今年の冬は雪が早いくせに今度の土曜日など関東は20℃超えだという。
それが理由か否か判らないが、いつまでも夏鳥が居残っていたり、冬鳥が遅かったりしている。これは毎年季節の移ろいと野鳥の飛来を楽しみにしている野鳥観察者がこの秋一番敏感に感じていることかもしれない。
例えば東京三鷹ではジョウビタキの飛来は連年になく早かった。しかし熊本の人吉ではまだだ(11月時点で)という情報が入っていた。
そんな中、長野県北部の白馬から戸隠への山道で野鳥探索を行った。戸隠の森林公園はバーダーさん達で混雑するから随分行っていない。アカショウビンで昔有名だったが今はどうなのだろうか?赤い火の鳥を撮ろうと、バーダー人間が場所取りで怒号を上げる場所として一時有名になった場所だし、クマが出るというのでも有名な場所だ。
1960年代スキーブームの火付け役になった白馬東急ホテルを中心に東西南北・毎日違う方向へ足を延ばす野鳥三昧だ。もう今は雪に覆われ名実ともに白馬だが、11月雪が降る直前の白馬は全山が黄色く紅葉していた。
分厚い季刊のスキー雑誌や婦人画報社のメンズクラブ・週刊平凡パンチで、団塊世代へさんざんスキーライフへの憧れをスリ込んだ東急白馬ホテル。暖炉の火の前でノルディックセーターでくつろぐ写真など・・、今はもう50年以上前の話になってしまった。
愛車スバル・レガシイ・アウトバックL.L.Bean仕様は既に10年以上乗っているし、九州鹿児島まで3往復、北海道・根室まで1往復している。その割にまだ7万Km行かないのは、都内や近郊では一切乗らないから。高速道路と山道・雪道・田舎地道専用みたいなものだ。
何処へでも(たとえ長距離・日本縦断でも)苦なく行け、壊れない・・だから筆者はスバルでなければダメなのだ。
公共交通機関が発達している所で荷物も大してないのに車に乗る気はしない。鉄道で用が済むのであればなるべく鉄道に乗る。
高い車を造って売って儲ける側と、苦労して買って使用する側の目的・哲学が随分違う事をメーカーの人は判らない。かっての腕時計やネクタイ、スーツの様にステイタスシンボルだった車も10年先はどうなっているか・・。
燃料がガソリンから水素電池になっても同じことだと思う。
筆者などは亡くなった親友が、自分が乗ってたポルシェを貰ってほしい・・と言ってくれたのを「申し訳ないが残念、荷物が詰めないし、雪道をガンガン行けないので無理!」とお断りしたくらい気分やイメージで車を考えたことがない。
ヤクザのベンツや、かってのリンカーンコンチネンタルの様に「粋がりマウントを張るための道具」としての車の時代は当の昔に過ぎ去ったのだ。ま、人それぞれだが・・・。
白馬みねかたスキー場跡の奥地から白馬連邦と八方尾根スキー場を望む
戸隠への道は黄色一色
どんどん谷が深くなる。
と、逆光の中カシラダカが開けたところに。珍しい。
まさに保護色!なかなか分からなかった。
英語で同じBuntingと呼ばれるホオジロ。見分けがつかない方も居るようだ。