2023年4月6日木曜日

沖縄那覇市の漫湖で越冬した絶滅危惧種クロツラヘラサギ。 An endangered black-faced spoonbill that wintered in Lake Manko in Naha, Okinawa.

  沖縄には干潮時になると消えてただの干潟に成ってしまう非常に浅い汽水湖がある。「漫湖」と言って都市部のど真ん中だ。

 今は満月周りだから干満の差が激しく、潮汐表をきちんと見て行かないと野鳥が全然居ない只の干潟に出逢う事になるのでご用心!

 中央部を自動車道路が走っていて橋に成っている。歩行者用通路もあるので歩いて中央部へ行くと干潟で集う水鳥の天国を上から見ることができる。

 内地では観られない種々雑多の水鳥が観察できるが非常に風が強い場所なので服装には気を付ける必要がある。

 今日は、沖縄で越冬した絶命危惧種クロツラヘラサギをご紹介。

 クロツラヘラサギは絶滅危惧種として大切にされているが、日本・台湾・韓国などの保護により一時よりは生息数が復活してきたようだ。熊本県八代市にお住いの高野茂樹博士などの努力が在ってのことと考えている。


スプーンのような嘴の先端部分にセンサーがあり水中・泥中の獲物を瞬時に捕獲できる様だ。

上の画像ともども採餌成功の瞬間。

繁殖期の行動が始まっている。


マングローブの樹の上で休む珍しい画像。

福岡市の和白干潟や八代市の球磨川河口では浜で休んでいる。