2021年7月22日木曜日

飛んでいる時こそ美しいのは野鳥も航空機も同じ! Wild birds and airplanes are the same when they are flying!

  開会式を明日に控え、今朝7月22日の読売新聞はほぼ全頁スポーツの記事ばかり。個人的に今回のオリンピックは「認めていない」ので、其れに関わる記事は全く読む気に成らず照ノ富士の横綱昇進の記事だけ読んだ。

 どう考えても、人類が生きるか死ぬかと必死の状態の時に勝ち負けや記録更新はあろうとも、基本が「遊びの延長」であるスポーツをアニメのキャラクターをシンボルにし、アスリートを猿回しの猿のように見世物にした商売=興行を行うべきでないという気持ちだ。

 断わっておくがあくまで筆者個人の考え方。だから具体的な「開催中止要請行動」は行わない。

 どう考えても、全米MLBエンジェルスの大谷翔平選手一人のパフォーマンスの方が、今回TOKYO2020全部 よりはるかに人々を楽しませてくれていると思う。

 学生時代からスポーツはやるもので観るものではないと思っている筆者だが、アスリートのプレイ・アクションを見るにしても「楽しんでいる」姿を観たい。その点大谷選手の一挙手一投足はまさにこれ!

 心の中で、こんな一大事の時に観客たちの大変さをおもんばかりながら、どこかで後ろめたさを感じつつプレイするオリンピック・アスリートは観たくない。本来持っている全力など出し切れるとはとても思わない、もし選手たちが人類の一員であれば・・・。

 TOKYO2020 そのモノに関してはこのくらいにして・・・。

 今までずいぶんブルーインパルスのデモ・フライト(何故か日本では飛行展示という=ダサすぎる)を撮影してきた。しかし今回TOKYO2020予行演習は複雑なコースなので、一か所で待っていても納得いく撮影チャンスはないだろうと思い、渋谷のスクランブルスクエアビルの屋上「渋谷スカイ」で撮ると決めた。

 時間指定のチケットをネットで購入。飛行は過去の東京の事例から12:30頃だろうと思い、空自の公式SNS=Twitterをチェックしつつ屋上へあがった。

 結果的に五輪の輪は国立競技場上空ではなく都庁から代々木公園上空に出来たように見えたが、高度が高いので実際の所は判らない。1964年の時は国立競技場の上に五輪の輪が出来たのだと思うが、今回は開会式は夜だし、昼間の空に五輪の輪だけ描いても正直間が抜けていると思う。何か別物という感じ。

 野鳥たちの上下左右複雑な飛び方に比べれば、直線的に飛ぶ空自のT-4の編隊飛行はある意味撮影が楽だ。

 ツバメ返しや急降下が無い分、二台のカメラをとっかえひっかえ望遠と広角を使い分け色々なシーンを撮ってみた。

 渋谷スカイの上から見て、時系列的に昨日を振り返ってみた。

 最初にその存在に気が付いたのは練馬方向の比較的高い位置で編隊を組んでいると思われるシーン。野鳥探索で培った肉眼で目視出来たので500㎜ZOOMにAPSCサイズカメラを装着。実質800㎜換算を手持ちで撮影した。渋谷スカイ45階の屋上でまだ誰もブルーを見つけられない段階で連写したものだから、皆大騒ぎで「何処だ何処だ??」

光の関係でしばらく見えなかったが、約数分していきなり都庁の北側でスモークを出し始めて皆がその存在に気が付いた。

最初は斜めに入ってきたが、向きを変え渋谷上空へ真っすく入ってきた。

渋谷スカイのほぼ真上を通過!

恵比寿方向へ南下。

屋上の人々はほぼ全員がスマホとカメラで後を追っていた。

恵比寿の先で東へターンした。撮影者の多くがスマホだった。

これが、昔のタテ型二眼レフだったら面白い絵に成ったろうな?飛行機は上なのに皆下のカメラのスリガラスを覗くというシュールな絵が撮れたろう。

先頭はブルーインパルスのチームカラーではなく通常のT-4カラー機、指揮機か?

さすがにスカイツリーの方向はこれがっ精いっぱい。

渋谷スカイの上を走り回って、色々なアングルで撮るので幾度か転びそうに・・。

1964年当時のF86スーパーセイバーと違い速度も速いのだろうが、風に流されこんな感じ。

輪っかだけ撮ってもバカみたいなので、撮影群衆を入れてニュース風に。

 スモークタイム終了なので、少し寄って狙ったが、こういう絵はあちこちの航空祭で撮ればいくらでも撮れよう。こういう絵は五輪の輪とは関係ない絵に成ってしまう。


 最終的に立川方面へ去り、90度北へターンして入間基地へ戻って行った。明日23日も天気が良く、上空風が無い事を祈ろう!