早くも8時ちょうどにメスのハイイロチュウヒが現れ、明らかに採餌の体勢でゆったりと移動、その後2時間ほどして一瞬オスが姿を現したが風向きの関係で後姿しか拝めなかった。その後はハイタカもしくはオオタカと思われる猛禽類が目の前を横切ったのみで、厳冬期の阿蘇平原には遠くでホバリングしているヒバリと時々横切るホオジロ程度しか居なかった。
先輩達と集合予定の江津湖に向かって11時過ぎには現場を離れたが、夕方に向かって数度の出現が在ったのではないだろうか?しかし場所を移動する時目の前を真っ黒いイノシシが2頭横切った。昨年秋にこの近くの阿蘇野草園でも4頭のいのししを間近で見たが相当数居るのだろう。長崎県の五島列島には人間の数よりいのししのほうが多いと副村長さんから聞かされていたが、似たようなものだろうか?
しかし育った環境が八代市や北九州の小倉だったせいか、週に1日はこうした大自然の中で過ごさないとストレスが溜まってしまうようになっている。次にここを訪れるときにはハイイロチュウヒは居ないだろう、また来年だ。
雨上がりの朝陽は霧の中
草原の彼方から現れたハイイロチュウヒのメス
ともするとコミミズクのようにも見える瞬間がある。
独特の頭部の佇まいでまず他の猛禽類とは違う雰囲気を持っている。
どちらかというと猫のような顔つきに思えるほど。
盛んに採餌行動で飛んでいた。
時折急降下していたが雨上がりの狩は上手く行かないようだった。
二時間後オスが現れたがまた後日。