2018年10月7日日曜日

東京武蔵野の野川沿いで台風24号の脅威を見せつけられた。 I felt horror in the damages of Typhoon 24 at Musashino.

 昔から激しいスポーツを繰り返して育ったためか、スポーツ心臓になって居て脈が遅い徐脈、なおかつ低血圧気味だ。血圧の上が100を超える事はまず無い。定期健診など病院に赴いて綺麗な女性の看護師さんに計ってもらう際にやっと103とか108とかになる程度だ。

 脈に至っては寝る前に計って40~53の間。野川沿いを走っている際に腕時計型スポーツ用計測器で計って平均80~85、最後の直線上り坂で全速ダッシュして最大165程度だ。体育会系の団塊世代の平均だろうと思う。
風邪でもひいていない限り、大体いつもこんなものだ。

 真夏は夕方30℃を切ってから、湿度が低ければ32℃くらいまでは野川沿いのラン二ングコースへ走りに出る。中3~4日が一番多いが、調子が良くて時間が在れば中1日で走る。距離は基本的に7~10kmで歩数にして1万歩前後。別にタイムを計るでもなく、疲れたら歩くし、綺麗な花が在ればコンデジで撮影する。特にカワセミやオオタカ、クイナやアオダイショウなどが眼に入ればその場に留まって撮影をする。

昨日コンデジで撮影のモズの高鳴き

 殆ど一人で走るのだが、6年も続けていればランナーの顔なじみが出来る。調布のアメリカンスクールのランニングメンバーも顔なじみだ。時には一緒に走る事がある。

 ただ体に良いからとか、加齢防止だとかの必死なランニングではなく、昔から人混みと狭い所が大嫌いな性格がアウトドアへ向かわせている様な気がする。

 昨日も夕方いつもの様に走りに出た。霧ヶ峰へ行ったり昔の仲間との再会イベントが在ったりで、9月の末から1週間間が空いてしまい、体も走りたがっていたので、勇んで出かけたのだが、野川に出て何度も足が止まってしまった。

 この野川は国分寺附近から流れ出た湧水が、いわゆる多摩川の河岸段丘によって出来た国分寺ハケ線に沿って流れる小川だ。国分寺~小金井~三鷹~調布~世田谷を経て二子玉川で多摩川に合流するのだが東京郊外の住宅地を流れる小川としては思いのほか自然が一杯の環境を保持している。

 特に武蔵野公園~野川公園~東八道路付近までは昔基督教大学のゴルフ場跡を流れており護岸堤防が無く、野辺の自然土手なので特に自然が濃い。夏にはホタルも飛ぶ場所があり、休日は子供達が小川の中で遊ぶ昭和時代の田舎の風景が今でもみられる貴重な場所だ。

 特に東京では滅多に観られない、クイナ、シマアジ、タシギ、オオタカ、ハヤブサ、ツミなどの野鳥に加えカワセミはごく普通に飛び交っている。更には大きなアオダイショウやシマヘビ、時にはタヌキ、ハクビシンなども姿を見せる。

 で、昨日は1週間ぶりに走ったのだが、実はあの強風台風24号の後初めてのランだった。TVニュースや友人のフェイスブックでの被害報告を見て、「皆さん大変だったんだなぁ」と他人事とは言え、台風の怖さを感じていた所だった。

 しかし!野川沿いの地道に出て驚いた。一抱えもある大きな樹があちこちで裂け、倒れているではないか!直径15cm位の太枝が既に茶色くなって山の様にまとめられているのも数十カ所に及ぶ。

しっかりと根を張った桜がすざましい折れ方をしていた。

川の遊水地部分の空き地が強い風の抜けるルートに成ったのだろうか?


背の高い樹が途中からポッキリという図は初めて視た。


 野川自然観察園の頑丈なフェンスをぶち壊して、大きな柳の樹が園内へ倒れ込んでいた。これ以外も園内は倒木だらけで暫く休園となっていた。八王子で45m/sを記録した今回の台風、三鷹の野川でもそれに匹敵する、あるいはそれ以上の風が吹いたのかもしれない。野川沿いでは計り様が無いだろう?
 多くの行政区にまたがる野川だけに早い樹木の保善再生が必要だ。地元のNPOボランティアへ復旧作業を訊き、是非手伝おうと思う。