2020年6月11日木曜日

続・幼鳥教育時のヤマセミの親の苦労話。 This is the story of the Crested kingfisher parents struggling during the young bird education Part2.

 オフィスビル・クライシスが音もなく静かに進行中だ。首都圏の貸しビル業界は戦々恐々だろう。新型コロナウイルス禍で世界中のワーキングスタイル、ビジネススタイルが急激に変化しつつあるこの3か月。

 オフィスのデスクワークだけで済むビジネスマンの職種は、自宅でのテレワークで今後仕事自体が完結してしまう。勿論、筆者が永年行ってきたようなプランニング、プロデュース、国家レベルの大型イベントの企画・運営・実施・国際スポーツイベントは全く無理だが・・・。

 メディアは何でもかんでもテレワークで出来るような報道をしているが、実際はそんなにイージーではない。このことは、このブログでも5月19日に投稿した通りだ。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/05/emergency-report-what-will-happen-to.html
 しかし、全体の30%程度のビジネスでオフィスの存在理由・在り方が変わるとすれば、現在ある都心のオフィスビルの30%は不要・解約に成る感じだ。これは想像するだけで相当なクライシスとなるだろう。

 パソコンメーカーなどはカメラメーカーのようにサービスセンターを設けず、最初からネット上での対応しかしてこなかった。特に海外ブランドはそうだ。印刷物のカタログがあって、店頭案内があって、電話での消費者窓口があって対応してきた客商売が、いつの間にかネット上でのチャットや「よくあるお問い合わせ」などで済ましてしまおうという風潮は色々なジャンルに良くない影響が出ている。
 ビジネスにおける会社=オフィスの存在も「自宅でのテレワークが当たり前」となれば出来ないこともないという事実が、今目の前で証明されつつあるのだ。

 貸しビル業界は早急に「今目の前にある危機」を理解して、対策を取った方が良いと思うのだが・・・。


 で、今日の野鳥ブログは昨日の川辺川でのヤマセミの子育ての続編。昨日までの状況は二羽の幼鳥に対し給餌体制に入った親が、なぜか餌を与えずいきなり飛び立って幼鳥たちから遠ざかった場面から続く。

最初の岩に集合する二羽の幼鳥。

と、親が奥の岩へ移った。

幼鳥もそれに付いて岩を移動する。

しかし親鳥は何故か急に飛び立って川辺川の中央部分ではなく岸沿いに向かった。

幼鳥たちから充分離れたところで、咥えていた獲物の魚を何故か岸へ放ったのだ!

 その直後だった!大きなトビがその放棄された獲物めがけて急降下したのだ。パニック起こして左に逃げる幼鳥2羽!親鳥は獲物を放棄したのち右手前に飛んで逃げている。

 画像を幾度も精査した結果、餌を咥えたヤマセミの親がトビの存在と狙われているのを察知し、幼鳥に餌を与えてしまうとそれをトビが襲うと判断、給餌を中止して危険回避のため咥えた餌を放棄する行動に入ったものと推察するのだが如何だろう?

 そうだ!と決めつけてしまうだけの確信が無いのだが、此の連続画像を見る限り、そうとしか判断できない。明日はその後の行動をご紹介する予定。