2020年6月21日日曜日

週末は上野不忍池、季節ごとの定点観察。 On weekends, Ueno Shinobazu Pond and seasonal fixed-point observation.

 このブログでも毎年4回以上は上野不忍池の自然観察を行っている。不忍池をびっしり埋める蓮の変化はもちろん、池及び周辺にいる動植物の変化を画像で追っている。

 蓮の花はこれからの2か月が一年で一番華やかなシーズンだ。午前中早い時間に行けば開いた多くの蓮の花を観る事が出来る。昼過ぎには閉じるものが半分以上。此処のは殆どが同じ種と思われピンク色だ。

 以前、熊本県の人吉市へ初めて行った時、城跡の池も国宝青井阿蘇神社の池の蓮も、ごく一部を除いて真っ白だったので驚いたことがある。桜の花だって200種以上あって、濃いピンクから白、はたまた薄い緑色まであるほどだから蓮の花だって黄色や薄いブルーがあるのかもしれない、まだ観たことはないが。

 昨日の感じではあの広い不忍池で咲いている蓮の花は周回道路から目視できるもので10個は無かったような気がする。まだまだ一分どころか0.5分咲きといった感じ。蕾もまだ硬くて小さかった。

 冬季にうるさいほどいるユリカモメ、カモ類は全くいない。夏季でも居そうなカイツブリやカワセミも声すら聴こえなかった、多分繁殖中なのかもしれない。
 スズメだけは常連さんの手に留まってパンくずを食べていた。そのほか居た野鳥は鳩系とカワウ程度。昆虫は此処の名物電気トンボ!胴体の真ん中だけ白くて同じところを行ったり来たりするトンボだ。本名を「コシアキトンボ」という。

 同じ所を行ったり来たりするのは縄張りを主張しているのかもしれない。動物は縄張りを主張する場合が多い様だ。飲んべえが行きつけの店を作るのとは少し違うかもしれないが。

 帰りに上野御徒町のアメ横を観てみたら恐ろしいほどの人が戻っていた。医学的・伝染病的に考えて「往来制限解除」などまるで根拠のない行政的ルールなのだが、一般国民は「さぁ、自由だ、元に戻った!」と、今までの自粛の憂さを晴らすように盛り場に繰り出す!間違いなく2週間後には数値に反映されて皆青くなるのではないだろうか?「ひょっとするとオイラもあの週末の盛り場で感染したかも?」と思い出して・・・。

 で、不忍池の蓮と電気トンボ中心に定点観察画像!

池の周回道路は立葵(たちあおい)が良い感じで咲いていた。

紫陽花も今が満開。

こうしてひょろ長いのを見られる場所はごくごく限られている。





此の蓮の花をグルグルと電気トンボが回っていた。


コシアキトンボ(通称:電気トンボ)


アメ横の人の波とあまり変わらない鯉の集団。


真ん中を通る勇気はなかった。交差する縦の道路から撮影。