2023年5月7日日曜日

団塊世代は人々を錯覚状態に導くマスメディアを憂えている。その2. Boomers are concerned about mass media leading people into a state of illusion. Vol.2

  WHO(世界保健機構)が新型コロナ感染症の緊急事態宣言を終了した。

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-who-idJPKBN2WW15P

 2020年1月30日の緊急事態の宣言から約3年3カ月で終了したのだ。当初は武漢風邪と呼ばれていたが、そのうちアルファ株、デルタ株、オミクロン株とメディアで報じられた代表的なモノでも3~5種類独特の名前で呼ばれてきた。

 世界から遅れて日本国内では2021年2月から特定ジャンルの人が投与され始め、一般はそれから半年遅れてファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンが投与された。

 しかし、原則これらワクチンを打つか打たないかはあくまで個人の自由意思で決める様になっていたが、その後の旅行支援などキャンペーンの恩恵(割引特典)を受けるには、ワクチンを2回以上、あるいは3回以上打った証明書を提示するか、PCR検査を受けて陰性証明を提示しなければいけないとされ、事実上半強制的なワクチン投与を国民にさせたのは記憶に新しいところ。

 これらワクチンを打つ際に提示された厚労省のパンフ、その他ネット上での説明には「ワクチン効果は95%以上の感染回避効果が期待できる(=効果がある)とうたっている。

 決して「効きます、打てば罹りません!」とは言わないのだ。「期待されている」だの「~と言われている」だのハナから責任回避がにじみ出る言い方でワクチン説明を行っている。

 同時に、テレビメディア、ネット上での説明でもワクチンさえ打てさえすれば打った場合95%の効果が得られるの(=罹らないで済む)だから、親兄弟をはじめ周りの人にうつさないためにもワクチンを打つように!これは国民の義務だ!と盛んにアピールしたのを覚えているだろうか?「打たないのは非国民だ!」的報道が民放「テレ朝モーニングショー」中心になされた。

 上から目線で決めつけたようなアピールをする玉川徹+”コロナの女王””岡田晴恵で視聴率トップを独走したのも記憶に新しい。

 そして・・・。

 特に高齢者、それも高齢者施設や病院入院中でもともと持病があり、ひどい言い方だが黙っていても、もともと罹っていた持病悪化や高齢による「死」がそう遠くない方々がこのコロナに罹り、「死」を後押しされ、入院先の病院で残された家族との隔離の悲劇が連日TVのワイドショーや特番で繰り返され報道された。

 罹ったら大変!それで重症化したら直接会えなくなる、亡くなったら骨になる迄会えない・・。相当悲劇的な報道で国民は一時期最大級の「恐怖感」にさいなまれたのだ。

 これに、志村けん、岡江久美子、その他著名人のコロナ死で余計TVメディアもヒステリックにその恐怖感を煽り続けたのはご存じのとおり。「え、えーっ?あの人がコロナで逝ってしまたの!?」のショック効果は相当なものだった。

 しかし、この時点で「打てば95%の人が罹らないで済む効果がある!」・・とされた言い方が大間違いだという事実に注目した国民が何人いただろう?

 このネット記事を視て欲しい。2020年12月8日、奇しくも筆者の誕生日の記事で、日本国内ではまだ誰もワクチンを投与していない段階での読売オンラインの記事だ。



 これをよく読むと、ワクチンを打ちさえすれば100人のうち95人は新型コロナに罹らないで済むととる人が殆どだろうが違うのだ・・と説明している。しかし、ワクチンに救世主的頼みの綱を期待した国民の多くはそうとってしまう人が殆どだったのではないだろうか?

 ましてや、志村けん、岡江久美子という有名芸能人が相次いで新型コロナ死!とメディアが大騒ぎした直後だもの、我先にワクチン投与に並んだのは間違いない。要はパニクッていた訳だ。
 志村けんも岡江久美子も実は基礎疾患・闘病中であったため新型コロナ感染(死後・コロナ感染が判明)が直接の死因かどうか判らないという事実が後に成って出て来ている。 
 
 特にこの知名度抜群、二人の人気者の「死」は「あの人が新型コロナ感染で死んでしまった、新型コロナは恐ろしい!」の最高の宣伝塔・シンボルに成ってしまったわけだ。

 一時期、厚労省は死に至った者をPCR検査をし、陽性であれば全て「新型コロナ死」だという事で換算した。これは今でもそうかもしれない。たとえ交通事故死しても死後PCR検査をして要請であれば「新型コロナ死」と記録したという。

 しかし、ワクチンを打たなきゃ「こいつ打っていないんだぜ、コロナに罹る可能性大だから近寄るな、あっち行け!」的なムードを国内に蔓延させてしまったのが実情だろう。だから皆こぞってワクチンの列に並んだのだろうと思う。未だに風の強い屋外ですらマスクを外せない日本人だもの、ワクチン接種も同様だったのだ。

 マスクをすることで脳に酸素が不足し「マスク脳=科学的に証明されている」になる危険性や怖さより、確固たる自分の知識と考えを持てず、無責任に周りから白い目で見られる方を嫌がる変な日本人。それを助長するマスメディア。

 江戸時代の村社会・村八分への恐怖が脈々とそのDNAにすり込まれているとしか思えない。



 そのお先棒を担いだのがTV朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」の類では無かっただろうか?玉川徹と岡田晴恵がヒステリックに煽り建てる「危機感・恐怖感」は無知でTV情報をそのまま鵜呑みにする日本人の多くを一定方向へ走らせたのだろう。

 その後のワクチン後遺症・身体への悪影響、自己免疫力低下、超過死亡率の異常上昇の段になった途端、岡田晴恵はどこかに消え、玉川徹も作為的「電通ウソ発言」で謹慎を隠れ蓑に茶の間から一時消えほとぼりが冷めるまで緊急避難した。

 数字を視てみよう。あの感染を95%回避するはずのワクチンだったが、日本で新型コロナに感染した人の累計は33,778,993人(昨日2023年5月7日時点)だ。罹った人は27%もいるって訳だ。2回ワクチン接種率の90%近くと比べてみても、打った人の結構な人数が「打っても罹った」わけに成るって事だろう?

 なおかつ、コロナに罹ったより酷い後遺症(筆者も2回のみワクチン打って1年半も経つのに、昔ワクチン接種前は一切無かった平常時の突然発生筋肉痛がある)で苦しんでいる人が多いと聞く。

 


 5%は罹っても仕方がないけれど、95%は罹らないで済むから・・と言われたワクチンだったが、その予想の5倍以上が罹っている。さらには打った人と打たなかった人の罹患率を調べたら、打った人の方が掛かる率が高い!などというとんでもないデータが世界中で出ている。
 2022年5月、ちょうど今から1年前になってこんな事実が出て来て大騒ぎになったが、TVメディアは無視して報じなかった。ひたすら国も弁解も否定もしなかった。

 この差を「何故なの?どうしてなの?」と検証したメディアは未だに何処も無い。「打たなかったらもっと罹っていただろう・・・」と無責任な無知なコメンテーターも居たが、そのエビデンス(=証拠データ)は何処にも無い。問題の本質はそうではない。

 その事実を公開し、解析し、事実はどうだったのかを報道しようとしないメディアに問題があると筆者は言いたいのだ。 

 一部では報じようとしても潰されたのだろう。更にTVワイドショーなどの簡単な情報が日常唯一の新型コロナ関係情報源である多くの国民は、こういう面倒くさい詳しい記事は敬遠してしまう。

 かのYoutubeも「反ワクチン、新型コロナの真実」的な動画は削除する方向に走り、ニコニコ動画など国内発の動画サイトでのみ新型コロナとワクチン問題に関する専門的情報を得ることが出来るなど「情報源」が閉ざされた時期が長く続いた。

 今世界中が、新型コロナ過、mRNAワクチン、マスク効果に関して事後検証を始めており、色々な怖い事実が明るみに成ってきている。

 これらが判明した時に日本のメディアが「間違った報道で国民を間違った方向へ誘導してしまった」という真実が出て来てしまうかもしれない。注視しようと思う。