2018年11月11日日曜日

野川自然観察園では団塊世代のボランティアも活躍中! At the Nogawa Nature Observation Park, volunteers from the baby boomers generation are also active !

 1か月以上前の10月7日のこのブログでもご紹介したが、台風24号の爪痕は日本中至る所に残っている。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2018/10/24i-felt-horror-in-damages-of-typhoon.html

 東京武蔵野・三鷹・調布を流れる野川沿いの野川自然観察園でもその爪痕は園内にまだたくさん残っている。ここ数週間、定期的に訪れているが、野鳥や昆虫・植物の撮影をしても茶色く変色した小枝、折れて垂れ下がった10cm程の枝などが沢山目に付いていた。

 先日出遭ったホトトギスがまだ居るかと今日再び開園直後に入ったら、ボランティアの方々が30名以上、リヤカーなどに落ちた枯枝類を積み上げて処理していた。そのボランティアの殆どが高齢者で自分と同じ団塊世代もしくはそれ以上の方々だった。これには全く頭が下がる思いだった。

 日曜日の朝なので一般の来園者も多いのだが、作業の邪魔になると思いすぐに園内から出る事にした。
 一般募集をしているのか否か調べようとは思うが、筆者もさっそく時間を作り参加しようと思った。この野川自然観察園のお陰でどれだけ多くの野鳥に出遭えた事だろう。撮影をするだけではなく、何らかの形で環境保全に参加したいと考えている。

 この野川自然観察園は東京都の公園としては非常に良く出来た所で、説明案内板などは群を抜いて充実している。ただ開園時間が野鳥の生態観察・撮影者としてはいささか季節を無視した様に思え残念至極だ。夏でも冬でも朝9:30~夕方16:30なので、初夏、繁殖期で野鳥が一番多い時期など日の出の4:25から既に5時間も経ってからの開園だし、日没19:00の2時間以上前の閉園なので非常に辛いのだ。

 管理する人間の勤務時間の問題もあろうが、「自然観察園」と言っている以上自然が一番活性化する時間に閉めてしまっている実情は何とかならないモノだろうか?今のままでは不自然観察園だろう?
野川公園自然観察園は住所的には三鷹市大沢なのだが野川自体が調布市、三鷹市などにまたがっているので野川エリアという事で表記されている事が多い。
10月の台風24号で倒れた大きな柳の樹、自然観察園のフェンスをぶち壊して園内に倒れ込んでいた。今はもう10個以上に分断され処理されている。

台風の影響は半端ではない、それは撮影していて良く判る。

狭い木道をリヤカーで運搬するため、今日だけはさっさと邪魔にならぬよう退散した。

木道から降りて水路を塞いでいる枯枝などを除去しているが、マダニなど毒虫や毒草も多いので是非気を付けて頂きたい。

増えすぎて水路を塞ぐ曼珠沙華なども間引いているようだ。

普段は一般家庭の奥様だろうと思われる方も長い重たい折れた木を運んでおられた。全く頭が下がる思いで園を後にした。是非、公園事務所に問い合わせて次回のボランティア募集に応募しようと思う。

野川の成り立ちの説明版。右の丘の上が国際キリスト教大学でオオタカなどが営巣している森だ。我が家の敷地はこの森に東端で接している。

此処のみが唯一の出入り口。

入るとすぐに植物の説明掲示板がある。

最近は女性陣の来園者が多い様だ。