2021年5月25日火曜日

霧ヶ峰はノビタキとホオアカが活性化中! The Siberian Stonechat and the Chestnut-eared bunting are activating started in Kirigamine Plateau!

  日曜日の昼に出て、月曜日の昼に戻る24時間弾丸探鳥行。中央高速がガラガラに空いていた時間帯でスムーズに往復出来た。

 行程の途中、八ヶ岳PAではツバメが盛んに泥を運び巣作りをしていた。東京では既にヒナが巣立とうかという状況なのに対し、やはり標高1,000m付近では1か月ほど遅い様だ。

 標高1,000m付近の富士見峠から諏訪盆地に降りると、右折して霧ヶ峰へ上がるR424諏訪・茅野線への途中左側のコンビニの裏の河川(上川支流)の葦原で盛んにオオヨシキリが鳴いていた。この時期は走る車からも窓を開ければケケッ、ケケッ、クワッ、クワッ,クワッ♪ギョシギョシギョシ♪と甲高い大声で盛んに鳴いているのが聴こえる。

 これらのレポートはまたにするとして、今日は本命の八島湿原での様子レポート。

 まだまだ高原の朝は気温が低く、奥の御射山ヒュッテではまだ夜遅くから早朝はストーブが必要な状況。湿原の木道周辺はやっと草木が芽吹き始めた様子で東京で言えば「早春」状態と言って良いだろう。この様子は明日にでもレポートしてみたい。

 今回の弾丸ツアーは一応探鳥行なので、とりあえず定点観察的シンボリックな種のレポートから・・。

 ノビタキのオスは完全に頭が黒くなっており、空中を囀りながらホバリングする姿が幾度も見かけられる。メスは口いっぱいに枯れ草を頬張り巣作りの真っ最中のようだ。勿論羽虫のフライングキャッチは盛んに行っており観察は容易だ。

もう、観光写真の様な佇まいを見せてくれるノビタキ。




上の画像と同じ灌木だがノビタキとホオアカが入れ替わっている。

 しかし、その行動時間は日の出(04:20頃)から09:30くらいまでの間に限られ、それ以降は静寂が訪れる八島湿原だ。東京からであれば午前1時に出て日帰りするか、前泊して朝早く八島湿原へ入るしかないだろう。

’50~’60年年代のチロリアン・スキーセーター柄の様なホオアカ。

木道脇の大きな樹で一心不乱に囀っていた。

 一方、もう一つの湿原の主、ホオアカも囀り始めており、その存在感をアピールしている。この二種は仲が良いのだろうか?一本の灌木に30分の間幾度も同居している様子を撮影出来た。