今回参院選で驚いたのは、もしろん与党が惨敗して野党、それも新しい勢いを持ったリーダーに率いられている2党の躍進・・・と言う事。
しかし、一番驚かされたのは7月21日選挙結果が判って数日後の主要新聞(読売)の朝刊一面を視ての事だった。我が家の新聞受けから取り出して「えっ?マジ?」と思ったものだ。
自宅に届いた新聞。
読売新聞のネット表示。日米相互関税15%決定のニュースより「石破首相 退陣へ!」の方が日本国民にとって果たして大きいニュースなのだろうか?しかも他の主要新聞にはこういう見出しの情報はなかった!
そうして、同日石破首相は「退陣などせず、日米相互関税の実務遂行など重要案件含め職務にまい進、続投する」と記者発表した。
選挙の事もあるが、日本にとって世界に先駆け相互関税を25%⇒15%に出来た事を強調、それを実現実行する大変さを説明。「石破降ろし」への語気を強めての直接反撃はせず、丁寧に説明をすると述べた。
しかし、既存の老舗大手新聞・テレビは「赤信号みんなで渡れば怖くない・・。」の論理なのか、「数は力、力は正義!」の論理なのか、一斉に「石破降ろし」を始めた。で、読売新聞の意図的大誤報を筆頭に、大手老舗メディアは「石破降ろしは時間の問題」といった風を一生懸命吹かせた。
今までの既存マスコミを背景に政治評論をやって来た御用評論家なども一斉に「石破は嫌われている、次の首相候補は誰々」と始めた。
如何にも政治の世界を一番知っているような口調なのに、今回の与党大凋落、国民の動きを事前に予想しえず、テレビで解説もしなかった。この手の人たちが完全な与党お抱え評論家、太鼓持ちであることを皆が知ってしまった。
特に自民党の場合青年局長先頭に公然と「石破退陣!」を迫った。
多くの二世議員・地方の県連など、古い体質の自民党の内部で「何故今回惨敗したか?」を分析反省もせず、首相に責任を取らせ一新を図ろうという勢いだけで大手メディアの報道を頼りに行動を起こした。
しかし国民は「何も判っていない集団、旧派閥のご老体陣の操り人形」を即座に見抜き、反対運動がSNS+街頭デモで急激に起こり拡散した。
自民党青年局で先頭に立った中曽根氏などはあっと言う間に過去の醜聞を上げられ、SNSで炎上!鎮火した。
一方でSNSに寄って集まった大勢が首相官邸付近で「石破辞めるな!」デモを行い、SNSで全国に広がった。かってどんな首相にも起きなかった面白い現象。
心あるコメンテーターもこれらSNSでの国民感情を代弁していた。
筆者思うに、この段階での国民の平均的な思いはこれじゃないだろうかと・・・。
これらの動きのなかで、最近のいろいろな記者会見の様子をYoutubeで視ていくと、面白い事が判って来た。毎日新聞、東京新聞といった既存の大手メスメディアの記者があちこちで出禁(参加禁止・入場禁止・呼ばれない)になっているというのだ。
理由を調べてみたら、
① 一人1問の原則ルールを守らない。 他のメディアが質問中に割り込む。
② 事前の参加登録(予約)を入れていないで強引に入ろうとする。
③ 説明・返答の一部を抜き出し編集し、本来の意味ではないメディアの偏った報道に活用している。
この様子が生の映像で音声と共にSNSを通じて全国に広がっているのだ。
大手マスメディアが活字や抜粋編集した映像・音声で「事実を曲げ」メディアの意図的な方向へ持って行っている事があまりに多いという事が判って来た。
いままでも、そういうことはあり得るだろうな?と思っていたのが現実にYoutubeなどの動画で判ってしまったのが今回の参院選前後の「情報世界」の動きなのではないだろうか?
具体例をいくつかご紹介、Youtubeだから「劇的な口調」での説明もあるが、内容を視ていくと既存の主要メディアでは一切報じない「国や政府、さらにはスポンサーへの忖度の無い事実」「切り取りの無いやり取り」が映像などで判るので驚く次第。
https://www.youtube.com/watch?v=is-t3Yf348Q 参政党女性議員、東京新聞記者噓指摘(=3分17秒あたりから)
https://www.youtube.com/watch?v=1a0z98zXTrM 国民民主の榛葉幹事長のメディア対応
https://www.youtube.com/watch?v=MCdKsAA07yU 参政党神谷代表、神奈川新聞を糾弾
https://www.youtube.com/watch?v=LZEXAUrjtKQ 石丸氏、東京新聞の記者を諫める
これを観る限り、こういった態度での取材方法で記事が出来ているのであれば、既存大手のメディア社の意向に沿って切り貼りされた政治家の「記者会見発言記事」が怪しいと思わざるを得なくなる。
こういうYoutube映像が手に持ったスマホの画面で個人レベルで「常時」閲覧できるという事・・・が、旧大手既存メディア と SNS (=Youtube、その他スマホ経由のネットメディア)の信頼度逆転=入れ替えをものすごい勢いで生み出していると思う次第。