2021年4月6日火曜日

明治神宮にもアオゲラが居る事が判った。It turned out that there is a Japanese green woodpecker in Meiji Jingu.

 数日前の田中邦衛さんに引き続き、昨日橋田壽賀子さんの訃報が届いた。更に今日の朝刊を見たら母校の先輩の三好さんまで亡くなっていた。この分だと、この先新聞に訃報欄というページが常設されるかもしれない。それだけ著名人、有名人の数が増えたのだろう。


いずれも今朝の読売新聞から

 これだけ情報端末が普及し、情報量が多くなれば人間が一生の間に知る人間(有名人)の数は増えて当たり前だ。戦後TVなど映像メディアの種類と量が増えた結果、50年前には「映画」「雑誌・新聞」しかなかった映像・画像での人物認識が、今や無限に近い情報源をTV、DVD、ネット配信、スマホ、PC、SNSあらゆる端末を通じて人間の脳に入り込んでくる。

 50年前一般国民が認識(10分間に紙に書き出せる人)している有名人の数はせいぜい30名だったという。政治家、歌舞伎俳優、落語家、歌手、野球選手、映画スターなど。それが今は作家、評論家、知りたくもない政治家、スポーツアスリート、すべての芸能人に始まり、末端はユーチューバーまであらゆる映像出演者、が皆に認知され有名人化している。さらにそれらがTVコメンテーターとしてダブルでTVメディアに出るものだから、情報量の増加と共に知っている有名人の数は雪だるま式に増えているのではないだろうか?その有名人が亡くなりニュースとなるのだから、この先は大変だ。

 話を野鳥に戻そう。

 2005年頃から初詣以外にも明治神宮へ入るようになって16年経ったが、今回初めてこの100年の森にもアオゲラが居る事を知った。過去50回以上この森に入っていて一度も遭遇したことが無かったのだが、やはり春先繁殖期になるとオスがメスを呼び寄せる鳴き声でその存在を知る事になった。

 以前、何かの折にこのブログで、アオゲラの春先の鳴き声を同じ音階で真似て口笛を吹くと傍まで飛んでくるという話をしたが、今回もそれで割に傍まで来てくれた。

 熊本の立田山、野川沿いなどで同様の事を行って傍まで来てくれたアオゲラを撮影出来た。今回もこれに近いのだが、じつは樹に穴を掘っていた。しかしまったくゼロの状態から掘っているのではなく、アカゲラなどの他の野鳥の古い穴を拡張している様だった。

 これで、明治神宮の森にはアオゲラ、アカゲラ、コゲラの三種のウッドペッカーが生息していることが判った。

穴が二つ空いているが、どう考えてもアオゲラの入るサイズでは無い様だ。




明らかに掘った木くずが顔の左に浮いている。

穴の下半分あたりに削られて白い木肌が見えている。