2022年11月30日水曜日

ヤマセミの新写真集編纂に使用する候補画像の一部。その2・水面すれすれを飛ぶヤマセミ。 Some of the candidate images used in the compilation of a new photobook of the Crested kingfishers. Part 2. They fly just above the surface of the water.

  約半月前、11月13日のこのブログでご紹介したヤマセミの危機回避行動の練習バージョン。その後もカラスに追われてこの「水遁の術」を駆使して逃げる様子もご紹介した。

http://yamasemiweb.blogspot.com/2022/11/5-wild-bird-images-that-appeared-while_13.html 

 これは先天的にDNAの中に含まれているとは思うが、実際に行うには訓練が必要なのだろう、巣立って1~2週間も経つと、盛んにヤマセミが二羽揃って水面ぎりぎりを飛ぶシーンを見かける。

 ただ単に野鳥の写真撮影をするだけの方にとっては絶好のチャンスなのだろうが、この飛行にはヤマセミの生態にとって非常に重要な事なのだ。

 基本的に野鳥の幼鳥が巣立ち後親から受ける飛行訓練は、親が必ず後ろをとって揃って飛ぶ。言う事を聞かなかったり、しっかりと飛ばなかったりすると後ろからド突いて幼鳥を水中に叩き落としたりする。

 そういう場面・シーンの連続画像も今回写真集に掲載する予定。

球磨川本流は流れが非常に早く、水面は殆どが「瀬」の状態であることが多い。


ターンの際は主翼の翼端が水面を切る場合も多い。


場所によっては波の向こうに消える場合も生ずる。

こうしたシーンには、ほんの数日間しか出遭えない。