した次第。

 とにかく、このセキレイ系は球磨川流域には非常に多い。球磨川沿いのホテルや宿に宿泊してみると一発でその理由が判る。「球磨川は夏の間は非常に虫が多いので絶対に窓は開けないでください・・・」と球磨川に面した窓に必ず張り紙がしてあるか、チェックインの際にフロントで注意される。

 これが理由で、羽虫を主食とする野鳥、ツバメ、セキレイ系、ビンズイ、タヒバリ、ウグイスが多い訳だ。勿論トンボや蝶類も多い。上流域でブッポウソウが営巣するのも頷ける。虫が多ければカエルも川魚も当然多いという訳で、食物連鎖の良い環境がこの人吉中心の球磨川流域に存在して居るのだろうと想像する。

 
Young bird of wagtail is a little bit different from aduld bird.
最初にこの向きで視た時は何だか判らなかった。
 
Because a bill was yellow, I was identified as a young bird.
ノッペリとした頭部だったが嘴がまだ黄色かったので幼鳥と気が付いた次第。
 
この向きで視るとツバメの雛の様にも見える。
 
親がクチバシ一杯に餌を運んできて初めてなるほどと判明。
 

2013年11月2日土曜日

Crested Kingfisher's long dive from hovaring. ヤマセミのホバリングからの急降下ダイブ連続画像!

 Today is the first day of Three-day weekend. So I would like to show you Creseted Kingfisher's Special photographic strip of long diving. Situation was early in the morning at Kumawagawa river of Hitoyosi city on 23th October this year.
 今日は3連休の初日なのでスぺシャル画像をご紹介。ヤマセミ写真集続編に掲載候補の一つだが今後の撮影成果では没にするかもしれないので今のうちご紹介。

 ヤマセミ撮影の醍醐味の一つは高高度から採餌の為の一気のダイビングの模様を一部始終撮影する事。一朝一夕にはできない撮影で、事前の追い写し練習、ヤマセミの採餌のパターン、その個体のダイビングの癖、川の状態(深さ・水流速度・濁り)さらには太陽の向き等を全て頭に入れ込んで撮影に入らなければなかなかモノにする事は出来ない。4年間通って飛びこむ最初から飛び込んで餌を咥えて出てきて飲み込む場所までの一連を撮影できたのは2~3度しかない。

 人吉界隈のヤマセミはあらゆる場所から採餌ダイブを行う。今まで撮影した場所は、川に掛かる架線、橋の橋脚、橋桁、堤防、水銀灯、川沿いの樹木、樋門の屋根、網干し竿、そうして圧倒的に他の地域より多いと思われるホバリング。

 ヤマセミの過去の文献やWEBサイト、ブログによるとホバリングからの採餌は成功率は高くないとあるが、球磨川流域、特に人吉市内では球磨川の幅が200mにも及ぶため個々のエリアを縄張りとするヤマセミは飛翔力に長け、ホバリングを多用し、成功率も高い。

川幅が広いという事は、採餌後の咥えた餌を猛禽類やカラスに略奪される事が多い事もあり、ヤマセミ自身の飛翔力の向上に繋がっていると考えられる。他のヤマセミ生息地域のように川幅が狭く樹木が多く非難する場所が多い地域とは異なり、人吉市内の球磨川では天敵からの脅威を常に注視していなければ生きていけないようだ。
 
 
秒間6コマのCanonEOS 5D MarkⅢなのでこの画面では約1秒強の時間となる。

 

2013年11月1日金曜日

You can see also White Wagtail at Hitoyoshi area. 人吉界隈ではハクセキレイもセグロセキレイ同様に観られる。

 In 1930's White Wagtail lived only in Hokkaido area. In 1980's They lived in more southern area of Japan including Tokyo. And now they are also living in Kyushu area.
The White wagtail lives in the downtown any place other than a waterside.
 2日間セグロセキレイの画像をアップしたが、東京では圧倒的な数を誇るハクセキレイが実はつい20年前には九州では珍しかったという話を聞いて驚いた。今では多くは冬鳥として九州に飛来するが通年で住み付き留鳥化している個体も増えているようだ。

 今日の画像は今年の4月に球磨川支流で撮影したモノ。球磨川本流に数多く居るセグロセキレイはフライング・キャッチで羽虫を空中捕獲することが多いが、ハクセキレイはむしろ小石の多い河原で飛んでいない虫類を採餌しているのをよく観察する。

 球磨川支流ではキセキレイ、セグロセキレイと縄張り争いをしているのもよく見かけるが、セグロセキレイの親子の追いまわしなどに比べるとあまり極端な異種の争いは無いように感ずる。数の上ではセグロセキレイが圧倒的に多いからだろうか?

 これが江津湖に行くとキセキレイが非常に多いので立場は逆転するようだ。キセキレイの飛翔スピードは他のセキレイ類よりはるかに早い事を目撃した。2羽のキセキレイの加瀬川の水面での追い掛け回しはセキレイ独特の波打つ飛び方ではなく上下動の大きくない飛び方だった。今回のハクセキレイの飛翔画像もあまり上下動は大きくなかった。目的によって飛び方が違うのかもしれない。

white wagtail flying on a river.
ハクセキレイの飛び方は意外にも直線的だった。
 
Flying height is same as Crested Kingfisher.
水面からの高さは1分前に同じ場所を飛んで行ったヤマセミとほぼ同じ高さだった。
 
セキレイの種類としては羽根を広げている時が長い飛び方だった。
 
 
羽根を閉じた時は如何にも弾丸カットビ・・であった。