2024年8月31日土曜日

キャノン・ギャラリーでパリ・オリンピック写真展を観た。I saw the Paris Olympics photo exhibition at the Canon Gallery.  

  今日までだというので銀座のキャノン・ギャラリーでパリ・オリンピック写真展を観てきた。

 筆者は仕事もあって、野鳥の撮影をする前はいろいろな博展関係以外にスポーツの記録写真も撮っていた。勿論大会・イベントのスポンサーさんへの記録データとしての画像や、スポンサー契約しているアスリートの活躍している場面の写真が多かった。

 ウインドサーフィンで言えばハワイのマウイ島で活躍していたプロ、マイク・ウォルツ、マット・シュワイツァー、ロビー・ナッシュなど世界のトップたち。

 スノーボード系ではワールドカップ含めて世界中で大会の模様など。その他ボートショウなどのPRタイアップ記事で雑誌ポパイなどでは南半球オーストラリア、ニュージーランドなどで18Footersなど日本では観られないスピードセイリングのヨットを危ない思いを散々して撮った。

18Footers、かってはセイルの大きさ無制限競技だった。 18Footers HPより

 高速ヨットのマストブレイクで、大きなカーボンマストが目の前3mくらいにズドーンと落ちてきた事すらある。

 一度などダブルベイという所でスタート時間ギリギリに、短パンとポロシャツでカメラを抱えてビーチに在ったウインドサーファー艇を借りてそのまま飛び乗り、他のヨットを餅焼網のような両サイドを、上下させながら停泊中のヨット群をクリヤーしつつスタートラインへ向かう18Footersの姿を撮ったこともある。今考えると良くミスって海へ落ちなかったと思う、必死だったのだろう。ウインドを貸してくれた若者がびっくりしていた。

 

 何を言いたいかというと、スポーツはその種目を自分でやるか、よほど詳しくなければ良い絵は撮れないと思うのだ。果たしてパリ・オリンピックの写真を撮影した方々がどれだけその種目に通じているかを観たかったのだ。

 結果は残念、消化不良。金メダリストが喜んでいる場面ばかり取り上げて、新聞の一面を飾るようなカットばかりだった。オリンピックの写真展ってこんなんで良いのだろうか?

天下のCanonの銀座のギャラリーだよね?もう少しCanonの愛用者が喜ぶような内容であってほしかった、交通費払って観に来る人ってほぼ全員自分で写真撮るんだから・・・。

 もう少しスポーツの瞬間のカッコよさ、美しさの写真が在るかと思ったのだが‥残念!


こういった新聞記事のトップを飾る写真は、筆者的にはどうでもよかった。

これからの4枚のようなカットをもっともっと観てみたい。

筆者が見たかったのはこういったカットだ、髪の毛からの水の軌跡と選手!

全てがさかさまになる柔道の技の瞬間

このフェンシングは両者宙に浮いてはいるが、決定的瞬間でないのが残念!

巴投げは難しいだろう?寝転んでいる方が投げているんだから。

 旗手だった彼女、ネットで金髪がどうのこうの無責任に叩いていたようだが、自分でフェンシングを出来ないくせにメダル獲ったアスリートを叩いちゃいかんでしょ?

 もちろんこれ以外に沢山メダリストの写真中心に展示されていたが消化不良なので割愛。

2024年8月30日金曜日

台風の中心は北上したが人吉球磨エリア、これからの降雨10時間が勝負! The center of the typhoon has moved north, but the next 10 hours of rain for the Hitoyoshi Kuma area will be crucial!

  今朝も引き続き台風関連 危機情報!

 八代市の親友からは「風も雨も大したことなく中心部が去っていきました、ご心配ありがとう」というメール、昨夜夕方6時だった。

 しかし今回の台風は去ったつもりが去ってくれていないのだ。気圧は28日23時現在990hp迄上昇してきたが、風の渦とその雨の強さは止んでいない。

 北へ中心が移る事より中心が東へ移動した事の方が怖い。吹き戻しの西からの風が有明海、東シナ海の水蒸気を含んだ空気を運んできて山にぶつかり豪雨となる可能性が高いのだ。

 大きな一番外側の雨のバンドが伊豆半島から首都東京附近へかかり続けており、大きな幅広い線状降水帯を形成している様だ。

 日本気象協会の予報だと、この後朝9時頃から午後の3時頃まで5時間以上、人吉~阿蘇山に連なる九州山地西側で激しい雨が降り続くと出ている。先ずは昨夜11日過ぎの予報から・・。


台風がノロければノロいほどこの降雨は続くことになる。

一晩すぎて今朝10時の予報(それほど変わっていない)

今朝の段階での午後3時の予報、積算降雨量は相当なものになるのではないか?

 こうなると、2日前からの積算降雨量がどのくらいになるか?人吉市のウオーターハザードの数値が非常に気になって仕方がない。2020年7月4日の球磨川洪水災害の後、復興が始まった人吉市内だが、被災以前と同じ場所に同じ高さの建物を建てていないだろうか?市街中心部はウオ-ターハザードの数値で3.5m~5mのゾーンもしくはそれ以上のゾーンなのだ。

人吉市中心部のウオーターハザードマップ 国交省サイトより

 もし昨夜からの雨で洪水が再発し、4年前と同じことを繰り返し立て直した建造物が水没したら大変だと思う。勿論そうならないことを祈ってはいるが・・。これは4年前の7月4日の画像で決して今日現在のモノではないので間違えないように!



2020年7月球磨川豪雨災害の際のブログより

 我が野鳥撮影、特にヤマセミ撮影に関しての大先輩の人吉の名医が2019年11月頃に平屋建ての医院を新しく建てられた。そうして7月4日の洪水で水没し過去の患者さんのカルテがダメになってしまい医院をたたみ医師を辞められてしまった。

 洪水が起きた場合3.5~5mで水没する危険エリアに、何故平屋建てを許可するのだ?建築出来るのだ?もうかれこれ10年以上大変お世話に成っている方だけに、悔しくてたまらない。
 今年、東京の国立では富士山が半分見えなくなるからと、施工条例を守り90%以上完成しかかったマンションが地元の住民エゴ・クレームで取り壊すことになった、これとは違うだろう?命にかかわる問題なのだ。

 しかし、人吉ではどうしてウオーターハザード3.5~5mのエリアに平屋建てを新築許可したのだ?これはどう見ても行政と建築業者に問題があるだろうと思う。国交省の危機回避のためのウオーターハザードマップ、一体何のために存在するのだ、これを基準に守らねばまったく意味がないではないか?
 
 2020年7月の洪水災害、地元メディアは100年に一度の・・とか言っているが、近年地球温暖化で全世界的に気象が激しくなり降雨・干ばつ・山火事などが頻繁に起きるようになっている事は誰もが知っている事だ。

 100年に一度は、今や10年に一度あり得る事が科学者の間でも常識化しているし、世界中で事実がそれを示している。そんな中、ウオーターハザードの数値をまじめに考え、もっと大掛かりで基本的な都市防衛を行う必要があるのではないだろうか? 

 2020年7月の大洪水で何を教訓に、次起きた際への対策として何を行ったのだろう?ウオーターハザード3.5~5mの所に以前と同じ二階建て建物を建てても決して復興とは言えないのではないだろうか?1階をガレージにするなどして3階以上の頑丈な建物を建ててこそ先を見据えての復興なのではないだろうか?

 人間が自然の猛威をコントロールなど出来る訳がない、治水と簡単に言うが、たとえダムを1個作ったとしても「水を治める事」など出来る訳がない。ダムの上流部に降った雨にしか作っても意味がないのだ。この件、今回の台風が完全に終わってからじっくりと述べてみたい。 

2024年8月29日木曜日

台風10号(英名サンサン)が八代市、人吉球磨エリア直撃! Typhoon No. 10 (English name: Shan Shan) makes direct hit on Yatsushiro City and Hitoyoshi Kuma area!

  かって大被害を生んだ伊勢湾台風以来の規模と言われる台風10号(英名サンサン=

ShanShan)が薩摩川内市付近に上陸した。

 薩摩川内市と言えばかってハイイロチュウヒを撮影した場所だ。アトリやカワラヒワの大きな群れも撮影した。此の川内川上流域ではコウライアイサも飛来している野鳥が豊富なエリアだ。

 テレビ朝日「羽鳥真一モーニングショー」で上陸間近の台風の様子を何と八代市から中継していた。画面を見ると広い芝生のグランドから高速道路を見渡せ、なおかつ海の様子も写せる‥ってこんな所八代市で言えば日奈久の海岸付近しかありえない。

 Google Mapで調べたら予想通りだった、「日奈久ドリームランド・シー」がその場所だ。決して八代市の中心部ではなく、町はずれの南の方だ。



高速道路の標識に日奈久出口とあるので南九州道の高架

此処で海を写しても風は山で遮られブランケなので海面はフラット!

撮影場所確定の証拠はこの遊具と時計(黄色で囲った部分)

グーグルマップのストリートビューに映っている。

何故?この場所(画面左下の赤い印)を中継場所に選んだのか理解に苦しむが、「東京から中継です」と言って奥多摩に近いJR五日市線の秋川駅前から中継するようなものだろう?

 いずれにせよ八代市をはじめ人吉球磨エリア、更には熊本市内にお住いの方々にお見舞い申し上げたい。

2024年8月28日水曜日

引き続き「八代市の野鳥」チラ見公開♯8です。. Continuing with the “Birds of Yatsushiro City” glimpse release again. #8.

  今日はプライベートな用事(病人見舞いとお別れ)でブログアップが夕方になってしまった。ご覧いただいている方々には申し訳なくお詫び申し上げる。

 団塊世代も個人差があるにしろ、「永遠の別れ」が多くなってくる。それと共に本人が気が付かないポカも多くなる。今朝などいつもの愛犬散歩で一周30分ほどして戻って初めていつもの眼鏡をしていないことに気が付いた。

 それでもコンデジでちゃんと撮影をして戻ってきているのだ。遠視とはいえ、いつものメガネが無くても全然平気で過ごしている「状況」に愕然とした朝だった。

 「いつも必須のメガネを忘れても平気で過ごせる」事への驚きと、「忘れている事に気が付かない事」への驚きだった。朝からダブルショックだった。

 話は変わって・・。都会のど真ん中で野鳥に関して思いがけない遭遇があった!

 日本橋高島屋のショーウインドウ。HERMESのウインドウ。野鳥があまりに特殊な事と、筆者に関係深かったので思わずウインドウの前に佇んでしまった。

 特にミヤコドリなどはつい最近八代市の写真展で出展した一枚にもあったし、エトピリカ(実際はパフィン、ニシツノメドリ)に至っては10年前釧路の落石漁港から漁船で逢いに行った際のそれにそっくりだった(=イワシを一杯咥えて飛ぶ姿)

日本橋高島屋のHERMESウインドウのミヤコドリ

八代市の写真展へ出展したミヤコドリ

日本橋高島屋HERMESのパフィン

根室沖落石クルーズでのエトピリカ



・・で、今日も「八代市の野鳥」のチラ見ご紹介、干潟シリーズはこれでお終い。

単一種の群れは撮影するチャンスが多い

八代市にはこのホウロクシギもお腹の白いダイシャクシギも飛来する

カラスVsトビ、にらみ合いはトビの方が飛んで行った。

2024年8月27日火曜日

引き続き「八代市の野鳥」チラ見公開♯7です。. Continuing with the “Birds of Yatsushiro City” glimpse release again. #7.

  昨日、東京都内での非常に珍しい気象現象に遭遇した。大変奇妙な雲!少し昔であれば「地震雲」と言って騒がれた不気味な雲だ。

 撮影は三鷹の東八道路に在るホームセンター「コーナン」の屋上駐車場から観察撮影。

 まずは数カットの画像をご紹介

まずは南の方角から北へ向かって・・・。

下に見える道路が片側3車線の広い東八道路、左奥が新宿方面

都心へ向かう道路を直角に横切り練馬の方向へ伸びて消えている。

これを無理して繋ぐとこうなる、低空で明らかに不気味で異様な雲だろう?

調布飛行場へ降りる航空機がこの異様な雲の上を飛んでいる。

 実はほぼ同じ雲を恵比寿の高台から数年前に観たことが有る。写真撮影も行った。
 友人がこれを知っていた。「環八雲」という事だ。詳細は此処に記述があった。

 この記述通り、昨日は台風10号による南からの湿った南風に乗って結構風も吹いていた。それに東京湾からの冷たい風がぶつかり見事な「環八雲」が発生したようだ。

 たぶん全国でも東京でしか観る事が出来ない「大都市雲」なのだろう。

・・・で、今日も写真集「八代市の野鳥」チラ見をご紹介。
左ページの人気もの三羽は偶然のたまもの

やはり、野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい…と思う

アカアシシギは好きな野鳥の一種

 左の群れ2つは最初どちらもシギ・チドリだろうと思ったら高野博士のご指摘で上の群れはズグロカモメだろうとの事。こんなに大きなカモメの大群は初めて観たので、びっくりすると同時に嬉しくなった。東京で観るユリカモメも此処まで大きいのはまだ見たことが無かった。知らずに右ページにズグロカモメのダイブ採餌シーンの連写合成カットを偶然入れておいて良かった。

2024年8月26日月曜日

週明け更に「八代市の野鳥」チラ見公開です,#6 . Continuing with the “Birds of Yatsushiro City” glimpse release again. #6.

  毎朝05:30の愛犬散歩、今朝は「えっ?」というほど秋を感じた。東京郊外三鷹市の話だが・・。

 台風10号の影響だろうか、2日前から低い雲の動きが非常に速い。これが20年前だったら車を飛ばして葉山へ行き、ウインドサーフィンなんだが。行ったばっかりの熊本県八代市や人吉市が心配だ。新しい情報では直撃に近いようだ。

 福井新聞がネットで出している予報が一番わかりやすい。気象庁と米軍気象部とヨーロッパ中期予報センターの3か所の予報を出してくれている。

 特にヨーロッパ中期予報センターの動画は自分に縁のある場所への影響を視易いのでよく参考にさせてもらっている。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2112213 



いずれにせよ、関空のブリッジにタンカーがぶつかった台風に酷似らしい。

 筆者が特に気になっているのが人吉市だ。2020年7月4日の球磨川洪水災害以来、自然の猛威に危うい立地条件に対し、何の具体的危機回避対策が出来ていない人吉市。

 ウォーターハザード3.5m以上の街の中心部含め建物が歯抜け状態で、建物の再建をしない家主が多いという実態。民間の方が「今そこに在る危機」への真剣さが強いのではないだろうか?

 少しでもコースが外れてくれるよう祈るしかない。

で、ウイークディに戻ったので、写真集「八代市の野鳥」チラ見紹介の続編。

群どうしがごちゃ混ぜにいる大授搦より個々の野鳥は観やすい

左のツクシガモは筑紫地方の意味だから九州に多い

主翼の先が黒いのは若鳥の証拠

右のページの左端先頭は普通のヘラサギ、日本への渡来は少数。

2024年8月25日日曜日

今日だけは野鳥を休んで大谷翔平選手に痺れたい! Just for today, I want to take a break from birders and numb myself to Shohei Otani!

  巨人の星、あしたのジョー、の原作者梶原一騎も考えないシーンを大谷翔平が実際・生でやってのけた。あまりの出来すぎにこれはMLBが仕組んだ台本なのではないかと思ったほど。

 実は、昨日何か予感がしてめずらしくMLBのドジャース戦を試合開始からNHKBSで観ていた。しかし1盗塁はしたものの5回まで凡退する大谷を見た段階で諦めて展覧会へ外出してしまった。残念!

 快挙を知ったのは地下鉄の中のスマホだった、それも満塁サヨナラホームランで達成って?冗談だろう?これじゃ漫画以上ではないかと冷房の効いた車内で思った。

 これに似たような感触はあまり経験がない。かって野茂英雄が勝利投手で自分自身でもホームランを打って驚かされたことが有った、前田健太も達成しているが、大谷はまだの様だ。

 それにしてもMLBのVTRを見ると達成した時にスタンドの観客は全員総立ち!この中で達成した大谷の無心?集中力、凄いと思う。画像はすべてMLB公式Youtubeより抜粋

打席で構えた際の此の観客総立ちが凄い!

そうして初球!

その中で打ってしまう凄さ!

打った瞬間のピッチャー!真剣勝負の瞬間だ。

日本人がこうしてアメリカ生まれの野球で大歓声を浴びるとは・・。

極めて、アメリカ、アメリカだ。応援を続けよう!