2022年9月8日木曜日

この夏各地で出遭ったギンヤンマを総括してみた。Here is a summary of dragon fly called the Ginyanma encountered in various locations this summer.

  この夏の昆虫に関しては8月も終わりに近い29日にこのブログで「セミ」に関して総括をしてみた。意外にアクセスが多くて驚いたのを覚えている。

http://yamasemiweb.blogspot.com/2022/08/baby-boomer-generation-tried-to.html

 特に団塊の世代は、子供の頃スマホもテレビもゲームもなく、たまに空き地や広場に来る紙芝居以外は、昆虫を採集して虫かごに入れて飼うくらいが「遊びの王様」だった。

 女の子もたまには虫取りグループに入ってはいたが、そのほとんどはゴム飛びだの石蹴りでキャーキャー言いながらその嬌声を木造家屋の路地に響かせていた。

 一方、外遊びがあまり得意ではないお金持ちのお坊ちゃんなどは、切手収集、読書(貸本屋から借りたか買ったか、漫画も含む)などで屋内で過ごした。だからわりに色白はお金持ちの子、陽に焼けた子は普通の庶民の子だった。これは差別でも何でもないし、教室で日に焼けていない子を差別したり苛め(言葉で・・)たり(まだ当時は苛めなどは存在しなかった)はしなかった。

 で、外で遊ぶ子供たちが夏にあこがれるのがオニヤンマとギンヤンマだった。最近野川で筆者サンセットランの最中、トンボ採りに来ている母子に出逢ったことがあった。男の子が緑色の捕虫網で飛ぶトンボを狙っているようだった。

 野川の西武多摩川線のトイレ付近で盛んにオニヤンマを狙っていて一度いい感じですくったのだが採れなかった。で、その子に「オニヤンマは必ず同じところを回遊しているからまた来るよ!良く飛び方とルートを観察してまたチャレンジしてごらん!」と言って筆者ら再度ランに出た。

 で、30分ほど走ってトイレに戻ってくると、先ほどの男の子が血相を変えてすっ飛んできた。なんと手には大きなオニヤンマを掴んでいた。「オジサン!言われたとおりにしたら捕れた!ありがとう!もうサイコー!」と目を一杯見開いて喜んでいた。

 で、こう言った。「良く捕れたね!凄い。たぶん今年野川でオニヤンマ捕ったの君しかいないと思うよ。捕ったのは勿論凄いけれど、何度も何度も失敗してもめげないで、努力して捕ったのが凄いんだよ!」と褒めてあげた。

 たぶん一生忘れないだろう。すぐにオニヤンマを目の前で放ったのは偉かったが、筆者うっかりいつものコンデジで撮影するのを忘れていた。しかしその子はしっかりとスマホで撮影していた。

 時代は大きく変わりつつあるのを感じた今年のトンボだった。

 オニヤンマはわりに長距離を悠々と飛ぶので撮影は難しい。

 しかしオニヤンマの次に子供たちがあこがれるのがギンヤンマのオスだ。あの胴体の一部が青いのはとってもカッコいいのだなあ。

 そういう訳で今年出逢ったギンヤンマのオスの画像。

野川

井の頭公園

井の頭公園

不忍池

不忍池

不忍池

野川

野川