2016年5月24日火曜日

ゴイサギの採餌の瞬間芸は凄い! Moment arts of foraging of night heron is amazing!

 ゴイサギはどちらかというと地味でちょっと不気味な存在だったのではないだろうか?ササゴイもどちらかというと動作が鈍いイメージだが、全国各地での羽毛を使ってなどの撒餌採餌シーンでまだ人気があるようなのだ。しかしこのゴイサギは実は鳥類の中で唯一御所に上がって時の天子様(天皇)に拝謁できる「従五位の下」という位を持つ高貴な鳥なのだ。

 幼鳥は茶色くて全身に星のような点々があるのでホシゴイと呼ばれているが、成鳥ほど綺麗な色合いではないので更に不気味な様相をしている。東京の飯田橋付近の外堀にもいたが、一番覚えているのは長崎県島原市の街中の川に数十羽でコロニーを形成しているのに出くわした時だった。丸石を積み上げた堤防のあちこちにゴイサギと幼鳥のホシゴイがじーっとしているのだった。

 さらには熊本県八代市郊外の日奈久温泉の漁港で、夕方になるとどこからともなく集まっているゴイサギたちに腰を抜かしそうになったことがある。

 しかし、しかし今日遭遇したゴイサギは素晴らしい漁のシーンを見せつけてくれた。車の中から長玉で狙って瞬間を撮ることに成功した。40分車内で体をひねりながらの撮影だった為、体がおかしくなりそう。
江津湖で釣り人の投げる餌さに寄る際の動き同様でアユの遡上魚道に近づくゴイサギ。

しばしこちらの車を注視していた。見られていることで気合を入れ直したか?

真剣に採餌行動に入って20分!

最初は空振り!その後4回空振り!

しかし!五度目になんと見事にゲットした。

あっという間にその場で飲み込んだゴイサギ、すぐに次を狙った。

そうしたら、何と!今度は足の爪に引っ掛けて採餌!こんなの反則だろ?

ネット環境を持たない超高級宿に昨夜はお世話になったため、今日は2連発でブログをアップすることにした。久しぶりにネットつながりでメール、お問合せの山!嗚呼!



 

熊本地震の断層帯を越えて、再びブッポウソウに出遭う! I met Dollarbird again at the border of Kumamoto Pref.

 佐賀に用事で1泊し、宮崎県との県境付近までブッポウソウに再度出遭うため約200㎞移動した。途中、高速九州道・益城熊本空港付近で2度ほど止められ、行く際と同じで、そろそろと運転しなければならなかった。大地のうねり方は今回実際その道を自分で運転して視て初めて判った!


あまりこの手の画像は新聞テレビでは報道しないと思う。運転しながらカメラを落としそうだった。

 今回の熊本地震の初期、報道では過去において熊本地方では大きな地震が起きていなかったのに何故?というコメントや解説が多かったが、実際は多数の犠牲者の出るような結構大きな地震が記録に残っているのに、何故か学者や環境研究者クラスでさえ、なぜそう思い込んだのか不思議だ。

 熊本地方には大きな地震が来ないという一種の思い込みは、「皆がそう言っていたから、そういうのが定説だったから・・・」という理由に寄る事が多かったようだ。新しい、あるいは変わった事をすると非難したり、突出する様な行為を嫌い戒めようとする気風が非常に強い保守的な土地柄が「思い込み」を生んだのではないか・・・という解説がこのところ増えている。
 
 佐賀市内から約200㎞運転して宮崎県境まで3時間で到着!時間は既に昼を回っていた。

 しかしブッポウソウはブツブツ鳴きながら上空を幾度も旋回してくれた。ブッポウソウを初めて視る友人がブッポウソウに嵌まるのにさほど時間は掛からなかった。自分の最初の時と反応が全く同じなので、次の予定をキャンセルして、日没まで思う存分観察撮影を楽しんで頂いた。
 
 佐賀の知人が夜11時過ぎに佐賀に到着、連絡をくれたが、またすぐに遭いに来るという。その気持ちとても良く判る。それほどブッポウソウというきれいな野鳥は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのだ。

前回とは異なったエリアを中心に行動パターンがいささか異なっていた。

幾つかある県境の峠への途中の橋エリアにも営巣しているようだ。

光の向きで色々違う色に見えるのが素晴らしい!

独特のコーティングを施したような光沢も此の野鳥の特徴だ!

高速で飛び回る上、日陰と日向の境界線を越えて行き来するので撮影は辛い。


真上を飛ぶ姿は手持ちでないと撮影は難しいと思う。

例によって、いくつか空中での昆虫フライングキャッチの様子が撮れていた。




2016年5月22日日曜日

ヤマセミ親子の飛翔特訓は厳しい! The flight training of Crested kingfisher is so hard !

 ヤマセミの巣立ち後の幼鳥教育もそろそろ佳境に入っている。連日厳しい飛翔訓練が続いている。同時にそれまで目白押し状態だった幼鳥同士の塊がバラけて来ており、独立精神が芽生え始めている様に見受けられた。

 親が運んでくる給餌の餌も他の兄弟が順番でもらい受けたものを、横取りしようとしてみたり、監視役の親鳥と縄張り争いまがいの激しい取っ組み合いをしてみたり、うっかり見間違えると大混乱しているように見えてしまうが、幼鳥の育ちが思いのほか早いという事なのだろう。

 幼鳥の背後にぴったりとマークしながら飛翔トレーニングをするオスの親子を追ってみた。






ヤマセミに出遭えただけで喜んでいた時期を過ぎ、此処までヤマセミの生態にはまってしまうと、今目の前で繰り広げられている状況が何を意味しているのかを考えてからでないと画像をアップできなくなってしまった。ただ樹に留まっているだけの画像をアップできない辛さ・・・・・自業自得か?



2016年5月21日土曜日

人吉界隈ヤマセミ事情レポート! This is the real time reports of Crested kingfisher of Hitoyoshi area.

 人吉に入って以来、既にヤマセミ中心に1万カットを超える撮影を行った。撮影ポイントが6年間の観察の成果で判っているのと、現状各ファミリーの様子を、地元の観察者の方々から毎日の様に送られてくる情報で、事前に把握できているため無駄のない観察・撮影ができている。感謝してもしきれない。

 6~7羽の大家族で幼鳥教育中のファミリーがあるかと思えば、第1回目の繁殖がうまくいかず、5月に入って巣穴掘りからやり直している家族など、千差万別だ。巣穴で侵入者と格闘し、尾羽の右半分を全部折ってしまい伴損したメス親など今までに無いトラブルや生態を観察できている。

 3年前の3日分が1日で収録できる感じで、非常に効率が良い。今日は球磨川本流ではなく、支流の一つ胸川及びさらにその支流、川幅4mにも満たない狭い峡谷のような川でヤマセミを観察。ちゃんと生息していた。人家もその流れに沿って建っており、人間とこれほど近くで生息している事実を知っただけでも大収穫だった。

 川幅200mにも及ぶ球磨川本流で大家族で繁殖中のファミリーがいるかと思えば、そこからほんの3㎞しか離れていないせせらぎでひそかに生息するヤマセミファミリー。人吉の底知れぬ自然環境に今日は脱帽だった。

一番左の親が幼鳥への給餌に現れると幼鳥たちは大パニック!我先に餌に飛びつこうと必死。

幼鳥は怖いもの知らず!後から追いかける親はもう大変!

遂に幼鳥たちは親の目を盗んで対岸へ球磨川横断の冒険を決行。

まだまだ幼鳥たちの修練の日々はしばらく続くのだ、5月一杯で見納めだろうが・・・。

一方で、釣り人も入らないような奥深い渓流においても順調に育っている幼鳥達がいた。

この小川というか渓流は幅が非常に狭い、ブラインド無しで撮れたのが不思議!



2016年5月20日金曜日

驚いた!ツバメも壮烈な争いをするのだ! I was so surprised with Swallows's hard Battle !

 今朝は今回の撮影行で初めて寝坊してしまった!気が付いたら既に周囲は明るく、朝6時を過ぎてしまっていた。始めの3日間は5時起きで頑張れたのだが、昨日の長距離移動など昼寝抜きのハードスケジュールが影響したのだろう。夜10時半には塒入りしたのだが、7時間以上一度も起きずに爆睡状態で寝込んでしまった。

 したがって、今朝のヤマセミ観察・撮影は出遅れたと大きな成果は諦めていたのだが、何と!ラッキーなことの連続でかえって良かった感じでにんまりとしてしまった。只、朝方呑んだ市販の風邪薬が効きすぎて、ボーッとし出したのが朝9時ごろ。すでに陽は突き刺すような暑さだったが、この頃からいきなり強風が吹き始め、撮影は大変だったが、Tシャツ一枚になり、藤棚の日陰の元で凌ぎやすい午前中に成った。

 例によってヤマセミの生態を各種・収録出来たので、至極満足だったが、その中でツバメのバトルを偶然見かけ、空中でもつれ合う様に闘う姿を奇跡的に撮影できたので、今日はそれをご紹介!

 
横からの強烈な朝日を受けなければ判らなかっただろう。条件が良かった。

最初はセグロセキレイなどのもつれ合いかと思ったが、全然スピードと激しさが違った。

撮影していての勘だろうか?すぐに「えっ?ひょっとしてツバメ?」と感じた。

もうもみくちゃのスピードが半端ではなかった!

激しさも組み合っているかの様に見えてしまった。

2度ほどセッションがあったのだが、いったい原因は何だろう?出来れば訊いてみたい。




2016年5月19日木曜日

繁殖期の球磨川界隈は野鳥も忙しい。 Kuma River area during the breeding season the birds too busy.

 球磨川流域は野鳥の宝庫だけに繁殖期の今は野鳥たちが忙しい真っ最中だ。河畔エリアから山岳エリアまで、球磨川流域の5月はベストシーズンに入っているようだ。

 もちろんメインの生態観察中のヤマセミを注視しているのだが、目の前を横切る野鳥たちの必死の繁殖行動に頭が下がる思いだ。いろいろな表情を見せてくれる。今日はランダムにご紹介!

関東で言えば大磯の海岸にミネラルを摂りに来るアオバトだが、こうして山で観るのが正しい。

球磨川の対岸の樹木が妙な揺れ方をするので1000mmで覗いたらアオバトが二羽いた。

宮崎県との県境の横谷でオオルリが風の中で飛びまくり!

もちろんヤマセミファミリーは子育て中。給餌でパニくって岩からずり落ちる幼鳥。

対岸のヤマセミを狙っていたら川の真ん中あたりで何やら虫が飛んでいた・・と思ったらカワセミだった。AFが効いてくれて1000mmで撮影したホバリング中のカワセミ君! 

毎日6羽は視るササゴイの空中通過。

ブッポウソウは今年も順調に子育て中!いつもの年より多い気がする。

ちなみに以上は今日一日の成果の一部。これ以外にも色々撮影、給餌用の餌をトビに狙われ追いかけまわされた挙句逃げ切った母ヤマセミ、ツクシイバラをバックに両足を踏ん張るセッカ、電線で一生懸命囀るオオヨシキリなど・・・。呆れるほどの野鳥天国・人吉球磨。


2016年5月18日水曜日

巣立った幼鳥を超スパルタで教育するヤマセミの母親! Mother of Crested Kingfisher to educate the nest were juveniles at the ultra-Sparta!

 今年の人吉界隈のヤマセミの繁殖は順調だったファミリーと現在1回目の繁殖に失敗し二度目の抱卵に入っているファミリーといくつか確認できている。やり直しのファミリーのヒナの巣立ちは7月後半に成るようだ。これは4年前にも7月後半に幼鳥を2羽連れた母親を熊本北部水害時10日間も茶色い水が名が流れた川辺川で確認したので、7月後半の遅い巣立ちも充分あり得ることが判っている。

 今日のレポートは、地元の高校カヌー部の練習が幼鳥教育中のヤマセミファミリーのど真ん中に入って来たためヤマセミたちは大騒ぎで逃げまどう場面から始まった。
 この人吉市の高校のカヌー部はレベルは高いようだが、地元の野鳥観察メンバーがいくら説明してもヤマセミの繁殖エリアにわざわざ入るような事をする。今後あらゆる方面に働きかけ、問題にして強い抗議を予定している。


わざわざ球磨川でヤマセミが幼鳥教育中の左岸ぎりぎりを進む無謀なカヌー。漕ぎ手の真横を逃げるヤマセミが映っている。

すれ違い、船尾に近いところにヤマセミのメス親が映っている。

こちらは掛け声をかけながら上流に進む高校生カヌー、幼鳥が左上に逃げまどっている。

親の言うことを聞かないいたずら幼鳥は木陰から親鳥が急降下!


追いつめて・・・。

水中に体当たりで叩き落す!超スパルタ教育だ!

落とされた幼鳥は鳴き叫ぶが、親は厳しい。

安全な所まで追いかけて木の陰に避難させる。これは高校のカヌー部が練習終了時まで続いた。