2022年9月3日土曜日

団塊世代はなんとか家庭内感染を防げたが、メディア報道は何の役にも立たなかった。 Baby boomers managed to prevent domestic infections, but media coverage was of no help.

  二日前のこのブログでレポートした通り、我が家には新型コロナ感染者が一人出たが筆者含む親二人(=高齢者)に家庭内感染は生じなかった。またこの先、我が家三名のうち誰かが感染発症すれば、それはまったく新しい別の感染ルートによるものと考えてよいだろう。

 実際に家族の一人が感染発症し、家庭内感染を自分たちの知識で防御できたのは良かったが、メディアの報道は何の役にも立たなかったことをこの際はっきりとしておきたい。

 この場合筆者が言うメディアはテレビ、新聞、が主なもので、雑誌・週刊誌の類はもう観なくなって10年以上経つ。PC経由のネット情報が自分の普段における情報源の80%以上を占めている。

 筆者としては通信手段としてのアナログ手紙・はがきの比率が1%もなくなり、日ごろの友人知人とのやり取りの99%がEメールやSNSになって20年ほど経った。

 このような状況下で、筆者はパソコン師匠のおかげで団塊世代ながらパソコン・ネットの波にかろうじて乗れて、ネットサーフィン(古いか?)も出来ている。

 しかし国民の高齢者のほとんどがかむにやまれず使い始めたスマホやパッド。目も耳も遠くなり、手元も不如意に成りつつある高齢者が扱うには端末ツールも文字もあまりに小さく、仕組みも使い方も複雑。

 したがって世の中の情報を得るには、どうしても大画面のテレビや新聞に頼らざるを得ないのは皆さまご存じの通りだ。

 とてもじゃない4K大画面に寄って観るに堪えない年老いた芸能人のアップ顔が嫌だと言いつつも、新型コロナに関する情報はニュースや野次馬ワイドショーを頼らなければならない。

しかし、しかしだ。我が家でコロナウイルス感染者が発生した時、「さあ大変!どーしたらいいんだ?」が判る報道は既存のこのテレビ・新聞には一切出ていない。

 TVなどのニュースや民放ワイドショーで「感染症に詳しい○○」と紹介されて解説しているコメンテータの先生方。具体的に家族に感染発症者が出た場合どうしたら良いか、判り易く解説している場面を観たことが無い。勿論1日くらいそういう特集を組んだとしても、TV画面をスマホやコンデジで撮影して自分自身に生かすなどという事はまずできないだろう?

 文字データとして残るアナログ紙媒体の新聞は、世の中の動きや役人・政府・厚労省の動きや体制がどーなったなど、各家庭の個人に関して役立つ情報は殆ど報道していない。昨日今日の読売新聞の記事を見てみよう。




救えた命が在ったはずって・・新聞は具体的に救うための役割を果たしているのか?

このような情報、明日罹るか罹ってしまったか不安な国民には何の意味もない。

 ここで筆者は声を上げて言いたい!「一体どこに感染者・感染者の家庭に対する『新型コロナウイルス対処マニュアル』が在るのだ?」

 感染予防のためのマニュアル、感染してしまった場合の初期対処マニュアル、家庭内感染を防ぐための同居人行動マニュアル、消毒徹底マニュアル・・。」既存のメディアには何処にも無いのだ。

 保健所が出して配布しているだろうか?調べた。なんと至る所からマニュアルが出ているが、どれ一つ各家庭にアナログ冊子として配布されたものはない。東京三鷹に在住の筆者の家にもポストにポスティング投函されたり郵送されてきたモノは皆無。


 各自治体や病院が独自にプリント作成するのは良いが、それぞれが各自よかろう‥と思って作成しており、医学的見地からの裏取り、何故そうすべきなのかの説明が無いものばかりだ。

 国は小さいマスクを配布するよりもまず、新型コロナウイルスの感染理由・ルート(※デルタ株とオミクロン株では違う)。及びそれに対するウイルス除菌の方法と効果などに関して詳しいものを全国民に統一で配布すべきなのではないだろうか?

 厚労省のHPには確かにマニュアルのPdf。が出てはいるが、高齢者にこれをダウンロードして読め!というのは無理が有ろう?

 新聞メディアと提携して、毎日読む新聞のどこかで良いからシリーズで「COVID-19」情報欄を続けるべきではないだろうか?新規感染者数が増えただの減っただの、死者が4万人を超えたなどという情報は国民がビビり恐怖を感ずるだけでしかない。個人に関してはそんな情報いくらあってもコロナ感染防止には何の役にも立たない。

 先ほど友が送ってくれた昔の流感(=流行性感冒予防案内)予防マニュアルから何も変わっていない新型コロナに関する為政者の「策」笑ってしまった。

 「どうしたら防げる、どうしたら広げないで済む」の具体的なこのような詳しい判り易い記事が今新聞に必要なのではないだろうか?