2015年3月10日火曜日

「団塊世代のヤマセミ狂い外伝・番外編」 「野鳥生態写真ブログとインターネットの関係」

 2日前、このブログにとんでもない事が起こった!基本的に毎朝更新しているこのブログをアップした途端、アクセス数が500を超え、30分程で2000を超えたのだ。

 普段ブログの日別アクセス数解析を行っているサイト3箇所に登録して時間ごと、エリアごと、年齢層などアクセス・アナライズ・チェックを行っているのだが、普通で言えば1日5~60名のアクセス、150ページ程度のページビューで推移していたのだから、この更新後30分で2000名オーバーのアクセス、8,000ページ超えの閲覧は異常極まりなくパソコンが壊れたかと思った程。
一時はその時点でアクセス中の者が同時に250名を超える異常な状態になった。

午後8時の段階で1万5千人を超えた。

 その日の内容は「オジロワシをボコボコニしたタンチョウの凄さ!」この内容に注目が集まったのは間違いない。この画像はその日のブログを観て頂ければ如何に凄い瞬間か理解頂けよう。撮影者は北海道道東・根室の風連湖湖畔・春国岱で宿泊施設兼レストランを経営されている川村秋男さんだ。私がその連続画像の凄さに驚き、是非ブログで紹介させて頂きたいとお願いした経緯がある。川村さんご自身は特段その画像に関して貴重な生態記録だとは思って居られないようだったが、筆者から見れば「埋もれさせてはいけない貴重な記録」だと瞬時に判断した。
http://yamasemiweb.blogspot.jp/2015/03/great-image-of-red-crowned-crane-which.html

 その結果がこのブログへの反応なのだろう。自分の判断が正しかった事が証明されたようでとても嬉しいのだが、今日のブログは実はその部分の自慢ではないのだ。今日のブログで言いたい事はモバイル端末によるSNS系の情報拡散とブログ閲覧とパソコンで観るブログ閲覧の相乗効果に関しての貴重なデータが得られた事をレポートしてみたいと思ったのだ。

 普通、アイドル・芸能人や国会議員・政治家、あるいは色々な組織体のPRブログサイトでも無い限り年間1万回のアクセスがあれば充分成功しているブログということになっている。各種端末の発展、高速通信インフラの普及、フリーアクセスポイントのWiFiの普及等、インターネットの閲覧環境は驚異的なスピードで延びつつある。同時に団塊世代がリタイヤし、一番熱中するのがこのパソコン中心のネット社会への参入だと言われて久しい。

 で、普通は自宅でパソコンを勉強し、自分で撮影した画像を載せるブログを解説しあちこちに自慢したいという「団塊世代」独特の優越感追及行動が始まる。掲載する画像は「風景」「季節の花」「孫の成長」「祭り・行楽地ガイド」などが一般的で大多数が此処止まりのようだ。しかし「風景」「野鳥」「鉄道」「航空機」などは既にセミプロ級の領域にまで達する人達も大勢い居る。

 しかしいずれもその掲載画像の技量や趣味性は別にしても、ブログ主宰者が著名人など余程の事が無い限り年間のアクセス数は2~3万回が普通ではないだろうか?過去のデータではそうなっている。自分のブログもそのレベルで、決して突出したレベルには無かった。

 それが2日前、いきなり1日で18,487回(16,962名)のアクセス、93,530㌻の閲覧を受けたのだ。これはいわゆる「炎上」とは訳が違う。このブログはコメントする方の氏素性を明らかにしないと主宰者にコメントや問い合わせが来ないようにしている。自分が誰か判らない事を良い事にむちゃくちゃな罵倒・非難をする卑怯な昨今のブログ攻撃者を防御している。

 此処からが本題だ。

 普通ブログ主宰者はそのブログさえ更新しておけば誰かが見てくれるだろう・・・と思って何もしていないのが普通だろうと思う。しかし、やはり多くの方々に見て貰う為にはそれなりの情報拡散・告知が不可欠なのだ。其処で、私はブログを始めた2年前、ブログを更新しました・・との告知をTwitterとFacebookでブログ更新と同時に載せるようにしている。同時にブログランキング・サイト2箇所に登録し、野鳥だの野鳥写真だのの同好者の方々に情報が伝わるようにした。これは私のパソコンおよびネット世界の師匠、エディトリアル・デザイナーでなおかつジュエリー・デザイナーの染谷和彦氏(プラスエール主宰)= https://twitter.com/aile_planning のアドバイスによるもの。

 その上、しつこいようだが、投稿文中に必ずワンクリックで筆者のブログに移れるようURLを載せる事にした。これは面倒くさがり屋対策と、その瞬間の即反応を呼び込む為の思惑もあった。今回はこれらのシステムが非常に連携して驚異的な相乗効果を上げたものと思っている。

 此処で面白いのが、まず爆発的に拡散したのはTwitterのリツイートのおかげと見ているが、カウントを見る限り、リツイートは2日経った今日現在で10,385件。お気に入り8,020件だ。この2つは一人で両方カウントする人が多いので実数は12,000名程度と判断できる。ところが2日前の全体カウントは17,000名弱にも登っている。これは拡散した結果がモバイル系にとどまらず、パソコン上での拡散も在った為ではないかと推察している。モバイル端末でブログを見た方が何名自宅に戻ってパソコンで見直すだろう?

 8日(日)東日本は雨の日曜日だったので、出だしは東日本のアクセスが非常に多かった。同時にモバイル端末7割:パソコン3割で推移していた日中のアクセスルートが夜10時を境にパソコンに比重が移るのも面白いと思った。男女比は男性55%:女性45%というのも意外な結果だった。
 年齢層は35歳までが半分で、団塊世代は5.5%だったのも面白い結果だった。

 一方で、地域的には東京が6,618名で圧倒的に多く、2位の大阪1,804名を3倍以上引き離していた。以下、神奈川、愛知、埼玉、北海道と続いて、自分が東京に住んでいながらヤマセミの生態観察の為所属している野鳥の会の支部熊本県は77名で25位だった。

 ブログランキングは登録している2箇所ともこれだけ突然のアクセス増にもかかわらず、今までの普段と大した変化はなかった。つまりブログランキングの順位というものが、実際そのブログへのアクセス数の多さ、実力・人気度とは全然別物である事の逆証明になってしまった。

 2日経った今でも既に午前中だけで400名のアクセスを受けており、ページビューも2,000ページ以上になっている。如何にブログの中味が重要かを思い知った今回のハプニングだったが、同時にSNS系とパソコン系のジョイント・相乗効果の凄まじさを体験させていただいた点ではアクセスしてくださった皆様と、画像を快く提供して下さった川村秋男さんに感謝したいと思う。