2025年12月29日月曜日

八代金剛干拓でチョウゲンボウ二羽。 Two kestrels at the Yashiro Kinko reclamation site.

  脳の活性化は指先を活発に動かすことだと教わった。その一つの証拠がミュージシャン・音楽家、特にピアニスト、バイオリニスト、ギタリスト、ドラマーなど手と指先を激しく動かす人にボケはいない・・・だそうだ。

 交響曲一曲の最初から終わりまでにたった一度しかティンパニーを叩かないような太鼓叩きも同じかどうか知らないが、リッケンバッカーやグレッチをもう弾かなくなった筆者はせいぜいPCのキーボードをたたく事しか出来ないので、こうしてブログ更新頻度を少し高めようと思う次第。

 オフィスでキーボード叩いていたオフィスマンがリタイヤしてPCに触ることが無くなり、スマホをツンツンするだけでは脳がどんどん退化するという。ストレートネック、ドライアイから来る各種視力障碍、に加え認知力低下が今一番恐ろしいらしい。車の運転を急にやめても同じ症状が出るという。

 

 で、今日は先日行ってきた八代市郊外、球磨川三角州に在る金剛干拓地の野鳥、タゲリに続いて初めて二羽同時に遭遇したチョウゲンボウをご紹介。

 今迄猛禽類に二羽同時に遭遇と言う経験は営巣中・子育て中のオオタカ、ツミ、モズ以外あまり経験が無い。

 此処で過去のそういった画像を出すのが本来このブログのお約束だが、年の瀬はブログ更新の時間もあまり無いので画像探しをはしょらせて頂きたい、申し訳ない。

 で、今回の八代市金剛干拓(早朝)の探索は小雨は降ったりやんだりしている状況で結構暗い環境だった。持参したカメラはCanon EOS7DMarkⅡ+Canon EF70-300. 主に車の中からの撮影だが、このチョウゲンボウの場合は干拓地の中の道路沿いの家の屋根に留まっていたので、そーっと車を降り通行人の住民の振りをし、目を合わさず、見上げず一旦しゃがんでからカメラを向けた。

 野鳥は上からの脅威にはナーバスになるが、下でチョロチョロする分にはあまり警戒しないのだ。

 此処で撮れたのが後で考えれば非常に珍しい民家の鯱(=しゃちほこ)に留まった猛禽類の画像。此の鯱、名古屋城を筆頭に日本各地の城の天守閣の屋根には多いが、一般民家の屋根瓦には普通存在しない。

 あるのは八代市を中心とする熊本県内、福岡県、広島県の東広島市西条町周辺くらいなもので比較的狭い地域だ。その狭いエリアと判る鯱に留まる猛禽類の画像は撮りたくてもチャンスは少なかろうと思う次第。

 野鳥写真は最近のカメラの精度・性能の向上でドアップで撮影し投稿される方も多いようだが、まるで野鳥図鑑を見ているようで筆者的にはあまり好きではない。

 珍しい野鳥をドアップで撮れたのが嬉しいのは判るが、その野鳥の生息している背景や生態を見てみたいものだ。人気のシマエナガを雪の妖精とか言ってこぞって投稿するのも上野公園のパンダと何も変わらない気がする。

 尊敬する嶋田忠さんのような背景一緒の野鳥写真が良いなぁ・・。

車を運転していてハッと気が付いた違和感!「鯱に猛禽だ!」が最初。




暫くして道路を渡った大きな倉庫の屋根に移った
ペアなのか親子なのか兄弟姉妹なのか不明。

20mほどの距離で道路にしゃがんで撮影した一発。

金剛干拓地は色々な野鳥が集う工業都市八代市の一つの魅力でもある。過去此処で遭遇した野鳥で珍しいのはマナヅル、ナベヅル、コウノトリ、ハイイロチュウヒのオス・メス、コミミズク、アカガシラサギなどなど。