2021年5月22日土曜日

団塊世代は日本におけるCOVID-19 のワクチンに関してまだ疑問だらけだ。The baby boomers are still full of doubts about the COVID-19 vaccine.

  COVID-19(=新型コロナウイルス)に関するワクチン投与。連日TVニュースの半分以上がこのテーマだ。ワクチン投与で余った分を村長が村民より先に打ったからズルいだとかを声高に報道する品の無い日本のメディアマスコミ。

 宝くじの販売や映画の入場券を手に入れる列でズルをしたのと同じような扱いで「公平性」をアジるようなレベルの低い話ではなく、ワクチンの有効性や投与時の危険をまだ充分に精査できていない段階で「とにかく打てばCOVID-19に罹らない、COVID-19を人にうつさない」だからワクチンを打たないのは社会的に許されない!というワクチン警察的な考え、コメント、SNS投稿が出始めている事を憂えている。

 日本人体質における特異性の治験も充分に行わないまま、COVID-19ワクチン各種を我先に打って行くこと自体筆者は懐疑的なのだ。




「海外ではこうだから」「欧米ではこうだったから」だけの又聞きエビデンスで「とにかく人より先に打たねば・・・!」という群集心理で我先にと予約をする高齢者群に多少の違和感を感じている。

 筆者は過去において抗生物質による薬害で、肝臓の各検査数値が基準値の17~20倍を出すほど大規模な薬害症状(倦怠感・発熱・全身蕁麻疹)を出したことがあった。またジバチ4匹に刺され3年近く蕁麻疹が出て苦労したり、山奥で猪に突進された際カメラを抱えたまま倒木を蹴ってジャンプし着地で転倒して裂傷を負い、切り傷から入った雑菌による感染症で全身蕁麻疹となり、ステロイド剤で一命を取り留めたことがあるので薬やワクチンを簡単に体内に入れる事は医師に止められているのだ。

 したがって普段からのみ慣れた鎮痛解熱剤(年に2~3度)以外はサプリから胃腸薬に至るまで服用しない。親類の医療関係者にもそう言われ続けている。

 その代わり、普段から健康管理、運動・体力維持、免疫力強化には人一倍努力してきている。酒は一滴も飲まない(=アルコール分解酵素が無い)喫煙もしない・・これでCOVID-19に罹ってしまい重症化して死に至った場合は「運命」だと思っている。

 昨年2月初め(今から15か月前)に何らかの感染症にかかり33時間寝るだけで急激に回復したのだが、中国春節の観光客が溢れる東京南町田のショッピングモールを3往復(必要に迫られ通過のみ)したので、ひょとするとCOVID-19に誰よりも先に罹っていた可能性は否めない。この事で筆者に抗体が出来ているとは思わないが、それ以降COVID-19の症状も季節性インフルの症状もない。

 色々、ネットその他で一生懸命COVID-19の勉強はした。少なくとも玉川徹など聞きかじりの素人コメンテーターが集まって、TVで言っている事を鵜呑みになどはしない。しかし「打てばコロナには罹らない、打てば人にうつさない・・。」は一体どこまで本当なのだろう?

 日本における死亡率の高い質病疾患に関して死亡数を死亡順位別にみると、第1位は悪性新生物の37万3547人(人口10万対死亡率300.7)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)の20万8210人(同167.6)、第3位は老衰の10万9606人(同88.2)、第4位は脳血管疾患の10万8165人(同87.1)、第5位は肺炎の9万4654人(同76.2)

 これらに対して季節性のインフルエンザが3,500名程度。米国では1万人を超える。一方でCOVID-19は15か月間で12,000名強だ。上記疾患類に比べると格段に少ない上、新型コロナ死と言われるものには、末期がんで亡くなった方がPDR検査で陽性だった場合もすべて新型コロナで亡くなったとカウントしている。基礎疾患・既往症・治療中ではない若者が感染死すれば大きなニュースに成るがその実数は非常に少ない。

 メディアで増幅された情報・恐怖感でCOVID-19に関する真実が見えていない現在、早計に沈むかどうかも判らない船から逃げ出すネズミの群れには、入りたくないのが筆者の考え方だ。

 その結果のCOVID-19に関する自分なりの判断と、自分の体質、打った際の予想される副反応を考慮して、沈みゆくタイタニックの甲板で我先に救命胴衣を奪い合うような群集の一人には今の所成るつもりはない。これから先は確率の問題だ。

 最終的にワクチンを打つ打たないの判断、たとえ納得がいって打つにしてもその時期その他は自分でしっかりと考えて行いたい。

 ワクチンをある程度打ち始めた日本だが、5月連休を過ぎて、オリンピックの聖火リレーが進むにしたがって東京よりも地方の方がPCR検査陽性者数が急増している様だ。北海道にしろ沖縄にしろ急増し、10万人当たりの感染者数は東京よりはるかに多い。これは観光に行った人間が現地で酒を飲み危機回避を忘れ大声で歓談したからだろうと思う、あくまで個人的勘だが・・・。




 COVID-19の感染拡大が酒の入った人間の行動結果に非常に理由が存在するという事は紛れもない事実だろう。日本が海外の様に強制的外出禁止に踏み切れない、政府関係者や医療関係者がこれを声高に言えないのは自分たちも酒飲みだからだ、どこかで飲みたい会合したいからだ。けじめを付けられない他に厳しく自分に甘い日本人社会独特の理由だろう。

 一方ではワクチンを打ち始めると感染者数が拡大するという不思議なデータもあるようだ。

         

イスラエルの様に強制的にワクチンを投与しほぼ完全に感染を抑えた国があるかと思えば、ワクチンを投与する事で、逆に感染が拡大している国も存在する様だ。

 今しばらく事の推移を注視してみたいと思う。季節性インフルとそう極端に変わらない感染率や致死率のデータを見るにつけ、日本におけるCOVID-19狂騒曲に首をかしげてしまうこの頃だ。