2018年9月6日木曜日

ツバメに追われるセグロセキレイ!いったい何が起こったのだ? Japanese Wagtail chased by Swallow ! What happened?

 野鳥など自然動物の観察時には時として理解に苦しむ生態に出逢うことがある。以前にもあったヤマセミとカワセミが仲良く並んで飛行している場面。
 今朝は鮎釣りの太公望で球磨川本流が埋め尽くされ、ヤマセミがほとんど姿を現さなくなった状態でこのセグロセキレイがツバメ2羽に追い立てられる現場に遭遇。

 早朝曇天の中500mf4のレンズを付けて手持ちで撮影したので、あくまで生態観察データとしての画像でしかないが、ツバメがセグロセキレイを追い回す面白さを理解いただければ嬉しい。

 はじめは何が起こっているのか理解に苦しんだ。白黒ブチのツバメと普通のツバメがチェイスしているのだと思っていたが、その白黒の個体がセグロセキレイだと知った時にはさすがに驚いた。あのセグロセキレイがツバメと同じスピードで飛び回れるなど思いもしなかったからだ。実際ものすごいスピードだった。

 いくら飛んでいるツバメを追い写してヤマセミ撮影の練習をするといっても、あくまでそれは普通に飛んでいるときの話。虫を追って採餌中はある程度の飛翔パターンを学習して撮影に臨むのだが、今回の様にチェイスの場合はツバメ返しどころの騒ぎではない。ものすごい変化で、実際押したシャッターのうち何とか見られるのは20%もなかった。
 
それはツバメの方が早いに決まっているが、一体セグロセキレイ何をした?

怒りに狂ったツバメが圧倒的なスピードで差を詰めて・・。

間近に迫ろうとした瞬間!

セグロセキレイお得意の身のこなしでターン開始。

ツバメもご存知ツバメ返しで応酬!

主翼や体形の構造の差は歴然!

おまけにツバメは援軍が追い付いてきた!もうセグロセキレイは逃げるしかない!

勝ち誇ったツバメ2羽がターンを終わった頃・・・。

追われたセグロセキレイはゼイゼイ息を切らせてバテていた・・・ってホントか?8年以上人吉の球磨川で野鳥観察していてこんなシーンを撮ったのは初めて。ちょっと興奮?

2018年9月5日水曜日

ササゴイの急流採餌法、初めて撮影! This is my first shot of Green-backed heron's fish catch at rapid flow.

 ササゴイと言えば羽毛や木の葉を自分の目の前の水面に落とし、疑似餌の様にして魚をおびき寄せ一気にゲットする事で有名だ。この疑似餌漁法というのは日本国内に限らず世界中のあちこちで一般的に行われている、Youtubeなどにも沢山投稿されていて、決して熊本の水前寺公園にいるササゴイだけの特殊なものではないことが証明されている。

 しかし、筆者が撮影した江津湖でのササゴイ採餌にしろ、水前寺公園での採餌にしろ、いずれも静水面に近い場所での採餌。今日の球磨川本流、なおかつ水位の低い瀬の部分での採餌に関してはなかなか出会うチャンスも無いので、撮影そのものもほとんどなかった。
 
 球磨川ではヤマセミの撮影時に時々行きかう飛翔姿を撮影するに限られていた。今日は逆に鮎釣りの太公望だらけの球磨川でヤマセミが姿を見せない中、合間を縫って本流ど真ん中の岩から流れの中の魚を瞬時に捕らえた二度の採餌シーンをお届けする。
 
逆光の中、対岸に近い岩からこちらへ飛んで向かってきた。


車の中から狙っているので警戒はされてないですんだ。

最初の岩では成果はなかったが・・・。

隣の岩に移って成果が出た。

最初の1匹は3分ほどジーっと動かず狙っていた。

やにわに捕らえた獲物、とてもではないがシャッターなど間に合うすべもなかった。

1匹目をあっという間に飲み込んでそのまま動かず次を狙った。

数秒後に2匹目ゲット!魚の通り道を見つけたようだ。

こういう急流部分での採餌は初めての撮影だった。

2018年9月4日火曜日

八代市金剛干潟の水鳥たち、その1. Water birds of Yatsushiro Kongo tideland, Vol1.

 台風21号の猛威は今までの台風被害とは少し異質の強風による被害をもたらしたようだ。沖縄や九州での地風被害に似てきた猛烈な台風だった。この手の風の強い台風が来るとその強い風に流された野鳥が迷鳥として飛んでくることがある。
 今朝の八代市球磨川河口の日奈久寄り干潟には結構種類の多い水鳥が来ていた。

 しかし、昨日の球磨川右岸沿いの干潟での水鳥をまずアップしたい。

 昨日も今日も球磨川河口部へ行き、干潟の野鳥を撮影したが、その画像のうち、まずは9月3日バージョンをご紹介。
 
まずはそろって飛行のソリハシシギ

ものすごく素早く餌を追っていた。

そこへ独特の鳴き声を上げてキアシシギが飛来。

引き始めた干潟に到着。

手前キアシシギ、向こう側ソリハシシギ。キアシシギよりソリハシシギの方が脚が黄色いのも面白いと思う。英語名では確かにキアシシギはYellowの表示はない。

その足が実は黄色いソリハシシギの横へ大きなアオアシシギが飛来。

しばらくして鳴きながら飛び立っていった。

背中の真ん中が白いのが特徴のようだ。

手足の長いシギのようだ。

猛烈台風直前の八代市金剛干拓で、野鳥と夕焼け。Wild birds and beautiful sunset before huge typhoon attack at Kongo reclaimed land.

 25年ぶりだとかいう強烈な台風21号の北進直前の八代市金剛干拓地でいろいろな野鳥ときれいな夕陽に遭遇した。特に鋭く強い夕日を浴びて飛ぶ野鳥はいつもと違うコントラストの強い赤い光の中で素晴らしい飛翔を繰り返してくれた。

 球磨川河口部のシギ・チドリは、ソリハシシギ、キアシシギ、アオアシシギなどが見受けられた。これにアカアシシギが加わればアオ・アカ・キで交通信号になるのだが・・。

 台風直前の空模様ほど変化に富むことはない。上空の雲の流れ、空気の透明感、アマチュア写真家のコンテスト志望の方々にはぜひ台風前の景色をお勧めしたい。

 今日は、その第1部をご紹介。
夕陽を浴びて大きなミサゴが近寄ってきて真上を抜けていった。


つい先日亡くなった幼馴染の親友の目に似ていて鳥肌が立った。鳥を観て鳥肌?

サギがねぐらへ向かうようだ。


夕陽を浴びてツバメが舞う。
 

八代海を越えて対岸天草へ沈む9月3日の夕陽。

日没後になってやっと仕事仕舞いをする農業従事者、働き者だ。

2018年9月3日月曜日

団塊世代が理解に苦しむ2020東京オリンピックのボランティア問題。 There are many problems in 2020 TOKYO Olympic & Paralympic games about volunteers.

 このところ9月中旬に始まる2020東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集に関するニュースがメディアを賑わしている。
https://tokyo2020.org/jp/get-involved/volunteer/data/volunteer-guideline_JP.pdf

 1998年長野オリンピックのスノーボード競技役員を務め20日間雪山現場で過ごした経験からすると、2020は相当な混乱やトラブルが発生することは想像に難くない。

 筆者がこの手のスポーツイベントにおけるボランティアに関する知識を得たのは、数年前亡くなったあの「髭の殿下」で親しまれた故・寛仁親王殿下のお陰だった。

 当時、長野オリンピック関連行事としてのインタースキー・野沢温泉開会を広告代理店として裏方サポートしていた際、名誉総裁だった寛仁親王殿下から「運営に関してお前も勉強しろ」とリレハンメルオリンピックへ招待されたのだ。リレハンメルの丘の上に立つお城を会場とするプレスセンターでのレセプションへドレスコードを守って参加し、当時のオリンピック運営ボランティア担当責任者のノーメさんに引き合わされたのだった。

 ここで、日本選手団たちと一緒のパーティの中、約40分間つたない英語で殿下とノーメさんと3人でボランティアに関するいろいろなことを学んだ。ネイティブに近い英語を話される殿下に、なんと通訳をして頂くような場面も多々あり極寒の北極圏リレハンメルで全身汗びっしょりになってしまった。

 その際学んだ重要なことは、まずボランティアというものは「志願」で行われるものだが、いったん志願したらその作業・労働状況が自分の考えていたものとは違うから辞めてしまう・・ということは許されないと言う事だった。
 だから、例えば駐車場の案内掛かりが午後8時までと言う事でボランティア参加したにもかかわらず、「我が家の家族の夕飯を造らなければいけないから私は午後6時で失礼します・・・」は絶対に許されないのだ。

 長いこと広告代理店で大小の地方イベントを担当しボランティアの募集・管理・運営を行ってきたが、この手のボランティアに関して日本ではまだまだ募集するほうも志願するほうもかなりいい加減な状態であると言わざるを得ない。初日終了時にボランティアの点呼を行ったら半分しかいなかったことすらあった。

 基本的に長野オリンピックでもその他の大型イベントでも応募・志願・参加する方々の狙いは「正式に参加した証」としてのIDカード、ユニホーム、現場でのユニフォーム姿の自分の写真が欲しいためというのが第一位、第二位にそのイベントを間近で観られる・・、一般の人が立ちれないエリアに堂々と入れる。というのが入る。これは毎回ボランティア参加者に取るアンケートから正確なデータが出ている。

 要は特権(限定支給物を含む)を取得することによる『優越感』を持てることが大きな参加志願理由なのだ。主催者・募集側はこの辺りをよく考えなければうまくいかないし、最近であればネット上にユニフォームや限定品が売りに出されるのが目に見えている。

 長野オリンピックの時ですら、ボランティアスタッフが製品タグを付けたままの帽子をかぶり続け顰蹙(ひんしゅく)を買っていたのを覚えている。理由は明快だ、長野オリンピック終了後売る際に「未使用」として値を上げる魂胆なのだ。大会運営プランナーの意図とは違う実態で下世話なレベルでのボランティアグッズが流通する状況を予測しなければならないだろう。悲しいがこれが現実なのだ。
我が家にも2着ある長野オリンピック時のスタッフユニフォーム

 東京都の小池知事が観光ボランティアのユニフォームを一新したが、舛添要一の時代のどうしようもなく恥ずかしいユニフォームがあったからこそ、最低レベルが普通の低レベルになったのだと思うがどうだろう?それにもかかわらず「良くなった!」と思ってしまうが、「開会終了後ネット上で売りに出しても、誰も買う気にならないデザイン」というのもコンペの条件だったのではないだろうかと思うほど。
舛添知事時代に決まった2020向け観光ガイドユニフォーム

新ユニフォーム、色・形より暑さ対策がないと、このユニフォームの人間があちこちでダウンしているような逆効果として目立つことになりそうだが・・・。

 大体、なぜユニフォームにわざわざボランティアとデカデカ明記するのだろう?リレハンメルでもリオ・デ・ジャネイロでもボランティア・ユニフォームにそんな表示はなかった。ガイドの表示だけで十分だろうと思うのだが。

ここに分かりやすいサイトがあったのでご紹介

何でもかんでもアニメ文化のニッポン・・・に関連付けようとする2020の運営感覚には賛同したくない団塊世代…と言ってもほんの一人の愚痴かもしれない

2018年9月2日日曜日

別荘を声を上げながら周回するヤマセミ! Crested kingfisher flying around the villa in mountain area.

 雨の羽田を飛び立って、台風21号を待ち受ける北九州へ入った。午後7時にまだ少し明るい九州エリア、なんだか関東の真夏に戻された感じがした。
 北九州の小倉に住んでいた小学校時代の幼馴染で、社会人になって45年ぶりにクラス会で再開して以来親友になった歯医者が不治の病で夏の終わり8月31日に逝ってしまった。

 今回の九州行きの前半はこの葬儀・見送りがメイン。今日で半分終了、明日残りを経て夕方八代へ移動。それから先はヤマセミ含めて夏の終わりの野鳥との対話タイム。

 今日はそういう訳で、野鳥撮影はゼロ!
しかし、溜まったリクエストにお応えして、早朝・日の出前に山奥の別荘の周りを鳴きながらぐるぐる周回するヤマセミのご紹介。
 






雨の朝だったが、常識的に考えている今までのヤマセミの概念を大幅に変えてくれた貴重な経験だった。「夏になると想い出す、人吉の奥のヤマセミ三昧!」といった感じでいつまでも忘れられない事件だろうと思う。

 

2018年9月1日土曜日

小倉の足立山でオオルリとコサメビタキ。 I encountered Blue-and-White Flycatcher and Asian Brown Flycatcher at Kokoura.

 北九州の小倉北区に足立山という山麓まで民家がびっしり立っている山がある。筆者の育った福岡学芸(現教育)大学附属小倉小学校は富野というこの場所に在って、今でも同じ場所に3度ほど建て替えられた校舎が建っている。

 当時は小倉炭鉱の坑道が学校の真下を縦横に走っていて、時として校舎が傾くことがあり、木造校舎につっかえ棒がされていたのをよく覚えている。地下を坑道が走っているためプールはなかった。

 毎朝、足立山から降りてくる霧を眺めて、なぜ途中で消えてしまうのだろう?と不思議だった。その霧が消えるあたりに森林公園があって、秋のはじめころ、オオルリとコサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキがみられる。

 今日はそんな中、オオルリとコサメビタキ。つい真上に居るのを撮ったものなど、あまり人を警戒しないようだ。







あまりに近いので、動かれるとファインダーから消えてしまう。